「声」「歌」に導かれた経緯を
昨日書かせて頂いたが、
その前に、
私は「音」
そして「舞」
に導かれてきた経緯がある。
今も忘れられない瞬間。
モデルという仕事をする為に大阪から上京し、
初めて所属した事務所のウォーキングのレッスン。
上京して間もなく、
まだ２０歳そこそこだった私は、
足元にも及ばぬモデルの大先輩達と一緒にレッスン場にいるだけでも
緊張で縮こまり、
どうそこに存在していて良いのかさえわからないような状態だった。
そこに、この衝撃的なレッスンがあった。
大阪のモデル事務所で活動している時から、
さんざんウォーキングのレッスンはし続けて来ていた。
ターンの仕方や、ポーズの取り方、洋服の脱ぎ方、
東京では
これらを更に極めて行く為のレッスンなのだろうと、
なんの疑いも無く
９センチのパンプスを持ってレッスン場を訪れた私は、
そのレッスン風景を見て、身体が固まってしまい、
そして次の瞬間には涙が止まらなくなったーーー
何故、涙となったのか。
きっと、私という存在が
心の中に本当は求めていた世界が、
そこに在ったからだったのだろうと思う。
それを深い所で受け止め、感動したのだと思う。
そのレッスンで見たのは
モデルたちは「洋服」ではなく、
「真っ赤な一枚の大きな大きなシルクの美しい布」
が与えられていた。
ファッションショーで流れるような今時の音楽ではなく、
オペラや喜多郎や、
エスニックな美しいアンビエントな曲が流され、
「好きなように表現してごらん」
と言われるのみだった。
モデル達はそれぞれ、
想いのままに舞った。
先輩方のパフォーマンスは素晴らしかった。
そこにいたのは、「モデル」ではなく、
それ以上に、「表現者」だった。
単なるモデルの為に上京した私に、
とてつもない課題がのぼった瞬間。
それまで、クラブ以外で「踊る」なんてしたことが無かった私は、
感動と、
そしてまったくの初めてなことへの戸惑いを持て余しながら
頭で、一生懸命パフォーマンスをしようとしていた。
こうすれば綺麗に見えるかな？
こうした方がいいかな？
どうすれば綺麗に見えるのだろう？
こうしたら変？
どんな風に見られているだろう？
どうにも、
体の３倍ほどあるその大きな布は、
思うように動いてくれず、
体にまとわりつくだけで、
なんとかしようとすればするほど、
動揺した心は踊るどころではなかったし
舞布も私と一緒に美しく舞ってはくれず、
私の思考と同じように
私の体に不器用にまとわり付くだけだった。
「音楽の力を借りなさい」
それから、何度
師のこの言葉に導かれたことだろう。
その後も
何度と無くレッスンは重ねられたけれど
私の「アタマ」と「舞布」は
ダンスを共に舞うことは無かった。
様々な地で踊らせて頂き、
高野山での合宿レッスンの際に、
「表現出来ない!!!」というジレンマに
極限まで追い込まれた私は
自己否定の感覚で
先輩方の素晴らしい表現を見ていた。
数時間のレッスンの後、
曲は「CATS」の「メモリー」に変わった。
２０名ほどのモデルたちは次々にその曲での表現にチャレンジをしたが
私は一度もあててはもらえなかった。
ふと、
師はこの曲にまつわるストーリーを語り始めた。
老いた猫の若かりし頃の思い出
生きてきた日々すべてをその身体に宿し
老いた自分の体を孤独に眺める
美しかった日々を振り返るその猫に
私の意識は完全の同調したー
涙が泉のように湧いてきて
「表現したい！！」
という想いが私の中で決壊したように感じた瞬間、
師は私の名前を呼んだ。
「やてみなさい」と。
真っ赤なシルクのその大きな布を
嗚咽も上がるほどの涙とともに受け取り、
ステージに向かった。
「メモリー」が流れ始めた。
涙とともに
何をどのように踊ったか
まったく覚えていない。
だけれど言えることは
初めて
体が、
布が、
私のマインドとは別に、
動き出した瞬間だった。
体と布は解け合い、風と一体となり、音楽と一体となる。
「場」は
その創造のための宇宙が与えたキャンパスとなる。
「一枚の布を表現出来れば、どのような洋服でも表現出来る」
かつての恩師から、
どれほどたくさんのことを学んで来ただろう。
今、こうしてこのように振り返っても、
今の私の血肉となっているのは、
あのモデル時代の８年間は大きい。
それからは「表現すること」に、
いろんな音楽でそれと一体となることに、
どんどん夢中になっていった。
ある時、舞踏という世界と出会い、衝撃を受けた。
そして、
元山海塾の師の所に出向き、
地下３０mの大谷資料館の巨大地下空間に何日も籠り、
今度はまったく音の無い世界でパフォーマンスを学んだ。
それは、体の細胞の音に耳を傾ける事だった。
そして、空気の振動する音に耳を傾けることだった。
身体自身がリズムと音楽を持っている。
その時に感じた感覚はまた、私に新しいドアを開けてくれた。
あれから２０年ほど経つ。
結婚し、
すべてを引退し、
二人の子を出産し、
離婚して
本当に人生は予想をはるかに上回るものだけれど
４０代にして
ダンスの世界に再び入っていくことになろうなどとは
まったく予想もしていなかった。
舞踊の師である那須シズノ氏のお導きで、
臼杵国宝石仏始め、
厳島神社
天河大弁財天
高千穂神社
宇佐神宮
ハワイ島キラウェア火山
身曾岐神社（よあけてであえて）
NYワールドトレードセンター
NYハーレムでの教会
国内のみならず、
聖地と言われるあらゆる各地にての奉納舞、
また公演では
ハワイ島カヒルシアター
イーストハワイカルチャーセンター
京都公演
KAGUYA舞公演
NY 公演、
と国内のみならず
海外のステージにも引き上げて頂き、
自分では今回の人生で想像していなかった経験へと導いて頂いています。
世界は「音」に満ちている。
ナーダ・ブラフマ、「神は音なり、音は神なり」。
はじめに音ありき。
聖書でも言われる通り、
本当に宇宙は「音」から生まれたに違いない。
そして
私たちの身体は量子の寄り集まりだ。
それは「振動」している。
そう、ダンス、だ。
「振動」とは「音」
生きるということはダンスそのもの。
生きるということは音楽そのもの。
春、
率いるKAGUYA舞の2019年が始まります。
４月７日の【国宝臼杵石仏への奉納舞】とそのお稽古に加え、
今回より
シズノさんの海外公演を目指したカンパニーの
ダンスワークも行います。
立つ
歩く
舞う
基本を踏まえ
天と地に繋がりながら
更なる創造の場へと
三位一体としての表現の世界をぜひ体感して頂きたく思っています。
土 水 火 風
あなたの存在、
その身体に宿している偉大なるエレメントの創造の力に繋がり、
「表現」の世界の扉を更に一緒に開いていきましょう。
お釈迦様生誕の祝い
桜舞い踊る臼杵にて
皆様とご一緒出来ることを楽しみにしています・:＊:`・
【KAGUYA舞企画】
〜お釈迦様生誕の御祝舞〜
臼杵石仏奉納舞とお稽古
SPIRAL VISION ダンスワークの集中三日間のお稽古
https://www.reservestock.jp/events/330463
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【DNA目覚めるタロットの哲学】
第３３回目の配信【思考の取り扱い方】
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３月１６日 【名古屋】メタフローラ・プレゼンス5期「意識の目覚め」
定員9名さま 〜今期は満員御礼となっております〜
https://www.reservestock.jp/events/284300
３月１７日 【名古屋】「境界線マスターワーク」
定員12名さま 残席３名さま
https://www.reservestock.jp/events/316390
３月２１日（木） 【別府Ohana】🌕春分を祝う満月会🌕
✨新たな一年を想像して創造するカードワークとクリスタルボウルヒーリング
定員12名さま 残席２名さま
https://www.reservestock.jp/events/319835
３月２３日、２４日 【大分】VTアルケミー STAGE２「自然界の法則をマスターする」
定員8名さま 残席1名さま
https://www.reservestock.jp/events/319768
３月30日、３１日 【福岡】VTアルケミー STAGE２「自然界の法則をマスターする」
定員8名さま 満員御礼となりました・:＊:`・
https://www.reservestock.jp/events/318570
４月５日〜８日 【Ayasofya】Little Eagle展示会開催決定✨
４月５〜７日 【KAGUYA舞」那須シズノ 臼杵石仏奉納舞への誘い
SPAIRAL VISION 那須シズノダンスワークショップ
（７日のダンスワークのみの参加も可能です）
https://www.reservestock.jp/events/330463
４月２０日 【名古屋】メタフローラ・プレゼンス5期 レベル４
「物質、社会、お金との繋がり〜仕事という魂の役割に従事する」