最近昔読みたかったけど読んでいなかった漫画を改めて読むのにはまっています。今読んでいるのは『日出処の天子』(山岸凉子すね。

 

1980年代の作品ですが、今だったらSNSが大荒れになるんじゃないかしら。でも、実在の人物をこんな視点から描けるのこそ、本当に言論の自由のある社会だと思うのです。

 

なんて思ってたら「聖徳太子はいなかった?」説があるとかでびっくり。聖徳太子は死後に送られた諡で本当の名前は厩戸皇子とか、厩戸王というのは私でも何となく知っています。

 

聖徳太子は本当に存在したのか? 進化する日本史の最前線という記事から引用すると、「厩戸王が死去して50年後、凄惨な皇位継承権争い(壬申の乱)が起きます。天皇の権威は失墜し、勝者となった天武天皇(631?〜686)は『天皇中心の中央集権律令国家づくり』をすすめていきます。

そのとき天武天皇は『厩戸王』というひとりの人物に着目します。彼と同時代に行われた数々の施策を誇大評価し、これらの偉業すべての部分で関与したとする『聖徳太子』をつくり上げたのです。ライバルである有力豪族に対し、神代から続く自らの血筋の優秀性と日本国の統治者であるという正統性を再認識させようとしたのでは、と考えられています」

 

ただ、この記事は2016年のものです。また変わってるかもしれないから、もっと新しい記事を探してみますね(専門家でないので、なかなか探せない)。

 

聖徳太子像自体が、7世紀に大胆な解釈で作られた存在だったかもしれないんですね。そういうのって昔からあったんですね。ワクワクします。

 

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写真は聖徳太子が建立したという四天王寺(再建されてます)。