こんにちは
ブログにご訪問頂きありがとうございます m(_ _)m
今週ギュルハンが
「ボクはあと数ヵ月で引きこもりになりそうだ。 ボクはそれが怖い」
というメッセージを送ってきました。
しかも「Hikikomori」と、アルファベットなんだけど日本語を使ってきました。
以前に色々悩みを抱えていたり、彼の姉のギュンヌルも繊細だったりするので、心配して何か悩みがあるのかと聞いたところ、
今、自分の家で仕事をしていて出掛けてられないのでHikikomori になりそうだよ (^_-)
だそう。テヘペロな感じでした。
Hikikomoriってこういうことでしょう?という意味をトルコ語で説明してきたのですが、かなり変な状態でした。
どうせまたジャポン・チャンネルか、いい加減なネットの情報で憶えた「Hikikomori」という新しい言葉を覚えたので、ただ使ってみたかっただけのようです。
外国語を覚えたての時って(あと子供が新しい言葉を覚えた時とか)、とりあえず仕入れた単語を使いたがるものですよね。
もしかして私もトルコ語を使う時にこのような場面があるのかもと思いました(多分去年あった)。
本来の意味を説明して、注意しておきました。
トルコ旅行記2019
このお話の中の会話は
ピンクの文字がトルコ語
青い文字が日本語
グリーンの文字が英語
でお届けしています。
ただの一旅行者の旅の記録です (^^)
異文化交流だけれど
国が違っても人の心は大差無い、という私の目線で繰り広げられる世界をお楽しみ頂ければと思います☆
(だから会話を多くしています)
前話
の続きです。
牛乳を使ったスイーツが一段落したお母さん。
次は自家製のサルチャ作りの続きをやるよう。
ほんと一日中キッチンにいるよねぇ。
よく働く。。
サルチャとは、トルコの家庭に必ずあるトマトペースト。
ただのトマトペーストではなく、発酵食品なのだそうです。
日本の料理に例えると、お醤油や味噌のように料理には欠かせない存在で、何にでも使え料理にコクが出て美味しいのです。
各家庭で作り方が違うと思うのですが、生のトマトを刻んで細かくし、塩をまぶして天日干しにします。
天日干しにすると発酵されます。
ペースト状になるまで撹拌し、更に干します。
私がここの家に来た時は既にこの状態で、2階のバルコニーに天日干しにされていました。
大きなお皿ですが、このサイズのお皿やお盆に広げられたサルチャの素が何枚も干してありました。
↑ だいぶ水分がなくなった状態。
どれだけ大きなお皿か分かるでしょうか。
鍋で、更に水分が無くなるまで、よく 煮詰めます。
ここからはお母さんとギュルハンの共同作業。
交代し、清潔な瓶に熱々のサルチャを詰めます。
できあがるのは、味噌くらいの固さです。
かなり瓶いっぱいに詰めます(多分空気をあんまり入れないようにかな?)。
鍋掴みを手にはめて待ち構えるギュルハン。
お母さんから渡された熱々のサルチャの瓶に手早く蓋をします。
かなりギュギュっと固く締めます。
これの繰り返しで、鍋の中のサルチャが全部無くなるまで続きます。
こうしてサルチャの瓶が、いくつも大量生産されました。
お母さん : これを日本に持って行きなさい
と、大きな瓶を2個 渡されました。
夏だし、冷蔵庫に入れておくのでは?と心配しましたが、発酵食品で、常温で長期保存ができるそうです。
これを帰るまで、滞在中借りているギュルハンの部屋のクローゼットの中に入れておきました。
私はサルチャをまだ使った事がなく、こんなにたくさん貰っても使いきれるんだろうか?と思い、1瓶はトルコ語の先生にあげてしまったのですが、後々、人にあげてしまったことをとても後悔しました。
トルコの母の味だから、トルコ人である先生には喜んでもらえたのは良かったのですけどね。
野菜を炒める時に使ったり、煮込む時に使ったり、パスタに使っても美味しいし、サルチャをオリーブオイルで伸ばしてスライスしたパンに塗っても美味しい (・∀・)
(生の野菜に付けて食べても美味しかった)
コクがあるので、なんでも美味しくなっちゃうのです。
サルチャが無くなってしまう時は、本当に本当に寂しかったです。
常温で大丈夫と言われましたが、やはり日本の夏は信用ならないので、冷蔵庫に入れて保存しました。
すっかり私の胃袋を掴んだサルチャ。
いつか自分でも作ってみたいと思っています。
続く