被災地診療のために。。。
救える命を救うために。。。



被災地で診療に携わっているドクターからSOSです。


震災により、東北地方の製薬会社の工場が打撃を受け

薬の生産がストップしている製薬工場があり

薬不足問題は深刻です。

そして、薬の供給不足が原因で

助かる命が失われている状況です。



病院等で処方箋を頂いている方へ

どうか協力をお願いします。



被災地応援診療のドクターの記載は
           こちら
http://ameblo.jp/yumeyobi/entry
-10844644202.html



以下<転載全文>


東北地方の工場が被災したために甲状腺機能低下症の  

治療薬チラージンの供給ができなくなったそうです。

これは、ほぼ100%を生産しているA製薬の製造工場が

被災地で壊滅状態になってしまったためです。

今後は、1社でなく、数社で製造するとか、

少なくとも地理的に離れた箇所に工場を設置するとかの

対策が必要でしょう。


しかし、現在、すでに必要な患者さんのもとに

届かないといった、需給バランスの大きなひずみを

生じているのです。

数日前には、ツムラからも連絡がありました。

工場が打撃を受けたために製造が間に合わず、

在庫も底をつくと予想されるため、

ツムラの漢方薬の処方日数は、

28日以内に制限してほしいとのこと。




みなさんにお願いがあります。

症状が安定しており、通院がたいへんだからとの理由で、

60日処方とか長期処方してもらっていた薬を、

しばらくは(被災した工場が以前のように稼働したり

他の工場で生産が間に合うまでは)28日処方に

していただきたいと思います。

被災地では、生命維持になくてはならない薬や、

数日間きらしてしまうと大事故につながりかねない薬が、

必要な患者さんに十分いきわたっていません。

実際に、被災地では、高血圧の薬がきれてしまったために

死亡事故につながっています。


また、明らかに、血圧上昇や不整脈発作、

それから気管支ぜんそく発作の患者さんが、

震災以後、とても増加しています。

これらは、いずれも生命にかかわるような発作や

病状悪化を起こしかねない病態です。

ですから、症状の落ち着いているいわゆる

慢性疾患の患者さんは、あと2カ月くらいは、

28日処方までにしていただきたいのです。



何も東北地方や関東地方に限ったことではありません。

日本の医療は全国つながっているからです。

ぜひ、ご協力をお願いします。




わたしたちにできることは、

節電や義援金のほかにもあります。

患者さん自身も、患者さんのいるご家族の方にも、

1回の投薬日数を28日以内にするといういうことを

ぜひ行っていただきたいと切に思います。



以上<転載文>