このブログは、tommyの主観入りまくりの観劇・お茶会その他諸々趣味をひとり言として綴っておりますので、違ったお考えや意見などおありかと思いますが、その辺りは心を広くして読んで頂けるとかなり助かります。


観てまいりました!
何と星組は今年初で、これが今年最後……。
ビックリ……。
『スカーレット~』はチケット取れてなく……『阿弖流為』はすんごく頑張ったけどチケットどこにも転がってなく(当たり前)…で、今回の年の瀬に至ります。
あー……『阿弖流為』観たかったなあああああああ。
こっちゃん(礼真琴くん)やくらっち(有沙瞳ちゃん)だけでなく!せおっち(瀬央ゆりあくん)も!
内容もぜ~んぶ含めてかなり観たかったんですけどね……今は某サイトが運営休止になっているとは言え、その頃は転売ヤーがとんでもない金額つけていたような…だったので、まあとにかく観れなかったのです。
あまりつてのないtommyにとってチケット難公演は辛いんですね~本当に観たい時って。

で、そんなこんなしている間にやーっと紅さん(紅ゆずるさん)とあーちゃん(綺咲愛里ちゃん)コンビと、娘2の立場をゲットしているらしいくらっちを観に行けたわけです。

『ベルリン~』は暗いのかと思ってました。
ナチスが幅を利かせ始めた戦時下での映画作りのお話だから絶対誰かがユダヤだ!で捕まるとかあーちゃんもしくは紅子さんが死んでしまうのでは!?とか、もっと血なまぐさいシーンが出てくるのではとドキドキしてました。
予習してなかったので…汗
でも、て、あ、まだ観劇前の方へのネタバレ有りを書いてませんでしたけど……大丈夫かしら?
十分ネタバレしてるよ!とお怒りの方はとりあえず他のページに飛んでいただいて、ネタバレしてても大丈夫!な方は読み進めてくださいませ。

で、ですね。
お芝居の全体の感想として。
良かった~と思ったのはハラハラさせられるけどハッピーエンドで、ナチスドイツ下においても強く生きる、または正しく「逃げるが勝ち」をやってのけたのがtommy的に良かったかな、と。
昔の宝塚だと、ここでヒロインもしくは主演男役)が死んでしまう悲劇、そしてお芝居フィナーレで夢のように死後の世界で結ばれる(そう、まるで『ベルサイユのばら』のオスカルとアンドレのように)とかが定番としてあったかな、と思うんですよ。
でも今回のお話的には……うーん……どっちでも上手くお話ができたと思うけど……誰も死ななくて良かった~でした(´-ω-`)

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お話も全体的にわかりやすくて、何故そうなる!?という展開もなく、舞台装置も上手く使いこなしていて原田先生って落ち着いた作品作るのが得意なのか持ち味なのか…。
今まで手掛けた作品をズラッと並べるとなあるほど~と思いました。
『華やかなりし日々』
『白夜の誓い-グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い-』
『アル・カポネ-スカーフェイスに秘められた真実-』
『For the people-リンカーン 自由を求めた男-』
と、全部ではありませんが、これだけ観ても安定感のある作品を作れる方なんだな~と、観ていて安心できる演出家さんなのだとtommy的には思ったりしました。
『リンカーン~』もチケット取れずに観てませんが、好評だったようですしね。
ものすっごく盛り上がって激しいお話って言うより、分かりやすく宝塚らしく観劇後に情緒不安定になることなく観られる。
悪くすると凡作になりかねないところもありますが、今のところそれは見られないようなのでこういった演出家さんて大切、と思います。
ご自分の持ち味を大切にされていったらいいな、と。
今回もそうでしたけど、ナチスとかのデリケートなものを扱えて強すぎないって言うのは大事だと思うんですよね。

と、原田先生についてはこれくらいで。

紅子さんのテオとあーちゃんのジル。
明るくて前向きで、紅子さんにはよく合う役どころだったと思います。
暗い時代、それも所属映画会社が傾きかけているところに新しい「トーキー」を取り入れようと一所懸命にかいちゃん(七海ひろきさん)演じるニコラスに掛け合うところとか、その脚本に絵本作家(それも売れてない)エーリッヒ(礼真琴くん)を抜擢しちゃうところとか、ご本人の明るさと少し突飛かもしれないけどそれをやってのけてやるぜ!て感じがリンクしていて良かったですね~。
ジルのあーちゃんはもう少しウイッグがふわっとしたウエーブボブだと思っていたんですけど、意外と普通でしたね。
それでも可愛さは隠しきれてませんけどきらきら!!
やっぱりテオがジルに白黒映画映えするお化粧を教えているところはドキドキしますよねんもうっ
口紅をそっとぬってあげている(ぬってあげてましたよね??tommyの妄想?)シーンとか、紅氏のお顔のキレイさにうっとり、あーちゃんのちょっと控えめでウブな感じとかがまた可愛い!
『スカピン』観てないのですが、マグリットは強くてしたたかそうな女性だったようなので(ポスターとかからの印象ですが)そのギャップにあーちゃんの可愛さが…。
でもそんなジルもかなり芯の強い女性ではありましたが。
来たかー、やっぱりあーちゃんがユダヤ系かー汗と悲劇の予感が一瞬過りましたね~、終盤。
あ、でもスクリーンの使い方がもの凄く効果的で、せおっち(ロルフ)とあーちゃんのシーンとか、最後の列車に乗って行くシーンとか、懐かしさ(tommyは戦後生まれですけどね)と白黒映画の美しさを魅せていただいたな~と思います。
花売りあーちゃんがね、そりゃアップに撮りたくなるよね!という可憐さと可愛さと存在感!て感じでした。

こっちゃんのエーリッヒとくらっちルイーゼロッテ。
こっちゃんも明るいお役似合いますね~。
『阿弖流為』の時は二人とも重い気持ちを抱えた役どころだったでしょうから、パーンと明るくさわやかに演じられたのでは?と思います。
くらっちの可愛さが前にも増しているように思えたのはtommyだけではないはず。
お化粧とかも上手くなったのかしら。
それとも役柄かしら。
tommyはくらっちくらっちラブと追いかけて観てました。
こっちゃんとくらっちの見た目相性もいいんでしょうけど……こっちゃんの相手役はくらっちなの??とどなたかブログで書かれていたのを拝見した記憶がございまして、組んでいるのを初めて観たtommyとしては、お似合いな気がしました。
この先こっちゃんがトップになるときくらっちが相手役になるかどうかはともかく、お互いの今の立ち位置的に組んでいるとしてもお似合いなのはお互い特かな、と。
まあ、こっちゃんがトップになるまでに他の娘役さんとも組んで相性をみることになると思いますが、お歌のレベルも高いくらっちが今娘2であろう役付きなのは本人の実力を買われているのだと、tommy個人は思っています。
くらっち、頑張れ~~アップ

かちゃさま(凪七瑠海さん)ゲッベルスと壱城さん(壱城あずささん)フーゲンベルク。
かちゃさま~~~。
専科行ってますます貫禄つきましたね!!
専科行きはどうなの?と思っていたんですけど…女役もやったりしていたし(それは沙央くらまさんも同じでしたが)。
でも今回の映画好きなナチス幹部ゲッベルスのあの怖さはかちゃさまの貫禄ありきかな~と。
スタイルの良さは言うに及ばずですが、丸顔なのに氷のような冷たさと映画への固執、そしてジルへの執着。
怖い―ゲスいー、でもカッコいい……っっ悔しい~~とか思ってましたひよざえもん がーん
宝塚ですから、ゲスでも軍幹部(宣伝担当…って軍人ではないのかなあ、党の幹部、の方が正しいのか)ともなればビシッとしたスーツでカッコいいのは否めないんですよね。
かちゃさまは好みの男役さんとは違うんですが、否が応でも視線を持っていかれる方なので。
そして壱城さんのもっとゲスなフーゲンベルク。
ゲスと言うか成り上がるためには手段を択ばないって一貫しているのもある意味悪役の美学。
普段は華奢なのに大柄な下級生が増えた星組の中でもキラキラしている印象と大人のしっとりした雰囲気を兼ね備えたイメージの壱城さん。
以前の客席降りの時は通路2番目から手を出してしまったにもかかわらずタッチしてくださってありがとうございます~~なく
手を出さずにいられないくらい優しく美しい笑顔がそこにあったので……スミマセンデシタ…。
そんな壱城さんのフーゲンベルクは嫌~な悪役を見事に演じてらっしゃいました。
これまでの集大成として悪役は遣り甲斐のある役であったと思ってご卒業出来たらいいなあと思ってます。

天寿みつきさんのヴィクトール・ライマンとかいちゃんのニコラス、せおっちのロルフ。
tommy、天寿さんのことみっきーって呼んだことないんですが……今回はみっきーWハートとなりました…。
なぜかって、それはそうですよ。
あのオヤジ声渋さ。
その渋いおじ様に”みっきー”と心の中で叫ぶのもどうなのと思いますが、とにかく天寿さんのヴィクトール・ライマンのカッコ良いことったら!!
特に声、声が良い!
あの声はなかなか出せる人いないと思います!
すっごい武器じゃない!?と今更でしょうけどtommyは目を見張るばかりでした。
金髪キラキラな天寿さんのイメージが強かったtommyには衝撃的でした。
こんなに演技の幅が広いなんて……そしてセディナ貸切だったのでアドリブをあのヴィクトールの調子のままぶち込んでくる心臓の強さ。
最初はただヴィクトールが鏡の前でふざけてるだけだと思っていたくらいお芝居的に自然で、でも気づくと爆笑してしまうほど面白かったですにかっ
あれは真面目なヴィクトールがやるから面白かったのと、今まで培ってきた笑いの取り方の力あってこそかな~と思います。
どうアドリブ言ったのか…もう覚えていないので面白さが伝わらなくてスミマセン……えっ・・・
かいちゃんもお髭つけてましたね!金髪の。
あ、壱城さんも!?
…壱城さんは眼鏡も装着していたはず!
う~ん、今回は本当にtommyの好きな風貌の方ばかりだったなあ…。
かいちゃんはお役的には出番も結構あるしテオの理解者で良い人だったなあの印象が一番ですが、こう言う普通のお役が出来る、それも自然に、な役者さんて重要かな~。
それこそ正塚先生作品とかどうなんでしょうね。
かいちゃんと天寿さんて正塚作品に合いそうな気がします。
せおっちもそうかな~。
せおっち、今回はこっちゃん差し置いて(笑)お歌の上手い大部屋役者さん。
うん、でもせおっちはこっちゃんにちょっと隠れて見逃されそうになっていた時期があったけど地道に実力付けてきたんだな~~と感じました。
せおっち、好きなんですよね、tommy。
だから花組で言うところのれいちゃん(柚香れいちゃん)とマイティー(水美舞斗さん)みたいに光と影っぽくなっちゃう時があるけど、マイティーがどんどん実力付けて肩を並べるようになってきたのと同じく、せおっちにも自分はここにいるぞー!とやって欲しい。
なので今回みたいに大部屋役者だけどやってやる~~!的なお役はどんどん前に出て出て!と思うtommy的には嬉しかったかな。
『阿弖流為』もかなり好評だったというので、せおっちからも目が離せないですね。
て、星組は詳しくないのでファンの方々からしたら何言ってんだか、かもしれませんが、あくまでtommyの個人的な感想と希望でございます。
……マイティーに関してもファンの方からしたらひと言申す!があるかもですが、tommyマイティー大好きなのでその辺、緩く許してくださいませ汗

と、お芝居についてはこれくらいでしょうか。
細かいところとかは(ヴィクトールがカッコ良いとか言い出すと『AfO』のアトスみたいになるので)あまり書いていませんが。

『Bouquet de TAKARAZUKA』は、ほんっとうにどれもお衣装が素敵でした!!
最初にプログラムでプロローグのお衣装見て、友人と「これは可愛い!男役さんのもカッコいいね!」とウキウキしておりました。
さすが「Bouquet」とタイトルにつけるだけあってお花の多いこと!
でもデザインが素晴らしいな~と。
プロローグの娘役さんのお衣装については、友人が「大柄の娘役さんが太って見えるかもと思ったけど全然そう見えなかった」と驚いていましたが、やっぱり大きめのお花がドレスにいくつも着いていて色合いがふんわりしているのでその危険はあったかもしれません。
でもスカートの下に向かってお花が多くなっていたりスカート自体が意外とストンと落ちるデザインだったためか(これはtommyの観た印象に過ぎませんが)、皆さんいつも以上にスタイル良く見えていたように思いますね~。
紅子さんのすみれ色のお衣装も肩から胸にかけてたくさんお花がついてましたけど、シュッとした面長の紅子さんのお顔がより映えて素敵でしたキラキラ

ショーについても観ている時は、あー…かいちゃんが、とかせおっちが、とか…壱城さんと天寿さんがキラキラに戻ってチェック柄なんて着てる~とか色々、もう今年これしか星組観れないんだからとばかりに色々追っかけていたんですけど……記憶が……。
でも紅子さんとあーちゃん二人のデュエットダンスではなく、かいちゃんと音波みのりさん、こっちゃんとくらっちのペアが入って、それもかちゃさまのお歌で踊るフィナーレ(花夢幻)は良かった……!
お衣装も3色で美しく、かちゃさまのお衣装はグレーと言うかシルバーグレーかな?でヒラヒラなびかせ大階段で歌っていて、3組のダンスも蝶の様に華やかで軽やか。
夢か幻かって、本当にそんな感じでした。

そして、いや、もう、うん、かいちゃんですけど…tommyにとってのショーだと。
かいちゃんの色気って…、…う~ん…、あの、89期には何か色気の粉とかを妖精さんが振りまいたんでしょうかね、とすっとぼけた事を真面目に言いそうになるくらい、何だかまた見惚れておりました。
だいもん(望海風斗さん)の場合は目もとに色気が多くて口元ニヤリで二度やられるパターンがtommyは多くて、かいちゃんの場合は口元の色気が多くて目もとのアンニュイさで二度やられるパターンが多いかな……。
変な分析ですが、色気も男役さんそれぞれ違うので何となく。
かいちゃんは全体的にアンニュイな色気な気がします(真面目)。
そしてせおっちが…!
いつの間にかいたずらっ子男子からジゴロ的な色気を身につけていてtommy驚ききゅんっアゲアゲ
年下男子な雰囲気を残しつつのチラッとオラオラ感、流し目とキレイに口角の上がった口元。
はあ、男役さんはちょっと観ないうちにどんどん成長しているのだな~とつくづく実感しました。
それに星組さんは本当に美男美女揃いなんですよね!
これ、本当に組ファンではなくても声を大にして言いたくなる事実。

星組の美男美女率すごーい!!

星組に限った事ではなく宝塚全体の美男美女率は芸能界の女優俳優さんに負けず劣らずだと勝手に思ってますが(雰囲気美人がいないとは言えませんが…でも宝塚的美男美女と言うのと芸能界的テレビ的美男美女と言う括りに分けた場合、負けん!とか思ってます、男役さんなんてモデル顔負けなスタイルと美顔て事多いし)、久しぶりに星組さん全体を見渡してみてここもか…顔面偏差値東大レベル……と思う事しきりでございました。





最後に『TAKARAZUKA Cafe Break』のかいちゃん→こっちゃんへのプロデュース。

アフターダークプロデューサー・七海ひろき氏(画面の「七海ひろきP」って…)
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その歌声!
もっと聞ーかーせーてーーーーー!!!!
でした。
全曲フルで!
ツリークリスマスソング礼真琴版CDきらきら出してください!!

karaoke*「クリスマスに会えない彼女への動画撮影中」のこっちゃん
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かいちゃん、グッジョブ!!!んもうっアップ





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