アーティストのGacktさんのBlogを拝見し

「東北大地震被災地支援」について書かれている文章を

そのまま転載させてもらいました。


素直で力強い気持ちに感動しました。。。


人として、困っている人 助けたい人がいるならば

何らかの方法でいい・・・それ以上でも以下でもない。

きれい事でもなんでも、思いたいやつは思えばいいんです。


直接Blog拝見されたい方は

        こちら
http://gackt.com/gacktblog/?p=1335


GACKTさん他、多数有名人賛同支援
日本赤十字社"SHOW YOUR HEART" 基金

        こちら
http://static.hangame.co.jp/hangame/extra/
showyourheart/index.html




以下Gacktさんの全文です。


みんな色んな意味で疲れていると思います。
被災地のみんな、本当に踏ん張っていると思います。
寂しくて、つらくて、それでも前に進んでいると思います。



みんな一生懸命、戦っています。
現地で不眠不休で活動している自衛隊のみんな、本当にお疲れ様です。
ボランティアで動き回っている方々、本当にありがとう。
国の機関に関わっている方々、
色んな責任を背負って夜も眠らず戦っていると思います。





そしてなにより被災者の方達、
僕らには想像してもしきれない環境のなかで
恐怖と飢えと孤独と不安に立ち向かっていると思います。

希望を捨てないで下さい。
必ずみんなで助けます。



僕たちも今、出来る限りのことをやっています。
僕も徹夜で作業をしています。




首都圏は、物資を集めようにも
今、何もない状態です。
それを運ぶ手段もない。
燃料も全くない。
数日前までは考えられなかった状況です。



それでも多くの仲間と
必死になってかき集めました。
多くの企業も
「自分たちに出来ることを」と
想いを合わせ、動いてくれました。
燃料も必死になって集めました。

あとは、少しでも僕たちの想いや
みんなの勇気を送りたいという気持ちが
一緒に届けばいいなと心から願っています。
どれだけの被災者の足しになるかは分かりません。
でも、関わってくれていたみんなの勇気がたくさん詰まっています。




今回、
残念なことに、
やっぱりこんな緊急時でも
心のないヤツってのはいるもので
詐欺メールやチェーンメールが出回っているのを目にしました。
もちろん、想定内ではあるんだけれど。
残念でならない。



こんな時に、こんな大切なときに、
そんなことやってる場合か?
なんで、足を引っ張ることをするんだろう?
何が楽しくてそんなことやっているんだろう?
暇人としかいいようがない。
バカにも程がある。
目の前にいたら、速攻カカト落としです。

みんなもこんな下らない詐欺メールやチェーンメールに引っかからないでほしい。
っていうか、引っかからないと思うけれど。
あまりにも下らなすぎて同じ日本人として恥ずかしい。


みんなには知ってて貰いたい。

地震直後のあの混乱の中で
今回、NHN Japan株式会社がいち早く、
僕の行動に賛同し、すぐに動いてくれました。


何かしたいと思うみんなが
すぐにでも、少しでも動けるように。
みんなの気持ちの行き先をしっかりとしたものにするために。



「何かしたくても出来ない・・・」

「何か出来るんじゃないか・・・?」


そう思っている人たちがほんの少しのきっかけで行動に移すために。
みんなと共に行動し、
被災地の人たちを助けたいと思う気持ちを形にするために。

そんな想いでNHN Japan株式会社は僕と一緒に動いてくれました。
徹夜の作業を続けてここまで来ました。


彼らとは、オンラインゲーム『 Dragon Nest 』からの付き合いです。
社長自ら寄付金を出し、率先し、
チャリティーサイトを立ち上げることを何より優先させ、
会社の別口座をこのチャリティーのために開放してくれました。
それは、僕が持っているチャリティー口座を振り込み先にしたとき、
僕がメディアに叩かれることを回避するために
彼らが矢面に立って僕のかわりに
その責任を背負ってくれると言ってくれました。



つまらない雑音に振り回されず、
GACKTがボランティア活動に、
チャリティー活動に専念してほしいという
彼らの想いでした。


もちろん、SHOW YOUR HEARTの専用基金口座は同時に申請しています。
でも、それを開設、設置するのには時間も掛かる。
だからそれまでの間は、
彼らの持っている別口座を開放してくれたわけです。
もちろん公認会計士も入っています。
現在の状況を逐一、公開できるようにする予定でしたが、
システムの開発に時間がかなり掛かるということで、
その開発は後回しにしました。
優先する作業は他にも山ほどあったので。
現在、7000万ほど集まっています。



そして、基金の送り先に関しては、慎重に協議しようという話になりました。
それもまた、バッシングの対象になることも最初から分かっていました。
でも、バッシングを避けるためにやる行為と
実用的な判断で今、一番必要とされる場所に届ける行為は全くちがう。
だからこそ、しっかり検証する必要がありました。


県知事に直接渡し、集まった基金は復興基金として
被災者に分配して貰う方が良いんじゃないかという話が一番最初の段階でした。
が、事態は一切、収束をみせず混乱は広がる一途で
今はまったく、政府機関が手一杯の状態。
それを受け、現在の支援に回すことを優先しました。


現在の「救助支援」と「復興支援」


コレは全く別の意味を持ちます。
だからこそ、日本赤十字を全面的にバックアップする結論になりました。
支援先の選択には色々な意味を持ちます。



基金の集め方にもいくつかのやり方と意味があり、
長期でその活動を持続することはもとより、
世の中の想いを持続させていくことは非常に難しい。
だからこそ、僕たちは長期ではなくタームごとに区切って
その都度、チャリティーを開催して
援助金を集めみんなの想いが収束しないようにすることを選びました。


阪神大震災の時にも起きてしまった、
「日本中の人たちの被災者に対する想いの終息」

これが「世の中の被災者に対する想いの終息」を防ぐための一つの方法であると思っています。


今よりも復興に対する問題はより深刻になり、
実質的な行動はよりエネルギーを要します。

実際に被災者の方達が苦しむのは今だけじゃないんです。



復興しているさなか、
自分の住む家もない状態が何年も続くことを、みんな想像できますか?
自分の興した会社が莫大な借金を抱えて、
事業を続けなければならない苦しみが想像できますか?

阪神大震災の直後、自殺者が相次ぎました。

僕は、想像しただけで涙が出ます。
もし、世の中が自分たちを見捨ててしまっていたら。
過去の物として、過ぎ去った物として忘れてしまっていたら。


人は希望のなかで生きています。
希望があれば生きていけます。
自分たちは決して見捨てられてはいないと
そう信じられれば、生きていけます。
誰かが自分たちのことを想ってくれていると感じられれば
生きていけます。
自分は孤独じゃないんだと信じられれば生きていけます。



だからこそ、期限を切って集めていくことを僕らは目的としています。
今回の目的は「日本赤十字をバックアップするため」です。
そして、今回必ず、それに対して結果を出し
次はしっかりと復興を目的として期間を区切って活動します。


何となくホームページを読んだだけではみんな募金までたどり着かない。
文字を読んだから、内容が理解できたから、募金をする分けじゃない。
心が動くから、自分に出来ることの形の一つとして募金をするんだと思います。



TMRの西川君も一生懸命、動いています。
何とかしたい、何かをしたいと思う気持ちは、僕らみんな一緒です。
向いている方向は同じです。

だからこそ、僕らは今回、3月31日までを一つの期限とし、
そこまでに出来る限りのことをやることを決めました。

自分たちの目標に期限を切っているからこそ、
何日も徹夜が出来るんです。
もっと頑張れるんです。
もっと頑張ろうと思えるんです。
力が出るんです。
みんなが、まだやれると思えるんです。
それが、僕らが出した答えであり、僕らのやり方です。



集中力を継続させることは本当に難しい。
何となくなんて気持ちに決してならないために。


今、日本中で動いてくれているみんなが
この瞬間、突き動かされて自分のやれることをやる。
それで良いんだと思います。
無理をしてほしい分けじゃない。
ただ、他人事だと思わずに
向き合ってほしいんです。


まだ他人事だと思っているヤツに
かっこつけてるだけだと思っているそんなヤツに
心のパンチ一発入れられるように。
そんな場合じゃないだろう?って
愛のビンタを決められるように。

そんな感じです。



嬉しくないですか?
自分の行動に心からのありがとうを言われたら。

それだけです。
理由なんて、単純なものです。


僕らは日本人です。
隣に困っている人がいたら
手を差し伸べることの出来る日本人です。

そんな心を忘れてしまった日本人が
この国を、この国に住む子供達を駄目にする。



僕らはそんな心を持つ日本人なんです。
だからこそ、
今こそ、
動くときなんじゃないですか?


かっこつけてるって思われてもいいじゃん。
今の瞬間の自分がほんの少しでも、
昨日の自分よりイケてると
そう感じられれば。


少しだけ、仮眠取ります。




GACKT




以上です。

 
      最後までお付き合い頂き
      ありがとうございます。Thank you