あ~やの三回目のクリスマスが近づいてきた。

コロナも少し落ち着いているおかげもあり、

今年は子育て支援センター各所で、「クリスマス会」が目白押しだ。

 

その一つに参加してきた。

 

子育て支援センターとは、未就学児が親子で楽しめる施設のこと。

上の子が産まれた7年前は、2・3か所しかなかったが、

片田舎でも今や5・6か所にまで増えている。

それだけ需要があるということでもある。

 

そういった施設で同世代のお子さんと交流できるメリットは大きい。

社会性や言葉、集団行動のルールなど自然と学ぶ機会になっている。

特に、ママ同士のつながりも増え「孤立した育児」=”孤育て”を防げるのではないかと思っている。

ありがたいことである。

 

しかし一方で、定型発達(健常)のお子さんと比較をしてしまう私がいる。

健常児の半分のスピードで発達するというダウン症の我が子を比べる意味はないとわかっていても、

月齢が同じ子どもたちが「ママー」と話しているのを目にすると、

やっぱり「いいなあ」とも思う。

(同時に「ママ」と呼ばれる日が楽しみな気持ちもあるけど。)

 

 

そんなこんなで、クリスマス会は始まった。

クリスマスソングに合わせて、歌やダンスをして、絵本の読み聞かせにマジックショーまで。

月齢に合わせているので子どもたちは踊ったり、歌ったり、みんな一緒に参加している。

さて、あ~やはというと……。

 

前半はすみっこにいたけど、周りの雰囲気に慣れると近づいてきて、

みんなの輪の中に自分から入っていった。

その中でただただポカーンんと口を半開きにして様子見している。

筋力の弱さや舌が大きめという特徴がもろに出ている場面に少しどきまぎしてしまう私。

(ダウン症じゃない?という好奇な目にされされるんじゃないかというような…。)

 

その時、周りのママが「あ~やちゃんが今、笑ったよ。かわいい~。」と言った。

ごくごく自然な言葉だったけど、

障害があるとか無いとか、そんなこだわりは私だけなのかも?と思える瞬間だった。

 

言葉を発することが「すごい」のではなく、

その子なりの成長で、自分の気持ちを表現していることが「最高」なんだ。

 

あ~やのおかげで、障害に対する壁が打ち砕かれていく。

新しい世界に連れて行ってくれるあ~やに感謝だ。

 

 

 

 

あ~やを育てていく中で、考えたこともなかった世界が広がっている。