さて
ここらで日本地図で
越後をおさらいしときましょうか照れ

ちょうど見易い図があったので
置いときます 
これは1560年 川中島で戦っていた頃の
謙信公の領土ですね


景虎様のいた、春日山城があるのは
今でいうところの上越

当時は日本海に沿って
街道があったわけですが
なぜか、というと高い山々が邪魔して
海沿いのルートしかなかったようです

少し西へ行くと糸魚川
その先には通行に困難する親不知がある

そのお陰で
越後にとっては天然の守りの砦で
ありがたいと思われていたのね

でも、視点を変えると

このせいで、西へ進出しようとすると
往き来しにくい事になる

若き日の景虎様は
旅の途中でこの景色を見て

「越後の国は越中に足を踏み出さぬ限り
 西に向かっては
 居すくんでいるよりほかのない国じゃ」

様々な角度からの分析と
兵法としての視点
立派に成長なされた照れ

馬・・・・馬・・・・・馬


満を持しての最初の合戦は
景虎様15才 
長尾俊景軍との戦い

挙兵の準備をしてるのは
相手方にもわかっていたの

『小童(こわっぱ)め。一息にもみ潰せ!』

まあ普通はそう思うよね
年端も行かない若造なんだから。

その若造の知略、奇策に
まんまとひっかかって
ほうほうの体で逃げ出すわけです

みすぼらしい崖上の寨(とりで)を見せて
本陣を呼び寄せ
「それ、乗っ取れ!」と
よじり昇ってくる敵を十分ひき付け
上から石や材木で壊滅させる

逃げ帰った兵を、時宜をみつつ
味方の兵を自在に動かしての攻撃

敵兵は、なにが起こるのか不安になり
浮き足だったところを
お側仕えの勇猛果敢な武将達が
(臣下の妻になった松江も含む)
まくり立てる

逃げ帰った敵も味方も
口々に景虎のことを語り始めます

くるくると小知恵のまわる... 

驚いたのう、あのお知恵

この君は、生まれながらの武将にござる

春日の毘沙門天の申し子... 


初戦を勝利した景虎さまの
戦はまだまだ続きます

天候を読み
まだかまだかと逸る家来どもを押さえ
策を練る
敵の状態と、予想される行動
味方の状態と準備をおこたりなく考え
絶妙なタイミングを読みきったところで
 
「それ行け!」

槍をとって、真っ先に飛び出す!
そして
戦は俊景の首を取り、大勝利を上げます

ただ... 
その戦の才能の開花は
人々に知られるに従って
兄・晴景を不安にさせ
暗殺者を向けられることになるのですガーン

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多くの人に知れ渡ったその才能
そして、その天賦の才のために
心狭き者たちから不当な扱いをされる
強くて賢い十代後半の若者を
この現代でもイメージ出来るよね照れ

この当時の羽生くんもまた
才能あふれる17才に成長していた。
優しくて、謙虚で努力家で
それでいていざ試合となれば
まるで闘いの神が宿るようなねキラキラ


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若き武将に成長した景虎様には
いよいよ国主への扉が開かれます

~続きはまた今度~