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2月7日 40w6d
AM10:00
硬膜外麻酔の後、自分の病室へ戻り様子をみることになりました。
痛みは全くなくなったため、リラックスして旦那さんと談笑をしていました。
ただ無痛分娩と言っても和痛なので、陣痛が進むにつれて痛みが出てくると説明を受けました。
PM12:00
朝は5分間隔になった陣痛でしたが、また間隔が開いて来てしまいました。
それと同時に麻酔注射の影響なのか背中に鈍痛を感じるようになってきました。
段々と昨夜寝れなかった疲れも出てきて、運ばれてきた昼食も半分ほど口に詰め込むのがやっとでした。
PM2:00
背中の痛みが耐えられないくらい辛くなってきて、旦那さんに強く押してもらったりさすってもらったりしてしのいでいました。
そのうちお腹の張りが10分を過ぎても感じられなくなってしまい、変だなと思いナースコールをしました。
結果として張りは来ているものの弱くなっていて良い張りが来ていないとのこと。
背中の痛みも訴えると麻酔の影響なのでしょうがないと言われ…とにかく横になっても座っていてもツライ。
なんていうか昔なりかけたヘルニアの腰の痛みがパワーアップしてずっと続いてる感じ。
旦那さんのマッサージがなければくじけていたかもしれません。
助産師さんには「まだまだ時間がかかりそうだね…日付をまたぐかも」と言われ、気が遠くなってしまいました。
PM2:30
院長先生が様子を見にきてくださり、「お産の進行が遅いため母体への負担を考えて陣痛促進剤を使いましょう」と言われました。
ただし、急激に使用すると血圧が心配なのでごく少量を投与して様子を見るとのこと。
この時、子宮口は4-5cm。
さっそく点滴の準備が始まり、陣痛促進剤が投与されました。
すると5分もしないうちにお腹の強い張りがやってきました。それとともに軽い生理痛のような痛みも再開。
そして波のようにお腹の張りがやってきました。気づけばあっという間に3分間隔に!
PM3:00
助産師さんが内診をしてくれ、子宮口は8-9cmに。
「いい具合に張りが来てるね」と言われ、分娩室に移動することに。
麻酔で左足の間隔が完全に麻痺していたので車椅子で移動しました。
その間にも陣痛がやってきて、痛みもドンドン強くなってきました。
さっきまでの背中の痛みなんて一気に吹っ飛んでしまいました(笑)
PM3:20
分娩室に移動し、子宮口は9.5cmに。
陣痛促進剤を投与してからあれよあれよの間に子宮口が開いたのでビックリしました。
そして助産師さんから「イキみ感ある?あればもうイキんでもいいよ~」との一言が。
明るいうちに産める!!と思って俄然やる気になってきました。
痛みもお腹が痛いというより腰がメリメリと軋むような痛みになってきました。
麻酔をしてると言えどもかなり痛い…。でも自然分娩の人に比べたら全然楽なはず!と思い、深呼吸をしながらハリに合わせてイキみを繰り返しました。
でも、実は麻酔のせいかイキみ感があまり感じられなかったためなかなか赤ちゃんが降りて来てくれず、途中で助産師さんに「イキみ感がなければ深呼吸で痛みを逃していいですよ~」と言われ、ひたすら深呼吸で痛みの間をやり過ごしていました。
そんな中、甲斐甲斐しく「大丈夫だよ!リラックスして」と声を掛けてくれたり、水を飲まれてくれた旦那さん。何より心強かったです。
PM4:00
院長先生が分娩室にやってきて、「お産が長引くと母子ともに心配なので、吸引分娩をして出しましょう!」とのこと。
もうすぐ終わりが見えると思い、二つ返事で「よろしくお願いします」とお願いしました。
なにやらカチャカチャと慌ただしく準備が始まり、会陰切開しますと言われたのち、ザクっと切られる感触がありました。でも全然痛くない(笑)
やっぱり無痛分娩ってスゴイ!!と思いました。
相変わらず腰はギシギシと割れるような痛み、そして下腹部痛も強くなっていて思わず「痛い!!」と言ってしまいそうでしたが、麻酔をしてるのにそんなこと言ったら情けないと思い必死で耐えていました。
PM4:20
院長先生が機械を挿入し、「次の張りが来たら思いっきりいきんでください」と言われました。
そしてお腹の上に助産師さんが乗っかりお腹の赤ちゃんを押し出すことに。
お腹の張りが来たので、「来ました!」といい、上に乗った助産師さんの重みで苦しいのと陣痛で痛いのとで、とにかく必死でイキみました。
息が続かなくてもう一度息を吸い、ありったけの力を込めたところで、
「もういいよ!!下見て!下見て!」
と言われ、下を見ると赤ちゃんの頭が!
それと同時に「オギャー!!!!」と元気な鳴き声がしました。
「おめでとうございます!」
と言われましたが、なんて言ったらいいのかジーンと胸に来るものがあり、何の言葉も出てきませんでした。
こんなモノが私のお腹から出てきたのか~と不思議な気分でしたが、とにかく無事に産まれて来てくれたことが嬉しくて涙が出そうでした。
旦那さんも隣で一言も言葉を発さず、二人でとにかく今お腹から出てきたばかりのちっちゃな赤ちゃんに釘付けでした。
すぐに胸に乗っけられた赤ちゃん。
すごい元気な声で「オギャーオギャー!」と泣くものだから、思わず笑ってしまいました。
しわくちゃな顔で一生懸命でとってもかわいい!
その後体を洗われ体重測定などされている赤ちゃんをずーっと見つめていました。
泣き止むことなくすごい勢いで泣きわめく赤ちゃんを見て、ようやくホッとしたのか涙がホロリと流れました。
旦那さんとも「良かったね」と言いあって、これまでで経験したことのない最高に幸せな時間を過ごしました。
その後傷の縫合などが終わり赤ちゃんを再び抱っこさせてもらい、2時間ほど分娩室で過ごしました。
私の腕の中でもいっさい泣き止む気配がなく、旦那さんと「すごい元気な子が産まれてきたね」と笑い合いました。
結果として運良く無痛分娩ができたこと、そして高血圧というハイリスクの中で経膣分娩ができたことは本当に良かったと思います。
分娩所要時間は21時間22分でした。
退院の際に分娩室での固定カメラの映像(分娩台ではなく赤ちゃんの体重計にセットされてたみたいです)のDVDをいただきました。
実家に帰ってから見てみると、産まれる直前から産まれたあとの音声、そして赤ちゃんの映像が入っていました。
これを見てあの時の感動が蘇ってきて思わず涙、涙しました。
「私たち夫婦に宝物ができたね」と旦那さんと話合いました。
これから先、育児に息詰まった時にこのDVDを見て、初心を振り返れたらいいな…と思いました。
長くなりましたが、出産レポを読んでくださってありがとうございました
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