【新・トルコ旅行記】⑭ 帰りの寄り道① 一期一会ですから | 光を届けるパステルアート 心の宇宙に還る旅

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こんにちは 晴れ

 
 
ご訪問ありがとうございます m(_ _)m
 
 
 
新・トルコ旅行記
 
 
このお話の中の会話は
 
ピンクの文字がトルコ語
青い文字が日本語
グリーンの文字が英語
 
でお届けしています。
 
今のところトルコ語しか出てきませんが・・・
 
 
 
 
お墓参りの帰りに立ち寄った一軒の農家。
 
 
メロンを買うだけだと思っていたら、他にも野菜などを買うらしく、門の外から敷地の中へ。
 
 
庭の中を見て回っていたら夕食に呼ばれました。
 
 
 
 
 
庭先の竃で煮込まれていた、豆と羊肉の煮込みと
同じくこの家で焼いたパン、そして自家製のサルチャ
 
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サルチャとは、トルコのトマトペーストです。
 

スーパーマーケットでも普通に売っていて、トルコ料理には何かと使う存在。
日本でいう、お醤油や味噌などと似たような立ち位置でしょうか。
 
 
 
さすが農家。
サルチャも自家製。
コクがあって、口に入れた時の香りすらも美味しい。
更に辛味を丁度良く加えてあって、絶品なうまさ!
 
 
これだけパンに付けて食べても美味しすぎました。
 
 
 
 
 
そして
 
 
青トウガラシとメロンの漬物(ピクルスっぽいけど、やはり漬物の方が近いかも)
 
 
 
 
 
床の上に布が敷かれ、お盆の上に乗った絶品の煮込み料理。
 
 
 
ひとつの器を囲むようにみんなで円く座り、スプーンですくって一緒に食べます。
 
 
 
 
こういう雰囲気
 
 
ものすごく楽しい 
 
 
 
 
 
 
・・・と
 
私の斜め前に置かれているお塩のボトル
 
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ギュルハンが
 
パンの上にタマネギを載せ、上から
 
 
大量の塩
 
 
 
 
いや、タマネギが辛いから、食べやすくするために塩をかけるのは分かる。
 
 
でも
 
 
塩の量が尋常ではありませんでした。
 
 
 
 
ちょっ・・・
 
あんた・・・
 
早死にする気ですか!?
 
 
 
私 : ダメです。 かけすぎ! やめなさい!!
 
 
怖くなって塩のボトルを奪いました。
 
 
 
 
だから腹が出るんだよ。
 
 
とは言いませんでしたが。
 
 
 
 
 
 
お母さんは、煮込み料理も漬物も、かなり気に入った様子で、絶賛していました。
 
 
 
みんなも、とっても楽しそう kirakira*
 
 
 
 
料理が少なくなってくると、新たに注ぎ足されます。
 
漏れなくパンも切ってくれ、ホイホイ渡されます。
 
 
 
 
3人とも、特にお母さんとギュンヌルは恐縮して
 
 
あなた達の夕食ですよね?
私達はもう大丈夫ですから!
 
 
と遠慮するものの、おばあちゃんは
 
 
いいから、いいから グッ
 
 
と、どんどん出してきます。
 
 
 
おばあちゃんのご好意を無駄にしてはいけない・・
 
 
無理に与えているのではなく
 
 
自分がそうしたいから
 
 
偶然やってきた客人に、惜しみなく、自分のものを差し出している。
 
しかも、楽しそうに。
 
 
 
 
お言葉に甘えて、私は遠慮なく戴く事にして、モリモリ食べました。
(タマネギ以外)
 
 
使い方が間違っているかもしれないけれど
 
一期一会ですから。
 
 
 
ここ、観光地ではないので、何らかの理由で住んでいる以外、多分日本人はほぼいないのではないかと思います。
 
 
彼女にとって、初めての日本人。
 
 
 
おばあちゃんの記憶の中で
 
彼女の作ったお料理を、遠慮しないで美味しそうに食べた
 
遠くからやってきた日本人がいたって・・・面白い思い出にしてほしい。
 
 
 
 
 
お母さんが、なんだかうっとりしていて、本当に楽しそうにしています。
 
 
 
お母さん : よしえ、こんな事って無いのよ。 これはあなたの幸運なのよ。
 
 
 
私 : え!?  そうなの???
 
 
ギュンヌルもギュルハンも、ニコニコして頷いていました。
 
ここはトルコだし、お客様が好きなおもてなしの国だし、
こういうのって、よくある事だと思っておりました…
 
 
 
母さん : あなたは幸運な人だから
 
 
また幸運な人と言われました。
 
 
 
 
そう言えば、庭をウロついていた時、おばあちゃんが
 
オリーブだよ
 
とか
 
トウガラシだよ
 
とか
 
鶏だよ
 
 
などと言って、あれもこれも、写真を撮れ撮れ言っていました。
 
 
たまに私を捕まえて、顔にチュッチュとキスをされました。
 
 
 
 
 
なるほど・・・
 
 
さては・・
 
 
日本人が珍しいんですね?
 
 
 
 
 
 
食事が落ち着くと、ギュルハンが私を庭に呼びました。
 
 
サンダルを履いて下りると、納屋の方へ。
 
 
 
おばあちゃんが、納屋の中を見せてくれるそうです。
 
 
 
 
続く おすましペガサス