続き
あの時
津波が来るギリギリまで車内にいたという男性カメラマンのインタビューがあった。
私もそうだった。
サイレンや防災の呼びかけが鳴りまくって、ハウリングしてるみたいでなんて言っているのか全然聞こえなかった。
本当に。全然。
でも、一晩車に入ればエンジンかけながらなんとかなるだろう
くらいに思ってしまってた
何故そこに停車していたか
というのは
渋滞で車が一向に進まなくってUターンして
国道沿いの銀行の駐車場に取り敢えずという感じで停車した。
後に聞いた話。
銀行の2階から社員さん達が
『早く上がれ早く上がれ』と叫んでくれていたらしい。
寒いし車の窓も開けて居なかったので
私には聞こえなかったのだ。
停車して間もなく
樽やウキなど、港でよく見る様な物がプカプカ流れて来たのを目にした。
そして
ソファーも流れて来た
『マジか』
と思った。
今更ながら車の窓全開にした。
車が一瞬プカッと浮いた。
『マジだね』
流石に
慌てた
とにかく車内の色々は諦めて。
取り敢えず貴重品だけでも。
しかし
長財布は諦めて
お金だけポケットにいれた。
携帯と、HDDカメラは襟元からお腹に放り込んだ。余裕を見つけて、諦めかけた財布も襟元からお腹にいれた。
お腹はぱんぱんだ。
あとは
家の鍵はカラビナでGパンにくくった。
ダラダラ書いているが
20秒くらいでバババーっとやった。
足元から水が入って来たからね。
その足元の水は、一緒にして膝まで来た。
もう。今出ないと間に合わない。
でも外ももう波がすごいし、車もどんどん流れて来る。自分の車も流されてる。
流されしまったら
その先には堀があるから、行くも地獄、戻るも地獄。そんな状況。
思い切って車から出て
銀行マンが呼びかけてくれている銀行に避難させてもらおう。と考える。
しかし流される。
たまたま流されすがりの男性に腕を掴んでもらい助かる。
そのまま銀行入り口まで向かうも
地震のせいで停電になり自動ドアが開かない。
水位はガンガン増していく。
焦る。
中から銀行マンの方々が指先だけの力で自動ドアをこじ開けてくれた。
大量の水(泥水?海水?とにかく黒い海水)が鉄砲水の様に勢いよく銀行内に入った。
同時に私と男性は一命を取り留めた。
そこで一晩過ごす事になるのだが
続きは、また今度。
中学生が、パニックになったり
銀行のみなさんがすごく親切に、してくれたり
同じ地域に住む子供をもつママに出会い
2人で励まし合いながら川をわたり、ヒッチハイクをして翌日子供を探しに行きます。
長くなったので、続きはまた。
読んで頂きありがとうございます。