この凄惨なテロ事件に何を書けばいいのだろう。
イスラム教徒のはしくれとして申し訳ないと恥じ入ることが、
初めてでないことがなお心苦しい。

イスラム国を構成するのがイスラム教徒であるのに、
イスラム教徒達が、自らのたまう。
私達は善良なイスラム教徒であり、あのテロ犯とは違う と。

テロ犯とその他大勢が、同じではないと判断するのは、
自分達ではないのに。
被害者にまでなりたがる。

その傲慢さに辟易する。


お前らも同じだ とでも言われようなら、
省みることなく、逆恨みし、またテロ犯が生まれる。
それは、そういう素地がイスラム教徒にあるからだ。


きっと、この宗教には、大きな欠点があるのだろう。


コンビニでバイトする娘が、会話をしたホームレスは、
ご飯を食べることを拒否し、人目を避け、
1本の酒だけを買う。
手持ちの金がなくなったら、死ぬしかないと、コンビニ裏のゴミ箱の傍らにうずくまっている。
何も出来ないで、彼の人生を想像し涙をためるだけの私達。

人の命はこんなにも心に痛い。

たった一人生き残った方のご家族は、
自分の子供だけが助かって申し訳ないと口にしたそうだ。

この苦しみの深さに、私は言ってやる。
ラマダン月の全世界のイスラム教徒の善行を持ってしても、
この蛮行は許されない。



日本政府は援助なんかやめればいい。

志ある命達が危険を脅やかしてまで、成し遂げる価値なんてそこにはない。