本日は、復帰の鍵を握る松浦亜弥さんのモチベーションについてちょっと掘り下げて妄想します。
松浦亜弥の歌唱力の素晴らしさ、ステージングの巧さなど希代のボーカリストであることは、音楽関係者をはじめ多くのプロが絶賛していますので素人の私が言うまでもありません。
そしてご本人も、2007年のコンサートツアー「ダブルレインボウ」では「歌うことが本当に楽しい」とMCで語っていますし、見るだけで楽しいことが十分伝わってきます。抜群のMCと一緒にご覧下さい。歌については4分頃から語っています。
その2年後、2009年のコンサートツアー「想いあふれて」で全国ツアーの幕を閉じるわけですが、これは今にして思えば、病気(子宮内膜症)であの激しいステージは無理だったろうと納得がいきます(当時は病気であることを隠してステージに出ていましたが)。
その最後のステージでも、「歌が好きでこの世界に入ったのにいい歌が残せていないから今後は歌づくりに専念する」といっています。
しかし、そこから活動は減っていきます。病気の治療中ですから当たり前と言えばあたりまえですが。。。
本当にそれほどコンディションが悪くて歌えない状況だったのかというと、2010年6月26日・森ノ宮ピロティホール / 6月27日・横浜BLITZで行われたマニアックライブVol.3の冒頭がこれです。
今聞いても鳥肌が立ちます。現役の全歌手と比べても圧倒的な歌唱力、存在感、そして美しさと、非の打ち所がありません。これでステージに立たない方が不思議です。
ただし、このマニアックライブVol.3を通して見ると、歌への情熱は感じられません。観客は圧倒的な歌唱力に酔いしれてしまいますが、それを歌う亜弥さんの瞳は醒めていて、ふとした表情はどこか淋しげです。
そして2011年には
- 4月1日放送のテレビドラマ『サクラとさつき』(ABCテレビ、関西ローカル)に主演。
- 4月11日、歌手としてデビューから10周年を迎える。
- 12月21日、10周年記念ベストアルバム「松浦亜弥 10TH ANNIVERSARY BEST」を発売。それに合わせて12月8日、9日に丸の内、発売日は名古屋でライブを行った。
(Wikipediaより)
病気や東日本大震災の影響もあったかもしれませんが、ハロプロの看板を背負ってきたトップアイドルの10周年記念がないというのはファンとしては淋しい限りだったでしょう。
2012年に至っては、2月5日 赤坂ブリッツ にてファンクラブ会員限定ライブ“Aya Matsuura Maniac Live Vol 4”開催のみです。
そしてそこから「マニアックライブ vol.5」(2013年7月14日・原宿クエストホール)まで実に1年半のブランクがあります。いくら探してもその間テレビに出たとかにどこかのステージで歌ったとかいう形跡が見あたらないのです。
そして、一年半のナゾのブランクの後に、このマニアックライブ5に出て、その一ヵ月後に橘慶太氏と12年の一途な愛を実らせて結婚します。
つまり、病気があったとは言え、歌手として脂ののりきった一年半、それも日本でトップの歌唱力を持ちながら、かたくなに仕事を拒否して、橘慶太氏との結婚が決まったことでようやく「マニアックライブ vol.5」に出たのです。その背景にある亜弥さんの葛藤を象徴する映像があります。
彼女の涙は、数年ファンを裏切り続けてきたこと、そして結婚が決まったけどここでは言えない事など万感の思いが溢れたのでしょう。
はっきり言って、人気という意味では橘慶太と松浦亜弥では雲泥の差がありました。あのままの勢いで松浦亜弥さんが活躍すれば、アイドルから脱皮してアーティストとしてブレイクすることは確実で、その差はますます広がり、慶太氏との結婚は難しかったでしょう。
慶太氏も男のプライドとして同業で格上の女性との結婚は辛いところです。
だから亜弥さんは、一年半、一切の仕事を断って、世間から姿を隠すことによって自分の人気を落とし、商品価値を下げて橘慶太氏との釣り合いをとったのです。
「ファンより、お金より、人気より、慶太が大切」とあからさまに態度で示されるのは、本当にショックな人も多いでしょうが、、、そんな一途なところも亜弥さんの魅力ですよね。
というわけで、今回の復帰もモチベーションの鍵は「夫の仕事を手伝う」なのです。
自分が売れたいとか、稼ぎたいというほとんどの芸能人の復帰とここが決定的に違うので誤解されがちですが、「歌手松浦亜弥」にスイッチが入るのはまだ先のこと。今はただ、夫の手伝いをしたい嫁亜弥と見ておいた方がいいでしょう。
だからこそ復帰するかしないかはまだ迷っています。
「今までは夫と子育てを優先してきたので、歌いたい気持ちが全然なかったんです。でも家で夫の仕事を手伝っているうちに、私も歌いたいなって。ゆっくり考えて行きますよ!」
「ゆっくり考えて行きますよ!」の「考え」は、自分が出ることが慶太氏の仕事にプラスになるかならないか見極めるつもりです。
そりゃ「松浦亜弥」の宣伝効果を考えただけでもプラスは間違いありませんが、一部にはまだ反発もあるようですから「ゆっくり」様子見なのかもしれません。
もちろん、「歌手松浦亜弥・楽曲提供橘慶太」となればスイッチが入ることは確実です。
自分の活躍が結婚の障害になるという最悪の状況でもあの輝きですから、夫、橘慶太の成功に繋がる今なら、、、
おそらく10年ぶりぐらいで「松浦亜弥」の本気が見られることでしょう。
期待しつつ、しばらく静観します。
大妄想にお付き合いいただきありがとうございました。一切根拠はありませんのであしからず。