オバマ大統領の広島訪問。そしてそこでの演説。
毎日の生活のなかで、気にはなっていたけど、そこまで積極的に見ていた訳ではなかった。
けれど、ふとネットニュースで演説全文を読んだ私の心に、なんとも言えない安堵感が満ち溢れ、涙がポロポロとこぼれた。
これは多くの人が持つものだと思うのだが、私には、前の人生はおそらく何らかの立場で戦争に関わっていたんだろうな、と感じられる遠い記憶の数々がある。
オバマ大統領はアメリカの代表としての立場で、あの広島平和記念公園を訪れた。オバマ大統領は大統領としてだけではなく、ひとりの人間として、アメリカ大統領としての立場も熟慮を重ねに重ねた一言一言は素晴らしいなどと、簡単には言えないほどの心からの言葉の数々が心に響き渡った。
ただただ素直に、広島で起きたことに直視し、これからの在り方を語った。
被爆者の方々とオバマ大統領の握手とハグ、笑顔は光に満ちていた。
「 私の国のように核兵器の備蓄がある国は、恐怖の論理から抜け出す勇気を持ち、核兵器なき世界を追求しなければならない。私が生きているうちに、この目標を実現できないかもしれない。しかし、粘り強い努力によって破滅の可能性を低くできる。」
この言葉が一番心に残った。
どんな気持ちでこの言葉を選んだのだろう。出来ることなら自分の在職中に実現したい、と思ったのだろうか。
しかし、すべてを見渡した上で、感じていることなのだろうな、と強く伝わった。
もし、自分が何とかしたい、自分がいるうちに目標を達成したい、という想いがあるなら、それはただのエゴ。
今、出来うることを全うし、自分がいなくなったとしても、いつか目標とすることが、一番ベストタイミングで、その場所の反映や幸せのために達成されることが出来れば、それが真実なのだ。
オバマ大統領が、今自らが出来うる最善のことをし、心からの言葉を述べたことで、どれだけ多くの人々の心を動かし、助けとなったことだろう。
任期が終わったとしても、世界のリーダーとして、改めて世界中の人たちの心に刻まれたことは確かだ。
オバマ大統領ありがとうございます。
あなたと同じ時代に生きられていることに感謝します。
次の継承者が、あなたの想いのバトンを受け取る方となることを願い、すべてが最善となることを願っています。