ファーマーの長男生誕祭
2019.6.9
ウラニーノ × huenica
小倉さんのお誕生日当日!
ファンにとって応援している方のお誕生日、それも当日にお祝いできることはこの上ない幸せなので、発表された時から行く以外の選択肢がなかった!
とても楽しい一日だったので、記憶の記録を残しておこうとおもいます
入場して配られたのは、小倉米/稲の苗/肥やし の3点セット
日本中どこを探しても、ライブ特典で苗を貰えるのは、きっとウラニーノのライブだけ!
想像を超えてくるのがウラニーノです!
最初はhuenicaから
( やまぎくん、お誕生日おめでとう! )
そんな榎本さんの天然発言から始まりました
会場中が笑顔に包まれていて、もう既に素晴らしい日!
huenicaとウラニーノは昨年開催されたWAKE UP FESで親交を深めたそうです
わたしもあの日はじめてhuenicaの音楽を聴いて一聴き惚れしていたので、まさに出会いの瞬間に居たわけです!嬉しい!
そして何を隠そう、サチコさんのご実家はあきたこまちを作っている米農家で、田植えと収穫の時期はライブを休んでお手伝いへ行くそうです(まさに田の人と旅の人)
榎本さんの日焼けは、田植え焼けとのことでした(小倉さんは真っ白)
huenicaの音楽はとても優しくて、そしてとっても楽しい!
鳥のさえずりや風の音、葉と葉が擦れる木々の声、、たちまちライブハウスは森の中
多種多様な音の中でお二人が歌っているのを聴いていると、それはまるで絵本を読んでいるような感覚と似ていて、ドキドキしたりワクワクしたり、心が弾みます
ZINE&CD vol.2に収録されている「 カラ空っ風 」という歌
音源ではサチコさんの姪っ子ちゃんと甥っ子くんがゲスト参加していて
\ びゅーびゅー空っ風吹き荒れろ! /
と歌っているのがとても可愛くて大好きな歌
生で聴くことができて嬉しかったなあ〜
そして、お二人のお子さん(ユウくん)が誕生してから作ったという歌たちの中には、確かにユウくんの存在があって、ユウくんの目から世界を見ていたり、逆に世界(お二人)の方からユウくんを見ていたり
家族ってこうして家族になってゆくんだなあと、そんなことをおもいました
心温まる歌の数々に、角のないお二人の人柄に、とても心地良い時間でした
続いて本日の主役、ウラニーノ
セットリストは小倉さん考案とのことで
何をやるのかな〜と、そこからもうすでに特別な日!
はじまりは、「 6月のタイムマシーン 」
6月といえば!1曲目からもう既に幸せ!
こんなにも心の底から6月を祝福した日があるだろうか...!
自然と笑みが込み上げてきて、心が喜んでいる感覚があって、ここに居られることがたまらなく嬉しくて、( これだ! )とおもいました
わたしは、この時間が何より好きなんだ
大好きな音楽を聴いているとき、わたしはわたしになれる
他人の目を気にしたり自分を卑下したり、社会の歯車の一つとして動くことで安心感を得ているような、そうした日常に埋もれていく" わたし "という存在
このまま消えてしまいたい、透明人間になりたい、そんな風におもっていたことが馬鹿らしくなるほど、わたしはわたしでした
それは、わたしが唯一好きでいられるわたしでした
モルタルは床に座って聴くスタイルなので、小倉さんのドラムが床を伝って全身で感じられて、その振動が心地良くって、目の前には歌うやまぎさんが居て、永遠に続いたらいいのに!と思わずにはいられなかった...
それこそ、ウラニーノの音楽と一体になれているような気がして、ますます笑みが溢れて止まりませんでした
「 海 」と「 えら呼吸 」が続いていて
やまぎさんが( これ、小倉くん考えて選んだとしたらすごい )と言っていたけれど、果たして真相はどうだったのだろう ...?
広い海 と 狭いプール
えら呼吸に出てくる少女は、海を知っているだろうか?と、ふとそんなことをおもった
いつからか、ウラニーノの歌の中に出てくる誰かに自分を重ねて聴くようになっていて、
歌の世界観を" 想像する "って行為を繰り返すうちに、以前はそうしていなかったことに気付いた(きっとそれはそこまで興味が持てなかったのかもしれない)
想像することで見える景色があって、想像することでわたしたちはお互いの重ならない部分を補い合っているのかもしれないな、とおもいました
「 海 」の( 例えば )の歌い出しがとても好きです
そしてわたしはやっぱり「 ロックンロールで殺して 」がとてもとても好きです
演奏中に(多分ドラムの勢いで)バックドロップが外れてしまって、おかげ(?)でドラムソロが長くなったので嬉しかったです!いつまででも聴いていられる!
その後ろで几帳面に外れたバックドロップを直している姿にやまぎさんの人柄を感じました笑
本編最後は「 荒川クルーズ 」
新しいアルバムに収録予定の曲とのこと
これもまたやまぎさんの独特な世界観が確立されていて、聴きながらその光景が浮かんできます
初めて聴いたとき、最後まで彼女が来ないんじゃないか...そんな不安に駆られながら、でも来て欲しい、お願い来て...!
そう心の中で唱えながらドキドキしていたことを思い出した
知っていても毎回ドキドキしてしまう
鋭意制作中の6年振りとなるアルバムは、ゲストミュージシャンを加えて秘密裏に進めているそうです(しあわせさんの情報以外)
絶対辞めないけど(何度も繰り返し言ってくれるところがいいよね)最後の気持ちで制作している、と
それは前回もおそらく同じで、この先もそうなんだろうな、とおもう
それだけの想いが詰まった作品だから、作られているその過程も、受け取るその時も、受け取って音楽を聴くときも、そしてその後も、ぜーんぶ引っ括めて大切にしていたい
音楽を続けてくれることはもちろん、ライブで実際に音楽を聴ける場をつくってくれること、音源としていつでも聴ける作品をつくってくれること、けして簡単なことではないとおもうから、わたしは続けてくれる彼らのファンで良かったなあと、心からおもいました
ウラニーノが、大好きです!
( 一旦終わります! )
と、予定調和感満載のアンコールは
本日の主役、小倉さんの言葉からはじまりました
(詳しくは小倉さんのブログ参照 ファーマーの長男生誕祭)
普段言葉とは別のところ(音楽や美術)での表現が多いイメージがあるので、こうして小倉さんが思っていること、感じていることを小倉さんの言葉で聞ける機会はすごく貴重なもののようにおもえて、それだけで少し感動しました(泣いてないです)
でも、サプライズが控えていることを知っていたので、そっちが気になってちゃんと聞けなかった気もする...悔しい! 笑
一生懸命に話しながらも時折会場を笑わせてくれる小倉さんは、やっぱり凄いひとです
そしてこの後、" お誕生日ケーキ "のサプライズがあるのですが ...
少し過去に遡って記憶の記録を
5月某日、( お誕生日ケーキを用意しようとおもってる! )と、あるファンの方からお声掛けをいただき、何とも愛のこもったサプライズに、即賛同!
プラスで何かやりたい...ウラニーノと言えば(小倉さんと言えば?)お面 !
( 皆で小倉さんのお面を付けたら面白いんじゃないだろうか! )
ということで、6月某日、有志で集まってお面制作をしました
こんなに沢山の小倉さんの顔を見るなんて、もう後にも先にもこの日だけなんじゃないだろうか!とおもうくらい、延々と大量の小倉さんの顔を切り貼りしました
作業をしながら、小倉さんはもちろんウラニーノの話をファンの方々とできることがとても嬉しくて、終始笑いの絶えない時間
わたしがウラニーノのライブへ行くときはほぼむむさんと一緒で、居ないときは一人で行くことが殆どだったから、こんな風にファンの方々と親交を深める機会が持ててそれはもうとっても嬉しかった!
元を辿れば小倉さんのお誕生日のおかげなので、お祝いしているはずが逆にたくさんの大切にしたいものを貰ってしまいました
一人で行くライブも好きだけど、やっぱり" 好き "は共有することでもっともっと大きく深く成長していくような気がします!
( 作業後に大量に余った小倉さんの顔と、切り取った後の紙はちゃんとお家に持ち帰りました )
そして当日 !
アンコールでウラニーノがはけた後、会場中(40枚でも足りなかった!)に小倉さんのお面を配り、ケーキが運ばれてきて、いざその時 !
喜んでくれたかどうかは別として、きっと予想外の展開に出来たのではないだろうか!
たくさんの小倉さんの顔の中に1枚だけあるやまぎさんの顔を真っ先に見つけちゃうところが、小倉さんだなあとおもいました (きっと逆でもそうなのだろう)
結局小倉さんご本人が盛り上げてくれて、皆でハッピーバースデーを歌うことができました!
楽しかったなあ〜
やまぎさんからは" 農家の嫁 "という、まさにファーマーの長男にぴったりのプレゼント
こういう細かいところまでしっかりキメてくるやまぎさん、さすがです ...
最後は ウラニーノ×huenica 農家セッションで「 ファーマーの長男 」
いつも以上に笑いが止まらない最高に楽しくて面白くてハッピーしかない時間!
何より歌っている4人が一番楽しんでいたんじゃないかとおもえるくらい、皆素敵な笑顔でした!
huenicaのお二人からは" huenica米 "が贈られ、それを肩に乗せて片手には" 農家の嫁 "を持ったまま歌っている小倉さんは、完全なるファーマーの長男 ...
やっぱり最後は笑顔で終わる!これがウラニーノだよなあ〜〜と、( いつも通り )の空間にわたしは安心すると同時にますますその魅力に惹かれていたのでした ...
本当に本当に楽しかったので、秋頃にはまた
ウラニーノ× huenicaで収穫祭をやってほしい!
終演後にサチコさんとこのことについてお話したら、料理も作ろうか〜って!
(huenicaのお二人はイベントで振る舞うくらいに料理上手)
夏もまだ来てないのに、もう秋を楽しみに待つことができるなんて!
音楽はわたしに四季の楽しみも与えてくれているようです
16時開演で終わる時間も早かったので、ファンの方々とお腹を満たしに登利平へ(小倉さんが群馬出身だからではなく)
ライブが終わってからも今日の話だったりウラニーノの話だったり、音楽の話だったり、話題は尽きることがなくて、こういう時間は本当に尊い
貰った稲の苗は、( 育たないと思ってください! )と言って配られたのだけど、
ファンの方々と、これはきっと試験で、見事育て上げたひとが農家の嫁になるんだよ!って話したのが星新一作品のようで面白かったなあ〜 (わたしすぐ脱落しそう)
最初で最後かもしれないファーマーの長男生誕祭 !
本当に本当に楽しい1日でした!(お面制作も含めたらもっと前からずっと)
そして小倉さん、38歳のお誕生日おめでとうございます!
これからも生命力に溢れるドラムと、奇抜なファッションと、意外性しかない芸術作品と、小倉さんにしか進めない道を歩んでいってください!