そうしてハルと話していると、時が経つのを忘れた。
お互い沈黙でも、お互いの存在を感じていたから。
「寝てない?」とか時々つっこんで。
そうしてると、彼が「やっぱダメだ。ふっきれてないわ。」
そう言った。
友達としてやってくと決めて二日しか経ってなかった。
そんな状態で電話をしてしまった自分を少し後悔した。
さっきまでは余裕で、
「ふっきれるまでは頼っていいよ。どんどんw」
とか言ってたのに。
話してたらだんだんやばくなってきたらしい。
そんなことを言われると、私もどうしていいやらわからない。
お互いやばくなる前にお互いでとめなね。
そんな約束してたから・・・私が止める番?
「まぁたそんなこと言ってw」
笑い事にしようとしたけど。なんか通じない。
「はぁ。オレどうしよ。」
「何が?」
「いますっごいさゆを抱きしめたい」
「・・・私もそうしてもらいたい気分。弱ってますからw」
(出来るならそうして欲しいよ、私だって)
「はぁ。。ダメだよな。こんなこと言ったら」
(そうだよ。また期待しちゃうじゃん!)
「あーあ、また朝になって落ち込むのやめてよ?
朝になったら忘れるからさ。」
「・・・」
(自分だけ正直になる彼に我慢できなくなった私。)
「私も一回だけ言っていい?」
「ん?いいよ?何?」
「あのね・・・」
「うん」
「・・・だぁいすき」
「・・言っちゃったな」
「言っちゃったw」
「もうウチ来るかぁ?」
「あはは。また言った」
これじゃまた前と一緒。ダメだ。
また彼を苦しめる。
そう思って、笑い話にしようと努力。
だけど彼のほうが暴走・・。
前と逆だな。前私のほうが暴走してたけど。
今度は彼が・・。
とりあえず、これ以上の深夜の電話はヤバイってことでお開き。
夜のテンションって・・・つくづく怖い。
ほんとに「友達」でやってけるかな。