画面にはアフリカの飢えた子供が映し出される。


大きな瞳がひもじさを訴える。


それよりも大きな子供達の、食物を求める長い行列。



画面の子供達をかわいそうに・・・とか、無意識に視線を流してきたことがあったかもしれないけれど。




いくつかのラマダンとイードを経験した私の答えは、


もしかしたら残酷だ。



民族同士の内戦、レイプ、不信・・・・


たくさんの悲しみや憎しみや怒りをもった周囲の大人たちに育てられた子供達は、


たとえ一杯の食事で空腹をやわらげられたとしても、



やがて、他を殺したり、破壊したり、


憎しみを抱かせる人間に育てられるのだと思う。


もちろん、数少ない貴重な例外もあるとして。




その責任はその国にあると思う。


その国を構成している国民にあると思う。


その国に生まれたことを憂う前に、


しなくちゃいけない努力があるはず。




安易に外国に援助を申し出るその姿勢は、

結果的にはなにも生み出さないのだと。

生み出さないどころか、害悪をまき散らすだけだと。




千葉法務大臣には通じないかもしれないことが、残念。