5月10日のピアノナイト第二夜、今回も多くの方が観て下さいました。ありがとうございます。
毎回21時という時間に集まって、一緒に音楽を共有しようという皆さまのお気持ちがとても嬉しいです。
それにしても5分前くらいからのそわそわ感は中毒性ありそうですね！
そして6月末までピアノナイトを続けていくための自分のエネルギーになっております！
さて、第二夜アレンジナイトのプログラムは以下の通りです。
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♬丸の内サディスティック
作詞・作曲 椎名林檎
♬映画『The Sound of Music』より《My Favorite Things》
作詞 O.Hammerstein 作曲 R.Rodgers
♬Someone to watch over me
作詞 I.Gershwin 作曲 G.Gershwin
♬映画『ハウルの動く城』より《人生のメリーゴーランド》
作曲 久石譲
〜母の日スペシャルソング〜
♬Irish Lullaby アイルランドの子守唄
作詞・作曲 J.R.Shannon
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ここからはマニアの方だけお読み下さい...！
まず《丸の内サディスティック》
この曲は今回最も苦労した曲です、、笑
アレンジを完成させたところまでは良かったのですが、いざ収録の段階になって自分の録音を聴いてみると、、
「あれ、なんかテンポ感がしっくりこない、聴いていて心地良くないなぁ」
と感じ、それから色々なテンポを試しました。極端に早くしてみたり、遅くしてみたり。
最終的に現在公開している、原曲より少し早めのテンポ感に落ち着いたのですが、ここに到達するまでの道のりがとても長かったです笑
ただ、その過程で様々なバージョンの丸の内サディスティックが録れたので、少し経ってから、高速速弾きver.をアップロードしようかなと考えています！
なんだか演奏がスポーティーですが、これはこれで別の魅力を感じていただければ幸いです。
《My favorite things》
こちらは動画中のMCでもお話した通り、色々な音楽的要素を詰め込んで次々と別の景色が見えてくるような、そんなアレンジに仕上げました。
これは現在の私がアレンジをする上でこだわっている点でもあるのですが、1曲の間でできるだけ同じことは繰り返さず、常に新しい音楽的アイディアを入れながらストーリーのように1曲を形作っていく、、
ディズニーの映画のように、次から次へときらびやかな映像が移り変わっていって、見ている側を飽きさせない、そんなイメージを大事にしています。
そして「ここの部分はどうなっているんだろう」と何度も繰り返し聴きたくなるような、聴き手に興味をそそらせることのできるアレンジを目指しています。
まだまだ発展途上ではありますが、自分の今現在考えていることを記しておきます。
《Someone to watch over me》
野村不動産のCMを聴いて一目惚れ（一聴き惚れ）した曲です。曲が本当に素敵で、美しくて、アレンジしている間も収録している間もほとんどずっと幸せな気持ちでいれました。アレンジナイトの準備期間は寝る前にジャズシンガーのElla Fitzgeraldが歌っているこの曲を聴いていました。すごく心が落ち着きます。
YouTubeでも聴けますので、もしよろしければ。
《人生のメリーゴーランド》
基本的に2曲目のMy favorite thingsと同じ考え方です。原曲自体が華やかでドラマティックなので、自分なりのオリジナル要素を入れながら、その部分がもっと際立つようにアレンジしました。
ただ、動画を観てくださった方は分かってくださるかと思いますが、かなり技術的に難しく書いてしまったので、きちんと弾けるようになるまで時間がかかりましたが、ある程度弾けるようになってからは、弾いていて最も楽しい曲だったかもしれません。
両手がくるくるくるくるしているので、出来上がった動画を見ながら、まるで自分の手がメリーゴーランドみたいだな、なんてバカなことも考えましたが、恥ずかしくなってMCで言うのはやめました、、笑
《アイルランドの子守唄》
こちらはメロディーにハーモニーを付けるところから始めました。旋律がシンプルで美しい曲なので、それを壊さないように自然なハーモニーを付けるのに地味に苦労しましたが、皆さんに喜んでいただけて何よりです。
今回はアレンジナイトということで、少し細かく自分なりのこだわりポイントを書いてみました。
お時間よろしければ是非このブログを読んだ後、もう一度アレンジナイトの作品を聴いてみて下さいね。もしかしたら印象が変わって聴こえてきて面白いかもしれません。
そして、もしよろしければこの曲のアレンジのこの部分が好き！など、皆さんのお好みポイントもお寄せいただけると嬉しいです♬
長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございます。
早速私は5/20のショパンナイトの準備に取り掛かっております。
それではまた8日後にお会いできることを楽しみにしております！