健康だけが取り柄だと、根拠のない自信があった。
断食のせいで病気になったわけではないが、
断食中に病気がみつかった。

最悪な結果は免れそうだと、昨日の結果にほっとしたが、
電車内の杖をつく老婆よりも
私は不健康なのかもしれない・・・と。
自分より年配のおばさんたちの日常生活を
うらやんでいた数日だった。
 
精神力で空腹も喉の渇きも支配できると思っていた。

でも、体の悲鳴には耳を傾けるべきだと、
普通の人間なら常識であるようなことに、
今更ながら気がついた。

服薬を理由に、断食をあっさりやめた。

常にどこかで、何かを我慢する生活スタイルになっていたらしい。


重度の糖尿病なのに、断食を続ける義母。
それが命を縮めても、ひっくるめて神の御意志なのだと
彼女は受け止めているそうだけれど。

それが、信仰心なのかどうなのかはわからない。