ご挨拶

みなさまコンニチワ。静岡市を拠点に活動中、主な稼業は運動指導。嶋村彩です。

 

 

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さてさて。

 

本日は過去に写真だけ載せたことを回収するシリーズなんですが

先日ちょうどいいツイートを見つけたのでついでに引用しておきましょう。

 

 

盲導犬について。

 

街中で盲導犬に遭遇すること、あります?

 

私はなかったです。

スロームーブメント静岡実行委員会という、なにをやってるのかよく分からない実行委員会を始めたことで様々な人に出会うことになりましたが、その中の一人と一頭がユーザーのしょうちゃんさんと盲導犬さんです。

 

我々のコミュニティダンスのワークショップに初めて来てくださったときの衝撃たるや。

私「あの、犬さんのお名前はなんていうんですか?」

し「ごめんなさいね、名前を明かしちゃいけないんです。皆が名前を呼ぶと指示が通らなくなるので」

 

他に犬に対して「さわってはいけない、見つめてはいけない、餌をあげてはいけない」そして「話しかけてはいけない」

というルールがあることを先に説明されて、とても驚きました。

大人しい犬を見たらまずやるでしょ、それ。犬好きならやるよね、普通。

 

し「なので、この子のことは犬とかワンちゃんでいいです」

と答えられたものの、敬称で呼びたかったので

 

「田中さんと呼ばせてください」と何故か提案するわたくし…本名がとてもかっこいい英名(アンドリュー、みたいな名前!)なので思いっきりありふれた日本の苗字でしかも参加者に一人もいない苗字で提案したら笑って承諾され、以降私たちチームは盲導犬のことを田中さんと呼んでいました。

 

さて先代盲導犬は「ふーん」と無視してくれたのですが、その後新任になった盲導犬は「田中さんって、あたしのことでしょ?」とキラキラした瞳で反応するようになってきたので、これはマズい!しょうちゃんさんに危険が及ぶ!と考え今は犬さんと呼んでいます。

若い犬、怖いわぁ。賢すぎて怖いわぁ。

 

現在、私はしょうちゃんさんとヨガサークルをスタートさせ、定期的に盲導犬と行動していますが、やっと分かったことがあります。

彼らはとにかくにおいをかいで情報を集める。

「この人は、このニオイでこの足音、こういう声」をインプットし、合流したらこの人の後をついていけば良い、と判断する。

 

基本、犬さん自身で行きなれた場所への道順をしっかり覚えその順路のとおりにユーザーを案内するのです。

しかし福祉会館以外の…先月は駿府城公園内で踊りながら移動するパフォーマンスでしたが…そこではどこで歩き続けるパートをやるか、数歩に一回止まるのか、ユーザーが倒れたり立ち上がったりするのか…を私の動きで判断してユーザーを安全に導くという技を編み出したことに驚きました。

なんかやたらニオイをかがれるなぁ、しかしここで撫でたり話かけてはならないし悶絶!と人間はキャッキャしてる間に犬さんは粛々と情報を集めていたのかと思うと。

若い犬、怖いわぁ。賢すぎて怖いわぁ。俺たちバカだわぁ…。

 

一緒に踊った60人のパフォーマー達ももれなくニオイをかがれていましたが「見つめない、触らない、声をかけない、えさをあげない」を忠実に守っていただき

「ぐぬぬ!撫でたい!ぐぬぬぬぬ!」と悶絶していました。

 

先代盲導犬が元ユーザーの本番を見に駆けつけてくれました。

(撫でてる人は違いますよ)

 

今は引退犬を預かるホストファミリーと犬らしく愉快に暮らしています。