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Aya Style ~彩りある毎日へのヒント~

マナー講師 そして
声の学校 Breavo-para インストラクター
として活動する 山室彩が
日々の生活の中で
見たり、聴いたり、感じたりしたことを
独自の視点を通して、
『彩りある毎日へのヒント』として
皆さまにお伝えしてまいります。

20年も前になるでしょうか。

ある日、お昼のワイドショーを観ていると、


 

50代のご夫婦、ご主人が奥様にサプライズで結婚式をプレゼントする

という企画を放送していました。

 

というのも、結婚当時、まだまだ若かったお二人は、結婚式を挙げることが

できなかったそうなのです。

 

私はこの企画を観て、

 

『私だったら、こんなサプライズ、ゼーったいに嫌だ!』

 

と思ってしまいました。

 

だって、体型だって、お肌だって、ベストじゃないし、

こんな状態でウエディングドレスなんて着たくない!

 

けれど、その直後にふと思いました。

 

『いつ結婚式をプレゼントされてもいい私でいればいいんじゃない?』

 

肌や体型を良い状態に保つ為に、生活を整えることはもちろんのこと。



いつ予約の取れないレストランでの食事に誘われてもいいように、

いつ憧れのスターと運命の出会いを果たしてもいいように(意外と本気だったかも 笑)


振る舞いや言葉遣いを自分なりに丁寧にしてみました。


私がラッキーだったのは、振る舞いを丁寧にするアイデアを持っていたこと。


それは、幼い頃から祖母に言われ続けた、


・(行動に伴う)音を立てない

・指先を揃える

・箸の上げ下げを丁寧に

・お嬢さんらしい言葉遣いを

…などなど


です。


これらのアイデアを自分なりに日常の場面で実践し始めました。


すると、何故か毎日心が穏やかで、ニコニコ過ごせている自分がそこにいます。


そして、肌の調子や体型まで整ってくるから不思議なものです。


おまけにカフェで、『あなたの読書する姿が素敵でした』とダンディーなおじさまから手紙をいただいたり…笑。


こういう状態を、好循環というのでしょうか。



このようにして、サプライズ結婚式をきっかけとした思いつきは、その後の日常への心構え、そして振る舞いや言葉遣い、声についてお伝えする時のベースとなりました。

 

普段から、いつチャンスが来ても自信を持ってチャレンジできる私でいる。

いつも自己ベストの自分でいる。

その為に、日常の中でこそ動作、声、言葉遣いを磨く。学ぶ。そして、続ける。

 

 

 

多くの方にとって、振る舞いなどを学ぶきっかけは受験、就職などのライフイベントだと思います。

 

きっかけはイベントでもいい。

けれど、その学びを日常の中でこそ活かし、鍛錬し続けていただきたいのです。

 

そんな積み重ねが、きっと私たちの可能性の扉が開くことに繋がるから。

 

私自身、試行錯誤の毎日。

でも、その試行錯誤が何よりの楽しみなのです。

 

 


久し振りにネイルサロンで、指先のケアをしてきました。



ムスメを妊娠している時から、すっかり素爪派の私ですが、CA時代はしっかりマニキュア派でした。(当時、ジェルネイルはまだ一般的ではなかったと記憶しています。気づけばあれから20年…。)

私が勤めていた航空会社は、身嗜みに対する厳しさは相当なもので、後れ毛は一本たりとも許されず、ネイルが少しでも剥がれていれば、当然アウト。

「そんなの当たり前でしょ?」

と思われるかもしれませんが、
その当たり前を実行している方がどれだけいらっしゃるでしょうか?

実際、航空会社に就職を希望している学生への面接対策の指導をしていても、この当たり前の共有が、とても難しく思いました。
(お互いの『これがベスト』のイメージが激しくかけ離れているのため)


今では褒めていただく表情やお辞儀も、
笑顔が評価の対象になったり、
1ヶ月半毎朝1時間のお辞儀の練習が必須だった、入社後のトレーニングで徹底的に訓練して、本当の意味で身につけた財産だと思っています。


とは言え、
高い身長がコンプレックスで、長い年月背中を丸めて背を低く見せようとしていたので、
CAになった後も気を抜くと猫背になっていて、
韓国人の先輩から

「배 아파요? 괜찮아요?」
(ぺ アッパヨ?ケンチャナヨ?)
(お腹痛いの?大丈夫?)

なんて言われて、情けないやら、悔しいやら…!


でも、そんな経験から、
自分の姿勢ひとつで相手を心配させてしまうことがある、とわかりました。

そう考えると、
後れ毛はとても疲れて見えるし、
剥げたネイルは清潔感に欠け、更に余裕がない様に見える。


「この人疲れているのかな?」
「ネイルを塗り直す余裕も無いのかな?」

とお客様に余計な想像をさせることのないように。


言い換えると、

相手がその場を楽しむことに対して、雑音になるような身嗜み、振る舞いをしない
(状況によっては、集中する場、結果を出す場 等)

ということ。


こんな視点をいつも持つように心掛けています。

なんだか難しいようですが、それが当たり前になれば、いいだけの話なんですよね!

あのトレーニングから20年の節目の今年、
もう一度、自らの行動を見直したいと思います。


ものすごく久し振りにスターバックスコーヒーに。

マスク装着でお店にたどり着いた時には汗だくで、まずは水を手に取る。


富士ミネラルウォーターのボトルの絵が好きです。




今朝ふと感じた。

アクセルを踏みながらブレーキも踏んでない?


コロナ自粛はまだ続くとは言え、少しづつ仕事も動きだし、アクセルを踏み始めた。
と同時に、無意識にブレーキに足をかけている自分にも気付く。



自動車教習所での高速道路実習の時、

合流する時にアクセルを踏めずにいたら、
かえって危ない、と指摘されたことを思い出す。

自分の流れにキチンと乗っかるために、
勇気を持ってアクセルを踏もう。

自分の行動を観察して、気づいて、修正して、の繰り返し。
そうすれば、快適なドライブが待っているはず!