ご挨拶

みなさまコンニチワ。静岡市を拠点に活動中、主な稼業は運動指導。嶋村彩です。

 

 

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さてさて

 

江戸で何を。続き。

 

舞台美術をぱちり。

 

斧?!と、小鼓?!

 

小池博史ブリッジプロジェクト「breath triple」を見てきました。

本日が千穐楽なので、いろいろ書けそうで嬉しいです。

 

が!見どころいっぱいというか、「なんだこれはなんだこれは…!!」と脳がものすごく揺さぶられたので語彙力の限界なのです。

 

作品のモチーフはブラジルに実際にあった、いわゆるカルト宗教とそこに集まる市民と市民を統制することに躍起になる政府の内戦。

「カヌードスの乱」と呼ばれたようですが、よくよく事情を紐解くと乱と位置付けたのは政府の方で、カリスマに救いを求めた市民目線になるとまるで他人事に思えない事態だったようです。

現代日本に思う政治や社会の歪みを投影しているようだし、世界情勢とも鑑みて共感するテーマです。

 

ブラジル社会としては長らく隠しておきたかったこの史実をどうやって見つけてきたんでしょうか、小池さん…

 

※カヌードスについてはブラジル日報の記事がおススメ。

史実のあった場所は観光地になってお客さんがたくさん来るんでしょ、と思ってたら全然違う、近代史の汚点だから地図から消す!というおぞましさで泣いちゃう私です。

 

☆☆☆

 

そして「市民」「政府軍」「市民を援護した盗賊勢」の三つの世界を3人のパフォーマーがそれぞれ演じる、演じ分けられた世界の違いが驚きでした。

いいですか、市民役・政治家役・盗賊役、ではありませんよ。

 

それぞれの世界ですから政府軍だと社会的地位の高い年齢も相応にいっている人物になるし、盗賊だと血気盛んな若者たちになるし、市民だと役者の実年齢に近い人物になる。

 

会場が都心のギャラリーなのでそんなに広くないのに、映像の使い方やパフォーマーの空間の使い方で広大なブラジルを思わせることも驚きです。

 

空間・人・照明・音響・音楽・映像・美術

 

総合芸術、というジャンルの面白さを存分に見せた作品でした。

 

この秋はブラジルで選考されたパフォーマーを入れて作品を拡張しブラジルで上演。

そこに当然、松島さんはキャスティングされてるよね…と聞いたところ

「今回の東京公演で終わり!僕のとこは現地キャストにがんばってもらう!」とのこと。

現地キャスト、できるんかいな…松島さんのパフォーマンス見ちゃったらそう思うよ…うわわ。

 

コロナ禍が終われば松島さんはまた海外へ出まくる生活が始まる…と心配したのですがさすがに地球の真裏までは行かないことにしたみたいです…

あ、でも隣国(韓国・香港・マレーシア・インドネシア 他)は手ぐすね引いて待ってるな…

 

なにはともあれ、千穐楽おめでとうございました!

松島さん、来週土曜よろしくお願いしますね…