台湾はベジタリアン(菜食主義)にとって暮らしやすいのです。

台湾にきて幾つかのタイプのベジタリアンレストランへ行ってみました。

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台湾料理の中でも異彩を放つのが、「素食」と呼ばれている精進料理です。簡単に言えば、ベジタリアン(菜食主義者)用の料理となります。肉、魚、卵などの材料を一切使わずに作られた料理を提供するレストランや食堂は台湾のいたるところで目にします。

これは日本でいうとこのオリジン弁当ベジタリアン版、という感じです。

自分で好きなものを選んで清算出来る、素食自助餐です。
その場で食べてもテイクアウトも、どちらも可。

慣れてる地元の方々はマイパックに詰めてました。

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量り売り。
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全部ベジ。

一部卵料理もあります。

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なぜか食べ終わったうつわの回収はお店の外に。。
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精進料理はサッパリとした野菜料理だけかと思われがちですが、実は油がたくさん使われていて、台湾流の料理だということを思い知らされます。

素食だからと言って油も使わないかというと、そうではなく植物性食用油がたくさん使われています。また、大豆を原料とした料理もたくさんあります。

カラダのことを考え、私はヘルシーなものをチョス。



こちらの写真はベジタリアンビュッフェに行った時のもの。


マグロ!?にみえるけど、こんにゃく。
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もちろん全部ベジ。
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生クリームなどは使わず豆乳を使用。

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なぜ、こんなんに素食文化が浸透しているのか?
台湾の全国民の10%がベジタリアンだそうです。10人に1人がベジタリアンであれば、10箇所の食堂の1箇所が素食食堂であってもおかしくないですよね。

街では緑の看板で出てるのでわかりやすいです。

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街で見かけてふらっとはいったお店。
トウモロコシの餃子が凄く美味しかったです!
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ベジタリアンが根付いている背景には、どのような事情があるのか?

そのヒントとなる事実は、台湾の宗教事情にありそうです。
日本と比べて台湾には仏教寺院がいたるところにあります。それだけではなく、日本人と台湾人の宗教観念を比較すると、日本人には無信教に近い仏教徒が多いのに比べて、台湾人は仏教に対する信仰心が非常に強く、圧倒的に多いです。

食事に対しても仏教や道教の影響を受けて、厳格に肉食を排除した食習慣を守って生きている人が多いというわけです。

素食文化がこれ程までに浸透している国はインド以外にはないかと。
インドはベジタリアンが30%程度だと言われていますので、別格ですね。


ちなみに、これは海老にみえますが蒟蒻👀👀

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来台の際には、日本で考えられないくら豊富な品数のベジタリアン料理を楽しむのもオススメです〜〜✨✨✨