先日14日日曜、京都で開催された全国女子駅伝。宮城の29年ぶりの優勝を始め、2区の岡山・ドルーリーちゃんVS兵庫・田中希実さんの対決、能登大地震で被災した地元に捧げる石川・五島莉乃さんの1区区間賞など、話題に事を欠かない大会となりました。筆者のお膝元、香川チームは47位…。残念ながら2014年以来の最下位に終わってしまいました。隣県の兵庫や岡山が注目選手で話題を集め、他の四国3県が健闘を見せただけに余計に悔しい思いでいっぱいです。がレース前から厳しい状況なのは明らかであった香川、主力して期待されていた大学生2人が欠場。アンカーは47都道府県で唯一高校生を起用するなど高校生主体で戦わざるを得ない事態になっておりました。

 ここで筆者が思った疑問、香川県の高校生で高校駅伝(特に全国大会に香川代表で出場したチーム)に出場した選手は大学もしくは実業団でも競技を続けているのか?

 男子の小豆島中央や、女子の四学香川西・高松工芸など直近の全国大会に出場したチームを中心に選手を調べてみますと、男子は箱根駅伝という正月の1大イベントがあるためか大学でも競技を続けている選手が多い一方、女子は大学・実業団でも競技を続ける選手が少ないということが分かりました。正直申しますと「そら特に女子は全国大会で苦戦するわけだわ」というのが筆者の印象です。香川県勢、特に近年全国大会で苦戦している女子が低迷から脱却するには、大学・実業団でも競技を続ける女子選手を増やすこと。女子選手自身も意識改革をすること。こういった取り組みが必要ではないかと筆者は思っております。そういった意味では今度の日曜は広島で全国男子駅伝が行われる予定。香川の男子チームがどんなレースを見せるのか?男子の結果次第では今後の女子チームのあり方にも影響を及ぼすかもしれません。