悪意を持つ視線を感じながら。
ケタケタと小馬鹿にあざ笑う声を聞きながら。
私は甘えていたのだと思う。
そして、それは今もそうなのだと。
まあるい大きな円の中、
私の丸は、中心からは端っこで、そして小さくて。
社会に向かってアピールするには、
それなりの技術ってやつが必要なんだね。
署名運動が始まって、
たくさんのやりとりの中、
私は自分の言葉を発することしかできなかった。
知らないことはたくさんあり、
必要なスキルは身についてはいなかった。
多くの悲しみと自分の苦しみと希望のある助言を凝縮させれば、
その小さな丸が輝きを持ち、
周りの善意に後押しされて、
周知のものになるように、
中心に押し出され、
自然とうねりとなって、
法改正になるものだとそんな受動的なことを思い描いていたのだから。
それでいて、
そうでなければ、
本物ではないと、
甘い私は頑なに思ってる。