私、変な思い込みがあって、kpopのコンサートは若い人が行くものだと思っていたんです。
私の近所に住む人が某グループのコンサートに数年前に行ったのですが、女子高生ばかりでめちゃ浮いてしまった、あんなもの行くものじゃない、居心地悪かったという話を真に受けてしまっていたのもあるし、娘が一緒に行ってくれるのを待っていたところもあったかもしれません。
いつか行こう、いつかが来たら行けるかなって。
でも激しく後悔しました。
いつかだなんてだめなんだ、行けるときに行っておくべきだったと。
コン・ユ君つながりで知り合った関東に住むお友達(CDを譲ってくれた人とは別の人)とLINEで繋がっていて、そのお友達もバリバリのシャヲルちゃんで、ジョン君が亡くなってから、それ以降2人で悲しみを共有しながら話していたら、京セラ1日目一緒に行ってくれませんかと声かけしてくれました。
見ず知らずのシャヲルちゃんよりジョン君のことを悲しんでくれる私と行きたいと言ってくれました。
私ごときが行っていいものかと一旦躊躇したのですが、もしかしたら5人を感じられる最後のコンサートかもしれないとありがたく行かせてもらうことになりました。
初めて行くSHINeeのコンサート。
5人だけど5人じゃないSHINeeのコンサート。もう目に見える5人のコンサートには行くことができないんだなと改めて思いました。
おしゃぶり?リング?型のペンライトもちゃんと購入して会場にはいりました。
だいぶ時間が押してから始まりました。
1曲目からオニュ君が泣き出して…
それに私の横の席の2人が始まった途端、席に崩れるように座りそのままどこかへしばらく消えてしまった時には、このコンサート一体どうなってしまうんだろう…と私まで激しく動揺してしまいました。
こんなに悲しいコンサート、する必要があったのだろうか、メンバーも悲しみをこらえ必死に歌い、パフォーマンスしてましたが、それを観ている私達も悲しいし、お互い悲しみが共鳴してさらに増幅されていくようなツラいツラいものでした。
きっとリハーサルの時から涙が止まらなかったのではないかなと思いました。
こんな苦しい思いをしてまでそれでもシャヲルのために全ての観客のために、ひいてはジョン君のためにもと踏ん張ったのかと思うと涙が溢れて止まりませんでした。
でも正直、ジョン君の抜けた穴はとてつもなく大きく感じられて、これからのSHINeeはどうなっていくのだろう…と不安になりました。
あの変幻自在な伸びのあるジョン君の声。
ああ、やっぱり行けるときに行っておくべきだった、ジョン君の生声が聴けないことをどうしようもなく残念で後悔してもしたりなかった。
ツラくてツラくて仕方なかったです。
でもね、それでもこのコンサート、行けて良かったと思うんです。
ツラかったけど悲しかったけど、会場に居る人達みんなで悲しみを共有できたし、ジョン君のことを思えたし、なにより4人の嘘偽りのないありのままの姿を見ることができた。
名前のようにいつもキラキラ輝いているアイドルであるべきだったかもしれないけど、ありのままの人間としての4人を見た気がします。
今でもジョン君のことを思うと涙が出ない日はないけど、やっぱり悲しいけど、4人が頑張っている姿を見ていると我が子のように情が湧いてしまいました。
だからこれからも私なりに応援していこうと思います。