一般社団法人JIR協会認定講義
Oリングテストを用いた包括的評価法
~筋骨格編~
この講義は骨盤②、脊柱②でお伝えした「Oリングテスト」を応用し、臨床に直結した評価法として「Oリングテスト」を用いる方法をお伝えします。
*「Oリングテスト」とは生体の持つ反応を応用した筋反射テストであり、評価項目に対する患者の筋力の強弱により患部を判定する事が出来る。
*今回の講義では「患部」の評価に留まらず、治療すべき「問題点」を検出出来るように改良を加えてあります。
[Oリングテストとバイオフィードバック]
Oリングテストとバイオフィードバックは基本的に同じ原理である。
生体から生体の状態を表す生理活動(反応)を測定し、その活動を理解しやすい情報に変換して生体に伝達する操作である。
バイオフィードバックの具体例:・ 心電図・ 嘘発見器・ 体温計・ 筋電計など
[ オンラインハンドの決定]
~優位に機能している脳の確認~
左右の脳の内、働きには左右差があり常にどちらかが優位に働いている。Oリングテストをする上で生体全体の状態を把握するためにより優位な脳(オンライン)が司っているハンドを使うことで、より詳細な評価が可能になる。
* 片麻痺の場合は、健側を使う。(麻痺側の脳はオンラインになりずらい)
[ Oリングテスト別法]
両上肢の長さを診るテスト。整形外科系、指の力の変化がわかりにくい場合に有効。
[ 身体の前面、後面どちらに問題があるのかを診るテスト]
身体の前面を施術者の手掌手背面を用いてテストする。
[ CL(サーキットローカライゼーション)]
局所限定法 痛みの部位や不調の部位を触ってOリングをする。症状の問題を深く掘り下げていくために必要。
[症状ロックオンテクニック]
本来、CLをしてOリングの変化が出るのは2~3秒である。しかしこれでは何処にその問題が隠れているか検査が出来ない。ここでは反応をロックオンし、その症状を治療する為に必要な施術部位の判定にOリングを用いる方法を学ぶ。
[上肢・下肢Oリングテスト]
<上肢><下肢>の問題点を細かく評価する方法を学ぶ。
[脊椎Oリングテスト]
脊椎全体の問題
↓
頸椎、胸椎、腰椎の問題に判別する
↓
個別の椎骨を評価する
[仙骨Oリングテスト]
仙骨の変位は、縦軸、横軸に加え、二本の斜軸に動きがある。これらの軸に関係した仙骨の傾きを検査する。
[眼球Oリングテスト]
評価:上直筋、下直筋、外側直筋、内側直筋、上斜筋、下斜筋
眼球筋がバランス系統に与える影響、頸部筋群、体幹筋群に与える影響を評
価し治療する。
[上行性姿勢制御と下行性姿勢制御(姿勢分析)]
ベルナール・ブリコー博士(フランス人整形外科医)が提唱した理論に基づく評価方法
肩甲骨、骨盤ラインの評価により下行障害(目やTMJ、頭蓋に問題が多い)、上行障害、(下肢に問題が多い)を判定する。
[連鎖系Oリングテスト]
1)肩甲骨-舌骨-顎関節
2)側頭骨-鎖骨-肋骨-腸骨
Oリングで反応の出るポイントでロックオンし、治療ポイントを決める。
[ 坐位仙腸関節テクニック]
<評価>
・ 前屈
・ Hip drop test
・ Leg length
<テクニック>
① 治療方向の決定。(PI or AS)
② PI側治療
③ AS側治療
*臥位で出来れば臥位で仙腸関節の治療をする。
[ セラピーコントロール(さらに深い問題を探る)]
症状ロックオンで問題を見つけトリートメントが成功した場合、さらにその症状に関して深い問題がないかどうかをチェックする方法。
[ セ ミ ナ ー 詳 細 ]
内 容:
1,Oリングテストとバイオフィードバック
2,オンラインハンドの決定~優位に機能している脳の確認~
3,身体の前面、後面どちらに問題があるのかを診るテスト
4,CL(サーキットローカライゼーション)
5,症状ロックオンテクニック
6,上肢・下肢Oリングテスト
7,脊椎Oリングテスト
8,仙骨Oリングテスト
9,眼球Oリングテスト
10、上行性姿勢制御と下行性姿勢制御(姿勢分析)
11、連鎖系Oリングテスト
12、坐位仙腸関節テクニック
13、セラピーコントロール
講 師:IRA研究会チーフインストラクター 今井俊太
(理学療法士、難病専門整体院KURAKU院長)
受講料:22,800円
対 象:医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
「お申し込み方法」
■IRAのHPから
→http://www.ira2011.com/o-ring/
■直接申し込み
1. お名前
2. 資格・経験年数
3. 勤務先
4. 当日、連絡がとれるケータイ番号
5. 8月26日 Oリングセミナー受講希望
以上をもれなくお書きの上、
ira.chiba@gmail.com
担当:島田までお問合せください。
統合的リハビリテーションアプローチ研究会
千葉支部局 島田 総司