このブログは、tommyの主観入りまくりの観劇・お茶会その他諸々趣味をひとり言として綴っておりますので、違ったお考えや意見などおありかと思いますが、その辺りは心を広くして読んで頂けるとかなり助かります。


最近は雪組トップコンビ含む退団公演に大きく気持ちを持っていかれていたのもあり、宝塚の記事が多かったのですが、ちょっとここで海外ドラマの吹き替えについて常々思っていることを書こうかと。


海外ドラマを見るとき、字幕と吹き替え、どちらがお好みでしょうか。

tommyは圧倒的に字幕派なんですが、吹き替えを見ないわけでもありません。

なぜか。

字幕でいったん俳優さん自身の声を聴いてしまった後で吹き替えを聞くと違和感を覚えるからなんですよね。
そりゃ本人じゃないわけですから、違う声なのは仕方ない。
しかし、演技と声が本編の俳優さんと印象が全然違っていたら…気になりません?

字幕に気を取られて話に集中できない、というのもわかります。
細かい演技とか表情をしっかり見ようとしたら、字幕じゃなくて吹き替えの方がいいかもしれないし、なんだったら英語を聞き取れたら一番いいわけです。

tommyも字幕で見てるわりには英語が話せるわけでもないし、全然聞き取れてないし、でも英語のセリフと字幕の翻訳(でいいのかしら)が何だかずれてるなあ、異訳しすぎじゃないかなあ、と感じるくらいにはなりましたけど…。

それはともかく。

よほどのことがない限り、海外ドラマの吹き替えは「声優」と言うお仕事をしている方が担当しますよね。
うーん、『スーパーナチュラル』が最初に夜中民放で放送した時の吹き替えは地獄でしたけどね…。
シーズン1,2はディーンが次長課長の井上さん、サムが俳優の成宮寛貴さんでしたねぇ…。
シーズン3からディーン⇒東地宏樹さん、サム⇒内田夕夜さんに変わって、ブルーレイはシーズン1,2も吹き替えが2バージョン入っているのだとか。

この『声優』と言うお仕事をしていない方が(あろうことか、井上さんはお笑い芸人さんですからね)海外ドラマの吹き替えを担当するなんて、ただでさえ吹き替えって難しいと思うのに、ですよ。
漫画・小説⇒アニメだって、イメージが!とか言われるのに、とうに俳優さんが演技しているものに当てるんですから、自分の演技だけでなく本物に寄せることも要求されるわけですからね。

そんな大変な思いをしてる吹き替え声優さんに申し訳ないくらい、tommyは字幕を見てるので何とも熱く語る資格、ないんですけど…。

最初から吹き替えで見ていたものはそれなりに見れるんですが…それはやっぱりBGM的に海外ドラマを流しているときか、もう字幕で今見るのしんどい、もしくはそんなに思い入れがないから吹き替えでもいいか、なときになるのかなあ。

あ、『スーパーナチュラル』はどちらでも見れます。
たぶんそれはディーンとサムの声のイメージがあまり字幕と吹き替えと変わらないから。
でもやっぱり字幕の方がいいですけど…。

どうしてそこまで、と言われると、ドラマの印象まで変えてしまう吹き替えの影響力って言うのを、日本語版の監督とか、制作サイドがわかってるのか、疑問に思う時があるからです。

一番、うわ、全然違うじゃん、と思ったのは『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』のフィオナ。
これは元スパイが突然解雇されて、探偵をしながら解雇の本当の理由を探っていくお話なんですが、主役のマイケル・アレン・ウエスティンの吹き替えは栗田寛一さん。
これはまあ、うーん、聞いていられないほどではないけど、やっぱりご本人とは全く声が違う。
でもなんといってもフィオナ!フィー!ですね。
フィオナ・グレナンという役が確かに落ち着きがなくて無鉄砲で、腕は一流かもしれないけどトラブルメーカーなのは間違いない、という感じなので、それに合わせたんだろうと思いますが、雨蘭 咲木子(うらんさきこ)さんがもうキンキン声でまくしたてるんです。
アニメ声、なんですよ。
洋画や海外ドラマの吹き替えや女優さん付で吹き替えなんてこともしているので、彼女が悪いとか思ってません。
キャスティングミス!

だって、本当のフィーは低い声で、あんな舌ったらずでアニメな甘ったれた声なんて出してないんですから。
フィーの性格とか、お話の中での立ち位置的に、こういう声がいい、と制作陣が決めたことでしょうけど、女優さんご本人のイメージと全く違う声を当てていたら、本国で制作している方々に失礼な気がしますけどー…どうなんでしょうねえ。

それから、tommyが大好きな『ミディアム』のアリソン・デュボワ。
アリソンは主婦だし、自分の特殊な霊能力に振り回される事が多いから、結構イライラしてたり旦那さんのジョーと喧嘩したり、女性特有のヒステリックな場面もよく見かけます。
でも、アリソンを演じているパトリシア・アークネットも、低めの声で、しっかりハッキリセリフを言う女優さん。
感情的になっても金切り声は出さない。
だからジョーとの喧嘩で泣きながら喚いていても見ていられるし、内容もわかるんですが、これがひとたび吹き替えになって、松本梨香さんになると、これがもう、イラッイラするくらいのヒステリック。
いつでも自分中心で上手くいかないと当り散らして不機嫌で…と言う印象。

松本梨香さんて、声優さんとしてとっても有名な方だし、演技力云々とかを言いたいわけではなくて、…演出?
キャスティング?

やっぱり、演出、監督かしら。

ずーっとtommyと『ミディアム』を字幕で見ていた友人があるとき、一話見逃したからって吹き替え版を見たら、あー、イライラする、見ていられないひよざえもん がーんと言い出して。

そう、そうなのー。
アリソンがすごく嫌な人に見えるでしょう???と語ってしまいました。
ジョーも悪くないけどやっぱり売り言葉に買い言葉で余計喧嘩がうわーって大事になるよ、そりゃ、みたいな清水明彦さん…。
普段のジョーはともかく、何かトラブった時のジョーはもう少し冷静ですよ、本役さん(て、宝塚の新人公演のように表現してもわからないけれど)。

日本人が思っているより、海外の俳優さんは声が低いんだと、男女ともに。
でも日本人が見るから、その役を日本人がするとしたら、みたいな感覚なのかしら、キャスティングって。

声優さんが以前、吹き替えのときには顔の骨格が(特に顎回り)似ていると間違いないって言われています、とお話しされているのを聞いたことがあります。
それは理解できます。
似ているもの、顎回りの骨格が似ている人って、声も。

tommy本人が言われたことがあります。
『声』が米倉涼子さんに似ているって。
『声』ですよ?顔じゃなくて。
それはつまり丸顔(米倉さんて細いけど、顔の輪郭は丸い方)で、頬骨が少し張ってて、とかとにかく『声』を響かせる部分の骨格が似ているらしい。
仕事中にtommyと話していた同僚が、『声、tommyさんの声、どっかで聞いたことがあるような…というか昨日聞いた、テレビで!』っていきなり言い出して、職場がえーと、ある舞台の裏方のような場所だったとき(宝塚は全く持って関係ないんです、残念ながら)なので薄暗がりの中、tommyの声を聞いていて、はっと思ったそうです。

tommy的には自分の声が低めであることは自覚していたけど、あんなに男前な声だったのか…、それも『声』だけ似てても顔が似てなきゃ自慢できないじゃないのよ…とちょっと拗ねてみたりはしましたけど、とにかく骨格が似ていると声が似ていると言うのは自分でも立証済み?なのでわかるんです、ね。

なのにどうして海外ドラマでもそれは通例としてあるはずなのに、なぜに全然タイプの違う声を当てることが多いのかー、です。

謎、謎すぎます。

と言うわけで、tommyは海外ドラマはご本人の声で、演技を見たいので字幕版を見てます。

昔は吹き替え声優さんになりたーいとか言っていた子供時代もあったんですが、いったん字幕版で見るようになってからは、声優さんの頑張りには敬服しますが、やはり海外ドラマは字幕版になってしまいます。

吹き替え版をこよなく愛する方や、両方見る方を否定するつもりはありませんので、その点、ご気分を害するような事がありましたら、お詫び申し上げます。
あくまで、tommyの主観的ブログなので、ご容赦くださいませ。

あ、でも一番怖いのは『ハリー・ポッター』の子供たちの吹き替えでしたね…。
ジブリで素人声優もしくは子役を起用するのも時々『う~ん…』てなることがありましたけど、『ハリポタ』は、…もう…、演技とか声とか以前の問題でしたよ!
ぶち壊し…(好きな方には申し訳ない)。
これなら拙い演技でも本人の演技で声を聞かせてくれた方がどれほどましか…とぐったり倒れた記憶があります。
なので、tommyはテレビで『ハリポタ』を放送するときは、英語で流して日本語字幕を出してます…本来の使い方ではないので申し訳ないんですが、聞いていられない、けど見たい(なら見るなよーですね)と悩んだ結果、そんな反則でしょ状態になりました。

NHKの海外ドラマでも時々やります、字幕ついてるから、ほぼ全部に。


吹き替えをしている声優さん批判ではありません、これ、本当に。

制作陣にもう少し、海外ドラマにおける吹き替えの重要さをわかってもらえたらなーとは思ってますが、それもtommyにはどうしようもないので(それにそれはそれで事情やら考えやら、あるはずなので)、ブログでちょっと文句言ってみたりしたかっただけです。


久しぶりに海外ドラマについて書いておきながら、何かの感想でもない、役者さんのお話でもない、とは。

でも、この吹き替えの違和感についてはどこかで話したかったので今回書いてみました。

相変わらず飛び飛びな話で、自由気ままに書いているので、一言物申したい、と思われた時は心を広くもって阿保の戯言だと思ってください。


あ、全然話がとんで、ちょっと前の話になりますけど、『ワンスアポンアタイム』、どうなるんでしょうね!?
主役が降板だとか言うニュースをちょっと前に見ましたけど。
最初のうちはお話面白かったから見てましたけど、最近見てなかったらどんどん色んな方が降板していて、ついに…ですからねえ…。

どうなるんでしょうー…。






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