昼休みも半分過ぎたくらいの時間



ジュースを買いに自動販売機までやってきた


自動販売機の影から、ちらちら誰かの頭が見える


覗き込むように誰がいるのか伺うと、何やら自動販売機の前でソワソワしている森久保がいた



「森久保さん、どうしたんですか?」

と問いかけながら近づくと、声に反応し振り返った森久保が

「おおっ!良いところに来た!」

と、声を上げる


「おい、見ろよ!アイスの自販機が入ったんだぜ!」

自分の後ろにあるアイスの自動販売機を指差し、何だかキラキラとした目で見つめながら

「なあ、小銭持ってねぇ?」

と言ってきた


「これで良いですか?」

と、ジュースを買うために持ってきていた千円を見せると、素早く手から奪われた


千円札が自動販売機に吸い込まれボタンの光が着くと、森久保はチョコミントアイスのボタンを押す


アイスがゴトンと落ちる音に交じり

「お前はどれ食べる?」

と聞かれた


アイスを食べる予定ではなかったので、一瞬戸惑って

「え?」

と問い掛けたが

「ほら早く!金が落ちる!」

と急かされたので、つい

「チョコチップ」

と言ってしまった



森久保はチョコチップアイスのボタンを押し、アイスを2つ取り出しておつりも取り出す


「ほら」

と言いながらアイスを差し出し、アイスを受け取る手におつりも握らせてきた


それから森久保は、自分のチョコミントのアイスを見つめ壁ぎわへ移動し腰を下ろす


「森久保さん、椅子に座らないんですか?」


森久保の傍に立ち問い掛ける


「椅子のところ、陽が当たって暑い!せっかくアイスで涼しくなろうとしてんだから、ここで良いんだよ」

と言い、あぐらをかいてアイスの紙を剥がし始めた


その様子を黙って見つめていると

「お前も座れ!」

と、腕を引かれて森久保の隣に座らされた


正座をした足から、廊下のひんやりとした感覚が伝わってくる


確かにこちらの方が涼しいかもしれない




森久保と同じように壁に背を預け、チョコチップアイスの紙を剥がす


角から少しずつ食べ進めていると、隣にいた森久保が

「美味いか?」

と聞いてきた


「美味しいですよ」

と答え、もう一口食べようとした時


突然隣に座っていた森久保が前に回り、食べようとした反対側の部分に顔を近付けた


突然すぎて何をしているのか分からず、口をアイスに付けたまま硬直する



アイスを挟んだ向かい側に、目蓋を閉じた森久保の顔


すぐ近くでアイスを噛った音が聞こえ、アイスを噛ったままの体勢で目蓋が開かれた


5センチも無い距離で目が合うと、瞳だけが悪戯っぽく笑う


その瞳に、さらに動けずにいると、アイスから顔を放した森久保は

「あめぇっ!」

と呟き、口の端に付いたアイスを舌で舐め取る


それから

「お前も食うか?」

とチョコミントのアイスを突き出してきたが、それはもうほとんど食べられた後で、食べると言うより舐めると言った方が正しい


「え、あ……いいです」

と、手を振って断ると

「そうか?」

と言って突き出した自分のアイスを見つめ、隣に座り直し残っているアイスを食べ始めた




森久保の食べた部分をどうしようかと思いながらアイスを食べ進めていると、何だか隣の森久保が静かなことに気が付いた


「森久保さん?」

と、隣を見ようとした時、肩に重みが加わった


肩に目をやると、そこには森久保の頭がある


「も!森久保さんっ!」


体を動かすことができず声だけ上げると、頭が少し動いて眠そうに目を細める表情が見える


「森久保さん、眠いんですか?」


重そうな目蓋を辛うじて開けながら

「んっ……」

短い返事が返ってくる


アイスを食べて落ち着いて眠くなるなど、子供ではあるまいし……


ましてや、今は昼休み


アイスを食べたことでだいぶいい時間である



「森久保さん、寝ちゃダメですよ」

と言うも、手に持っているアイスのおかげで、肩に頭を預ける森久保を揺り動かすことができない


目を擦りながら

「ちょっとだけ、このまま……」

と、眠さで少し滑舌の悪くなっている口調で言ってくる


「ダメですよ!」

と、再び言おうとすると

「あとで、アイス代の礼に……メシ、おごるから……」

交換条件で肩を貸せということだろうか


そんな交換条件を出されても、昼休みが延びるわけではない


体を少しずらして

起きてください!

と言おうとした時、森久保はスカートの端を少し掴み

「ダメ?」

と言って見つめてきた


子供のようなその仕草に、ダメですと言う言葉を飲み込んでしまった


それを見透かすように、森久保の頭が深く垂れる




アイスで冷え始めた体


寄り添われる肩だけが熱くなる


躊躇していた森久保が食べた部分のアイス


森久保の寝息を聞きながら口に含むと、微かにミントの香りがして鼻孔をくすぐった















はい、終了~!




ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!


後半、森久保さんのキャラじゃない、と思う方がいるかもorz



でも、森久保さん、酔うと甘えん坊らしいし


実は結構かわいい人だと、私は思う




アイスを食べるシチュは、仕事中に思いついて1人でニヨニヨしたのさ(*´艸`)




森久保さんが先輩だったら、て妄想の小説


第二弾の今回はいかがだったでしょう?




自分的にはかなり満足ですが……


ただの自己満足って感じですな(^^;)




感想を聞かせてもらえると嬉しいですが……


コメは付かないだろうね、きっと………(;´▽`A``




しかもこれ


ギャップ萌えを狙ったんだが、ちゃんとギャップ萌えになってます?




朝からこんな記事ですいませんorz