もうすぐで一ヶ月を迎えることになる。


我が家が不自由な生活を余儀なくされてから。


このトラブルの張本人がどこの誰だかわからないというのは、建前で、


おおよその目星はついている。


我が家に向かって右へ二件目の


祝祭日には国旗を掲げるあの家の住人だ。おそらくは。



我が家の玄関が接する道路は開通前の舗装された状態で、


ゆうに20年以上も片側はガードレールでふさがれた状態で、


もう片方から車の出入りができる


みんなの駐車場として利用をされていた。


幅は二車線分で、長さは100メートルぐらいの土地である。



そこを駐車場利用することををおもしろく思っていない人たちがいるらしいとは最近耳にしたのだけれど、


この道路二車線分の家の前の広い土地は、


このあたりの家にお客さんが来たときには、


他の交通の邪魔になるような路上駐車を解消するのに、


とても役に立っていたのでした。



おそらくあの家の住人が再三にわたり、都○公団に文句の電話を入れたのであろう。


夫がパキスタンにいっているその時期に、


何の説明もなしに、立て札のみで


開いていた側はガードレールでふさがれてしまった。



一番迷惑を被ったのは、あたしんち。


だって、玄関はこちら側で、裏の細い道路には幅50センチしか接していないのだから。


しかも、車が走るのに困らないくらい幅の広い歩道には赤いプラスチックのポールが2本立てられた。



昔からふさがれていたガードレール側の歩道から、


4WDの車で、歩道へ乗り上げて、車道へ下りて


断固として家の前に車を止める夫。


あるいは赤いポール2本ををそのまま押し倒し、


4WDの車で、歩道に乗り上げ、車道へ下りて


我が家へたどり着くこともある。




そして、ポールの立っていない側には円錐形の石が歩道の真ん中へ置かれることになる。


車の通行の邪魔になるその石を持ち上げて道路の脇に転がす夫。


それを戻す都○公団職員。


何日かの繰り返しのあと


円錐形の石のほかに赤いプラスチックのポールがさらに1本加わった。




先日、たんすを4つもリサイクルショップで買ってきたときには、


夫の友人が乗ってきたクレーン車で、勝手にガードレールを移動させてしまったし、


そして、我が家の要らないたんす類を積んだトラックが出たとたん、


再びそこは都○公団によって封鎖されたのでした。


あまりのすばやさにやはり隣りの隣りの住人への疑惑はますます深まるのだが、


決定的な証拠はまだない。




道路が開通するのであれば、かまわない。


あるいは開通に向けての道路整備ならかまわない。


でも、道路はそうそう簡単には開通はできないよ。


だって人のまばらなニュータウンのはずれにあるわたしの住む町は、


今現在ある片側2車線の道路ですら、すでに閑散としていて、


しかもその先に道路を作るためには橋脚をまず立てなければいけないのだから。


そしてその先の道路はまだ作られていもいないのであるのだから。



我が家と利害関係のない人でも、

”あそこをふさぐのは嫌がらせですよね”と口々に言う。

だって、うちの玄関はここの道路にしか接していないのだから。


けれど1ブロック先の同じような道路はふさがない。

だってそこは田んぼへの入口があるから。



車を止め続ける夫。


それを阻止したい都○公団。


 

両者感情的になりながら、エスカレートを続けるいたちごっこ。


果たしてどうなるのでしょう。



夫はフォークリフトを持って来てガードレールを移動させると息巻いている。



免許を持たない私は今日もママチャリをこいでいます。