黄色い花続きです黄色い花

今回これを書いたのは、今ちぃ君と同じ病で苦しんでいる、美陽ちゃんの娘「はなちゃん」の看病中だからです。

いつもの土曜日、娘の珠算教室に向かうため私は着替えをする所でした、娘はワンコ達のお留守番準備をしていました。いつもの様に「お部屋に入って」と言って、あんこちゃん・きなこちゃん・はなちゃんと決まった順番でケージに入る直前に、水頭症の発作が起きて娘が連れてきたはなちゃんは頭が背中にくっついてしまう程、首が曲がってひきつけていました。

暴れて抱っこしていても落ちてしまうくらいの力で仰け反り、泡を吹いて、自分の意思とは関係なく動く身体をはなちゃん自体もどうする事もできず、「キュ~ン、キュ~ン」まるで助けてお母さんって言われてるみたいで、私はひきつけが少し治まった間に首をおかしくしないように元の位置に戻してバスタオルでくるんで、次の発作が起きる感覚をみていました。
病院に連れて行くには発作中は動かさない方が良いからです。

でも今日は次から次に発作が起きて病院に連絡して、処置を聞くしか出来なかったのです。
発作は約2時間続きました。
「見てられない」と言うのが正しい表現なのかは不明ですが、娘ちゃんに見せてはいけないと思うくらい強い発作が何度も起きました。

体温39.7℃、バスタオルで巻いているのではなちゃんは発作が治まりかかると逃げて行きます。
何故バスタオルで包むのか?と言うと暴れて手足の骨を折ってしまうのを防ぐためです。

「発作と発作の間にとにかく熱を冷ましてあげてください」と言う看護師さんの指示で、バスタオルの上から氷枕で冷やして、だんだん間隔が長くなり発作が止まってホッとしたのですが、今度は水を飲んで歩くのにあちこちにぶつかってる「???」はなちゃんを抱き上げて見たら、目は開いてるのに瞳孔が動かない光に向けても眩しがって目をつぶらない、一時的なものかどうかは明日になってみないと分かりませんが、はなちゃんは目が見えなくなってしまいました。

40℃近い高熱の状態で2時間走り回った様な状態のはなちゃんを車に乗せて、土曜日できっと渋滞している別大国道を病院に向かう勇気が無かった私は、ちぃ君の時にあれだけ後悔したはずなのに、病院に行くことを自ら諦めたのです。

はなちゃんは我が家で唯一自力でみはちゃんから生まれた生命力の強い子です。今回を含めると発作は4回目。
生まれて始めての検診で、美陽ちゃんの子供は全員「水頭症」の診断が出ていました。
水頭症は持病でも、発症する子としない子が居るみたいです。

もし、秋陽の様に1年で発症したら?そう思うと、私は手放す事が出来ずに、我が家に残す決断をするしかなかったのです。
あんなに悲しいお別れを、他の人にさせてはいけない…。旦那ちゃんもその意見に賛成してくれたので既に9頭(チワワ8頭・プードル1頭)居る上で、友里ちゃんの子供も残す事にしました。

全部で15頭、他人が聞けば「あいつは馬鹿だ」と普通に言われる頭数です。

では、何故チビワンコが生まれるまでに9頭も飼っていたのか?と言うと、昨日引越しをしたHちゃんのボランティア精神に共感したからでした。

大分県の外れにあったブリーダーさんが、飼育放棄でチワワを大量に捨てたと言うのを(私は知らなかったのですが)知ったHちゃんが10頭近くのチワワを引き取ったと言うのを知ったからでした。
捨てられたチワワたちは皆鳴けない様に針金で口輪をされて、マズルの肉にくい込み、針金を外した今でも、その傷跡は毛が生えず痛々しい限りなのです。

そして、Hちゃんが引き取って2週間後くらいに聞いたことのない声で目を覚ますと、そこには赤ちゃんを産んでいるお母さん犬が。口輪をされたままで、妊娠させられ、放棄された子はHちゃんが見守る中お母さんになりました。

早速里親を探しましたが「お母さん犬を見せて下さい」と言われると、口輪の跡が自分が疑われるんじゃないかと思う様になり、結局「親犬が居るのに見せないのはおかしい」と言われ子犬たちは思ったように里親が決まらず、大きくなり飼い主が見つからないと言う「負のスパイラル」に追い込まれました。

時期を同じく住んでいた家の取り壊しが決まり、転居を余儀なくされましたが犬の数が多すぎて入居先が決まらず、先住のアパートに何とか移り住んだそうですが、狭いアパートに多数のチワワたち、管理会社とは納得済みだったみたいですが、他の住民とトラブルが起きてしまい(鳴き声・それを注意する声等)アパートで住み続けるのは無理って事で、今度の貸家に引っ越しました。

話が少し外れました。
最初、Hちゃんから引き取ったのは「紅君と碧君」正直見に行って男の子ばかりだったので、引取りを考えましたが、何故かHちゃんは私にはすんなりお母さんチワワを見せてくれたのです。
口輪の傷のある子だったのに何故私には見せたのか?

それは、その時本気で飼い主さんを探していたからでしょうね。
自分の夢を叶える為に、Hちゃんは本気でした。その本気が何だか伝わったので我が家はお迎えしたのですが、私が引取りに行った日に、数日前に(私が考えている間)もらわれて行った子が返されていました。
理由は「大きいから」たしかにその子は少し大きめでしたが、生まれていた子を全て見せて本人が「家にはお婆ちゃんも居るから少し大きくないと思わぬ事故が心配」と自らが決めて即日連れて帰ったそうですが、返却。勝手な話です。

後日「また返されま
す、今から連れてくるって連絡が…」と泣きながら私に連絡が入り急いでHちゃんの住んでいたアパートに向かいましたが、返しに来た女性は「自分が妊娠しているのに気づいたから仕方ないでしょ?」と詫びる気配もなく、車からも降りずに、窓から返して去って行きました。

次に返された子は兄弟の中では最も小さく可愛い子でした。里親募集を出して数時間で連絡があり即迎えに来て「その子はまだ少し小さいので来週お迎えではダメですか?」と聞いても、「大丈夫」と言って強引に連れて帰った末にです。

我が家が2匹引き取った所で、2匹出戻りさん…差し引き0な状態に、私は実家の母にもお願いして2匹飼ってもらう事に。
私も一緒に里親さんを探しましたが、Hちゃんは決まってもまた返されるんじゃないか?と言う疑心暗鬼で結局その後は里親さんは決まらなかったのです。

そして、また「助けて下さい」今度は何?と思ったら知り合いが仔犬が生まれたけど母犬が死んだからHちゃんの家で育てて里親探して」と仔犬を4匹連れて来たそうです。
引き受けるのもどうか?と思ったのですが、確かに生まれたばかりの子にはおっぱいが必要です。Hちゃん何で私に連絡して来たの~?
結局、また私はHちゃんの手助けをすることに。自分もバカです。

その後、「今後一切犬は増やさないし増やせない私に声をかけないで」って言う事で免許を持たないHちゃんと時間が合えば買い物に行くなどの協力を続けました。

元は、私の「良い顔しぃ」の結果ですが我が家も仔犬が生まれる予定もなかったので、この子達を精一杯愛して行こうと決心しました。

でも、やってくれました旦那ちゃま。
休みで帰ってる日に犬をトイレに出す事など、それまで無かったので娘ちゃんを送りに行くのに、美陽ちゃんと友里ちゃんがヒート中だと言う事を伝えずに出かけました。
帰ったら、「美陽ちゃんと琥珀君がつながっちょったよ」私「えっ?え~!?」で、今ワンコは?と聞くと「部屋の中で遊びよるよ」まさか?と思いましたが急いで部屋に入った私の目に入ったのは友里ちゃんとつながった琥珀君「わ~大変!!!」ってもう外れません。

チワワなんてそうそう妊娠しないって聞いていましたが、しっかり生まれました。

その子達がはなちゃん達です。

かなり長々書きましたが、我が家に15匹ワンコが居る理由は、私の「良い顔しぃ」の結果。
そして、その子が死にかけて慌てているママちゃん。

今回、書き出してみたのはちぃ君にしてやれなかった事の確認。
今居る子達が幸せかの確認。
なので、真面目な話しって言うのはお節介も程々に、身の丈に合った手助けしかしてはいけないと言う事を自分に言ってます。

最後に、少し落ち着いて寝ているはなちゃん。

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不安なんでしょうね。小さく丸まって寝てます。元気になってね、はなちゃん黄色い花