なぜ、セラピストになろうと思ったのか③ | 自分らしさを追求する女性セラピスト  Hitomiのブログ

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女治療家ひよっこダンサーがお伝えする「できる女」の作り方

こんにちは、Hitomiです。

なぜ、セラピストになろうと思ったのか。

それは、【身近な人を助けたかったから】です。

身近な人を、病気やケガその他諸々のことで、全く役に立てずに亡くしたくなかったからです。

人はいつか死ぬので、病気にせずに、というのは難しいかもしれない。

でも、ただお医者さん任せで、どんな対処をしたらいいかわからないままにしたくなかった。


それがどうか。


就職2年目の私自身は、腰痛持ちでぎっくり腰はする。
腱鞘炎にはなる。
膝も痛くなるし
にきびはでてくるし
太ってくるし

結局どうしたらいいかわからないじゃないか。


身体がたがたではないか。

そんなんで何が身内を助けられるんだ。

問題意識を持ったわけです。

私の身体自身をまず良くしないといけない。
その方法を知らなければならない。

ここでは、その方法は割愛しますが
実際、現在わたしには上の症状がいっさいありません。

他の人に上記のような症状が出て、施術することも出来るし
生活習慣のアドバイスをすることも出来る。

(ただ、やっぱり本人の意識も大事だし、わたしもしっかり定期的にモニタリングできてないということもあるから完全にお悩み解決ではないけれど)


それでも、大きく変わった。

家族にも私のやっていることが役に立つようになったからだ。

母親の膝痛を楽にできる。
父親の腰痛を解消できる(父は身体感覚がすごいのでめったなことで再発しない)
たまに帰ってくる弟(アスリートです)のコンディショニングもできる。


でも、最近それ以上に強烈な出来事があった。

身近な人の、肺疾患。

呼吸の問題は、生命の危機を思わせる。

咳が、止まらないのだ。
家族も、どうしていいかわからないし

こういう時って、お医者さんですら無力なんじゃないかと思う。
薬は出せるだろうけど、止まるとは限らない。

そもそも、一般家庭で普段往診してなかったら医者を呼ぶこともないだろう。

リハビリ職者って、いい意味で守備範囲が広い。


わたしも、呼吸器疾患のリハビリなどほとんどする機会がなかったし
突然のことなのでもちろん聴診器も持ち合わせていない
あったのは、医療機関でもらって来たレントゲンのコピー。

・たまたま、レントゲンを診てどこに水がたまっているのかがわかった

・ポジショニングの方法を知っていた

・どこに水がたまっていたらどのように寝ると良いか知っていた

・ポジショニングを工夫する間の協力者が居た(試している間、本人をあっちゃこっちゃひっくり返すわけにはいかない)

それだけだ。

咳が、止まった。

「寝方一つでこんなに変わるなんて、教えてもらわなければわからなかった」

「クッションをここに挟んだらこんなに楽に寝れるなんて知らなかった」


そうか!そうか。
知らないんだ。

ずっと、ずっと、わたしはいくら勉強してもなかなか人の役に立たないと思っていた。

それが今回、ものすごく感謝された。


こんな簡単なこと…が、一般には簡単なことではないのだ。


今や訪問リハというものが普及していますが
リハ職者の知識が必要とされる家庭に、リハビリのセラピストが入り込んでいないのがほとんどだ。


リハビリ職者ができることは、たくさんある。

それを、介護職の方も、一般の方も、お医者さんも、ケアマネさんも、看護師さんも

PT,OT本人たちですら

そのことをわかっていないのだ。


もっともっと難しいことをしなければいけないと思っている。


ちがうちがう。


しなければいけないことは


「あなたが出来ることを正しく認識し

 あなたが出来ることを知ってもらうこと」


訪問リハは介護保険点数を食うとか、訪問看護師でまかなえるとか
ヘルパーの方が必要だとか

ましてや院内リハスタッフが「訪リハは不要」とか言っちゃったり
訪問リハスタッフが「この人には不要」とか自分で言っちゃったり

そんな訳ない。

セラピストの思う「こんな簡単なこと」が

患者さんの「本当に求めていること」かもしれないって

私は今回の件で、そう思いました。

皮肉にも、病院勤務を離れてから気づきました。。


P.S.あ、それなりには勉強してないと、やっぱり役に立たないよドキドキ


Hitomi