久しぶりのブログになっていまいました。
今回は、私がずっと書きたかった「ウルル(エアーズ・ロック)」を訪れた時の
ことについて、です。
※現地では先住民族アボリジニの言葉で「ウルル(Uluru)」が正式名称
なので、以降は「ウルル」で統一します。
2004年の春、私が旅行の仕事を目指すきっかけにもなった、世界最大級の
一枚岩があるオーストラリア中央部に位置するウルル-カタ・ジュタ国立公園
(Uluru-Kata Tjuta National Park)を訪れることができました。
(この直後に、ウルルは「地球の中心で、愛を叫ぶ」で注目を集めました)
当時、シドニーに住んでいた友人とシドニーで合流し、そのまま彼女が予約してくれた
アリス・スプリングス発の2泊3日、格安バスツアー
に向かいました。
そツアーの名前は「Rock On! The Wildway」。他の参加者はほとんどヨーロッパ
からの若者で、日本人は私達のグループのみ、とてもワイルドで刺激的な旅でした。
1日目はアリス・スプリングスの各ホテルで参加者をピックアップし、最初の目的地、
ウルルに向かいました。ウルルは周囲9.4km、高さ348mの世界最大級の一枚岩で、
地下には6000mもの岩層が隠れています。
(世界最大は同じくオーストラリアのマウント・オーガスタス、ウルルは世界2位)
ウルルは「朝、昼、夕、夜、それぞれの美しさ」があると言われており、それぞれの
姿を楽しめるようにスケジュールが組まれていました。
1. Day だんだん近づいてきた時には感動しました!
2. Evening この後も観ていましたが、写真にはこの程度しか、、、
ここからが本題です。1日目に、「旅行をする時に、現地の歴史・文化を
知ることの大切さ」を改めて思い知らされる出来事がありました。
旅行会社で働いていた私達は「いずれウルルには登れなくなるから、今のうちに
登っておく方が良いよ」という話は知っていましたが、登るか登らないかは
当日まで決めていませんでした。
我々のバスツアーのガイドさんは、アボリジニの血を引く男性でした。
英語の説明なので難しい部分もありましたが、この岩がいかに歴史的意味があって
神聖なものか、本当は登山を禁止したいけど「観光はアボリジニの貴重な収入源でも
あるから、完全にNOといえないジレンマ」も語ってくれました。
そして、ショックなことには登山口の看板にははっきりと(日本語でも)
「命を大事にしましょう! 登らないでください」と書いてあったことです。
今回のツアーパンフレットには
「We'll do guided walk......., we leave you to explore the base walk around Uluru,
or if you wish, to climb.'と書いてあったので、一応ガイドさんが「登りたい人?」
と聞いてはくれたものの、私達もとても言い出せる雰囲気でもありませんでしたし、
希望する気にもなりませんでした。
日本から訪れる観光客のほとんどは、「ウルル登頂」を主な目的に行くのが
ほとんどであることは否めません。しかし、現地の歴史的背景、文化、事情と、
観光客を送る側のギャップを目の当たりにし、とても衝撃を受けました。
ガイドブックがとても充実していると言われる日本では、各社から多くの本が
出ています。しかし、その国の歴史、文化については基本情報として最初か
最後に数ページ割かれている程度です(個々の紹介は別です)。
もちろん、歴史が大好きで、そこから「旅」に出る人も世の中にはたくさんいます。
一方で、そこまで深く歴史的背景を知らずに、出かけてしまう人も多くいるはずです。
事前に、ガイドブックにある情報だけでなく、その国、土地に関する映画、書籍(歴史もの)
まで知っておくと、より意味のある旅になるのだろうと、強く感じたことを思い出します。
今ではインターネットでいくらでも情報が手に入る時代ですしね
。
人を元気に&幸せにする「旅」というビジネスに関わるからこそ、歴史・文化的
背景や、その裏にできる「影」の部分も、いつも考えなくてはならないな、、、と。
自分への戒めも含めて書いておきました。
2日目、3日目の話も、また書きたいと思います
。



