↑妙に青春じみたポイント。

「はしゃぐ気持ちもわかるけど突然駆け出される僕の気持ちも汲んでもらいたいな」
「だって初めての街だもん。全部見終わるまで礼緒君ここで待ってなよ」
「ふざけないでよ僕も行く。君の行くとこはどこへだってついていく」



「高くて気持ちいい。ちょっと待って楽しくなってきたから讚美歌のひとつでも歌わせて」
「真那さんの歌が上手いのはわかったけども恥ずかしいから早く降りよう」



「キャンプファイアとかファイアーストームとか憧れだったんだ。結局果たせず終いでこうして旅の空に思い出す程度のことでしかないんだけどね」
「じゃあ次の秋が来たら真那さん僕と焚き火を囲んでちょっと踊ってみない」
「いいよ。次の秋までにダンス練習しておかなくっちゃね。それと礼緒君がもうちょっと背を伸ばしてくれないと難しいかな」
「……、……そうだね」