私は、人が「出会うべく時に、出会う書
」、というものがあると思います。そして、それが自分にとって、そこからの生き方、心を支え、バイブルのように「何かあったら立ち返る」、そんな大切な一冊になることもあるのではないでしょうか
。
私の場合、それは東洋思想研究家で、戦後から日本の政財界のリーダーを支え続け「歴代総理の指南番」と言われた、安岡正篤(まさひろ)先生との出会いでした
。
実は、私が子供の頃に安岡先生とはあるつながりがありましたが、すっかり記憶から薄れ、20年以上の時間が経っていました。ところが2007年、あるご縁がきっかけで、再び安岡先生の存在を知ることになったのでした(残念ながら、この時は既に他界されています)。この時、初めて書物を手に取り、ご縁を感じるとともに、心から感銘を受けました
。
まず手にした一冊はこちら。ちょうど発行されたばかりのタイミングで、迷わず選びました。文字が大きくて読みやすく、安岡教学の「エッセンス」が詰まった一冊。初心者の私にはぴったりでした
。
安岡正篤「こころ」に書き写す言葉―『天籟の妙音』から/安岡 正篤
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その後、安岡先生の記念館を訪れる機会があり、スタッフの方のお話を伺い、ビデオを観て、現地で購入した一冊がこちら。366日、1年の季節に合わせた語録集です
。私は、何かに迷った時、該当する箇所を探して読むという使い方をしています。
- 安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う/安岡 正篤
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何かに迷った時、くじけそうな時、心が弱っている時、そして背筋を伸ばして頑張りたい時、私はこの2冊の本を手に取ります
。いずれは他の著書も読むつもりですが、今の私にはこの2冊で十分です
。
ここに書かれている教えを全て守れる訳では到底ありませんが、安岡先生が一番大切にされていたことは「縁を大切に育てよ」だそうです。まさに、茶道の「一期一会」ですね
。これは、人類がある限り普遍のことではないでしょうか。
実は、私がちょうど一冊目を読み始めた時、とても驚くことがありました
。これまで互いが勧める本の話などしたことのない長年の女友達から、「こんな良い本(↑)があるよ
」と連絡がきたのです。本当に不思議なことがあるものです。。。私がその時、あるきっかけで安岡先生を知ったのも、彼女がこの本と出合って私に連絡をくれたのも、それぞれの人生において、タイミングが合った「ご縁」なのだと思います
。
古典から学ぶ教えは普遍的なもので、現代人、現代のビジネスに通じることばかりだと実感します
。ビジネスで成功したリーダーの話や、その方の成功哲学は多く話題にもなります。しかし、本当の哲学家や思想家は、こうして裏から表舞台に立つ人の思想を支えているのですね
。
私はまだまだ勉強不足なので、こういった書物も色々と読んでいきたいなと思います。でも、この2冊の本は私の「バイブル
」として、これからもずっとお世話になる予定です![]()
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