コロナのパンデミックになってから、アメリカ各地でマスク着用令が出されました。
現在はレストランやお店、事務所などの入り口には、“マスク着用必須”のお知らせが張ってある場所も多く、マスク、もしくは布類で鼻と口を覆ってなければ、こういった場所でサービスを受けることができません。
もともとマスクと縁のない国なので、着用令が出たころはマスクを扱っているお店も少なく、手に入れるのも結構大変そうでした。
マスクの代わりにバンダナやストールなどで口元を覆っている人も多かったです。
今でこそマスク着用している人に違和感を感じませんが、長年アメリカに暮らしていて、過去にマスクをしている人を見かけたことはありませんでした。
コロナでもマスク着用が言われ始めた当初はマスクに対する不信感、反発も大きかったように感じます。
”マスクなんて何の意味もない”なんて言葉もあちこちで聞きました。
トランプ元大統領もマスクを軽視していましたしね。。。
日常にマスクがある日本で育った私にはなぜそれほど反発しなきゃいけないんだ?と思うくらいですが
マスク着用令にはそれまでのライフスタイルを完全に変えてしまうほどのインパクトがあったようです。
最近ではテキサスあたりで、マスク着用令の解除への動きが出ているそうで
それに対してバイデン大統領が批判をしたことで、またもや多くのアメリカ人から反発がでているとのニュースを読みました。
感染率が大きく下がったことを受けての着用令解除の動きがでてきたようですが、
「コロナが終息するまでおとなしくマスクしていればいいじゃん」と思うのはマスクの国出身だからでしょうね💦
これほどの反発の裏にはアメリカ人の強さに対するこだわりがあるように感じずにはいられません。
アメリカで暮らしていて、アメリカ人は「屈しない力強さ」にプライドをもっている国民性だな、と常々思ってきましたが、
トランプ政権になってからはそれが顕著に表れたように思います。
「力強いアメリカ」「無敵のアメリカ」とアメリカの強さを疑わないリーダーが立ったことで、
同じような考えの人の声が表に出やすくなったのでしょうね。
そんな人たちにとってはマスクは弱さの象徴に映るようです。
守ることよりも攻めることが得意なアメリカですからね~。。。。
自由を謳歌する国でマスクを強制されることは、自分たちの権利の侵害と感じるんですかね。
多種多様な人種がいて、色んな背景の人がいるので、ひとくくりにアメリカ人と言っては失礼ですけど。。。
「自分の身を守るためにマスクをすることが嫌ならば、自分の大事な人たちを守るためにマスクをする強さを持って下さい」と言いたいのは私だけでしょうか。
まあ、アメリカ在住歴が長いと言っても、しょせん外国人の遠吠えです💦