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こんばんは、我が家の愛猫 ミーちゃんとの別れの日の事を引き続き書きます。
車でペット葬場に向かった私達家族とミーちゃんは、高速を出て千葉の市街地をしばらく走り
山の中にあるペット葬場に着きました。
山の中と言っても そんなに高い山の奥というわけではなく、街道から横に反れた狭い上り坂の林道を少し入ったところに火葬場はありました。
ミーちゃんの入ったケージを業者の人に渡し、車を出ます。
自然の匂いがしました。
火葬場の中に入ると、供花できれいに飾られた祭壇がありました。
ミーちゃんをケージから出し、お気に入りだったクッションの上に乗せて箱に入れ、
生前に食べていた猫のごはんや、ミーちゃんが小さい頃によくじゃれていた「友達」ゴマちゃんを入れてあげました。
ゴマちゃんは確か、私が昔UFOキャッチャーでとってきたものでした。
ミーちゃんはよく このぬいぐるみを枕にしたり、抱っこして遊んだり
「これで遊んで」と、くわえて持ってきたりしました。
さんざんじゃれたおかげで、ゴマちゃんのぬいぐるみの尻尾の部分は噛みあとでボロボロになっていました。
年をとってからは、じゃれなくなってしまったので どこかにいってしまっていたのですが
出際に兄が見つけてくれました。
父がゴマちゃんを枕にしてあげました。
ミーちゃんとの最後の別れに それぞれ御線香をたてました。
いよいよお別れなんだなと思うと悲しくて、今にも息を吹き返しそうなくらい安らかな顔を見ているとね、
ミーちゃんの姿をこの目で見るのも最後だと思うと 悲しくて仕方がありませんでした。
最後にミーちゃんを撫でて、顔の近くで
「本当に今までありがとう、ゆっくりお休み
ミーちゃん、またね。」
と言い、火葬場を出ました。
葬儀業者の人に、
「今は暗いので見えるかどうか分からないんですけど、昼間ここから見ると、天に昇っていく煙が見えるんですよ。」
と言われ、4人で火葬場の外に立ち、屋根と空を見上げました。
私は、「ミーちゃんが今 天にかえって行くんだな」と まるで我が子を送り出すような気持ちで、
暗い空と林を見上げていました。
もう真っ暗でしたので煙は見えませんでしたが、
一度ね、大きな火の粉がひとつ 屋根から外に舞い上がったのが見えたんです。
すぐ消えずに、数秒の間 空を舞っていました。
私には、ミーちゃんが「みんな、さよなら」と言って天に昇って行ったように見えました。
火葬は50分ほどかかると言われ、それまでの間 待機所で待つため車に乗ります。
待機所の付近に着き 車から出ると、辺りは真っ暗でほとんど何も見えません。
業者の人が二本の懐中電灯で道を照らしながらゆっくりと歩き、私達は後をついて行きました。
そこは山の頂上付近で、ペット達の墓地でした。
そこは山の頂上付近で、ペット達の墓地でした。
ワンちゃんや猫ちゃんの、たくさんのお墓があります。
皆、きれいな花が供えてあったり 可愛い字でペットの名前が書いてありました。
大きな仏像があり、足元の台座には入口があって その中は霊牌堂になっていました。
私達は御線香をあげた後、そこに貼ってあるペット達の写真を見たりしてから、近くの待機所に入りました。
私達は御線香をあげた後、そこに貼ってあるペット達の写真を見たりしてから、近くの待機所に入りました。