イロトリドリノ日常 in Canada

イロトリドリノ日常 in Canada

カナダ暮らし、読書、子育て、時々旅行ブログ

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4月からずっと保存されていたこの記事。ついにアップします。(続きがあるかどうかは未定、、、)

 

 

 

 

マリイさんの国籍問題に関するとっっても参考になる記事を読ませて頂きました。(リブログさせて頂いています。)

 

 

 

 

 

私も長年、というかカナダに住み始めてから私自身と子供達の国籍について悩んできた経緯があったので、

 

 

 

 

 

私なりに国籍問題とここで向き合ってみたいなと思っています。(マジな記事です真顔

 

 

 

 

 

 

私はカナダ永住者です。

 

 

 

 

 

カナダで住み始めた当時、夫もカナダ国籍ではなかったので色々ビザ問題ですったもんだした末に、

 

 

 

 

 

2011年にカナダ永住権を取得した。

 

 

 

 

カナダ永住者とカナダ国民(市民権保持者)に大きな違いはない。

 

 

 

 

ただ、カナダ永住者は

 

 

 

 

1 カナダの公務員になれない。(正確に言うと、高度な特別管理秘密を扱う行政機関では働けない。)

 

 

 

 

2 選挙権と被選挙権がない。

 

 

 

 

3 カナダ国籍を持たない人はアメリカに入国するのにESTA(アメリカ電子渡航認証システム)が必要になり、

国境から入国する際は手続きが必要になる。(3ヶ月間有効)

 

 

 

 

4 5年のうち最低2年はカナダに居住していないと、永住権を失う(国の決定によりますが)

 

 

 

 

 

まぁこんなもので、1に関しては移民局の仕事に就きたいと一時期思っていたのでちょっと残念だなと思ったくらい。

 

 

 

 

選挙権は、、、まぁあったら投票するけど、なかったらまぁいいかというくらいで、さほど重要ではない。

 

 

 

 

3に関してはね、アメリカに陸路でよく行く私にとっては、国境のオフィスで入国手続きをするたびにカナダ国籍が欲しくなる。

(家族で私以外はアメリカーカナダの協定があるので手続きの必要なし。)

 

 

 

 

アメリカに入国する際もそうだし、ふとした時に「私はおそらく日本で暮らすことはもうないし、移民の私が今までで一度も差別されることなく、受け入れてくれた寛容なこの国の国民になりたい。」と思うことがある。

 

 

 

 

重国籍が許可されているスイス出身(カナダも重国籍OK)の夫は一昨年カナダ国籍を取得した。

 

 

 

 

国籍を新たに取得した人の国籍授与式?のようなものに家族も招待され、

 

 

 

 

誇らしげに市民権証明書を受け取る夫がものすごーーく羨ましかった。

 

 

 

 

 

 

先進国のほとんどが認めているのに、日本はなぜ重国籍を認めていないのか。

 

 

 

 

 

 

私には、束縛の強い彼氏(女目線笑)の理屈のように感じられる。

 

 

 

 

 

そんな私もカナダに住んで8年。カナダ市民権を取得する権利は十分にある。

(永住者になってから5年のうち3年カナダに住めば申請できる。)

 

 

 

 

 

私が仮にカナダ市民権を取得すると、取得した時点で自動的に日本国籍を喪失する。

 

 

 

 

 

多国籍を取得した後すぐに国籍喪失の届け出を出さずに日本のパスポートを使うことは違法。

 

 

 

 

バレたら処罰の対象になる。

 

 

 

 

(でもカナダから日本に帰国する人で、いつでもカナダに帰ってこれるようにカナダ国籍を取得して日本に帰国する人も結構いる。)

 

 

 

 

 

カナダに恩義を感じつつも心は日本人な(と親に対する後ろめたさがある)私は、法改正がない限り、このまま永住者としてカナダに住み続けることになるでしょう。

 

 

 

でも子供達の国籍問題はまた別の話、、、