「考え過ぎちゃうんです」という人程、実は「考えていない」

「最悪の事態を想定する」

ということに
セッションやワークなどで取り組んで頂く事が良く有ります。

ポシティブシンキングを意識されている方は意外に思われるかもしれません。

「最高をイメージする」ことを意識することはあっても、
あまり最悪をイメージするっていうのは無いかもしれません。

例えば
「本当はやりたい事があるのにその行動が出来ない」

それは、
「アタマ」で何か起こりえることを恐れているからですよね？

それをしたことで起こりえる、
最悪のことって何なんでしょうね？

ほとんどの場合、
「こうなったらどうしよう」と考えるばかりで
本当の意味で
「そうなったら　どうするか」は考えられていません。

「こうなったらどうしよう」

と

「怖い」

をヘビロテでリピートしているだけです

多くの場合、

「わたし、考え過ぎてしまうんです」
「考えないようにしたいんです」

とおっしゃいますが、

私に言わせるとむしろ、
「ちゃんと考えてないなぁ」と感じることの方が多いんですね。

「思考」は悪者では有りません。
大事なのは「使い方」です。

本当は、
あなたの「要望」を叶える為に威力を発揮出来る役割を持っています。

なんとなく怖かったり、不安だったり、二の足を踏んでいたり。
そのなんとなく、を、

「最悪どうなっちゃうと思っているのか？」と
意識の光をあてることによって明確にしていきます。

それは、

男性に振られることかもしれません
今の勤め先を失ってしまうかもしれません
失敗だと感じる体験をすることかもしれません
恥をかくことかもしれません
誰かをがっかりさせることかもしれません
いくらか、金銭的なマイナスを背負うことかもしれません

最悪の事態。

ガガーーーン、、、、、、

さて、
大事なのはここからです。
問いかけは更に進みます。

もしもその事態になったとしたら、どうしますか？

泣く
やけ酒を飲む
見返すほど綺麗になるように努力する
もう一度力を付けて再チャレンジする
他の働き場所を探す
落ち込む、、、その後多分立ち直る
自分としてやれるだけのことをやる
ごめんなさいと謝る
マイナスを埋めるために動く、、、、etc、、、

「最悪」だと感じていた先にあるもの、
いづれかの行動が浮かぶはずです。
その事態がもしも来たとしても、
きっとあなたは自分が出来ることをやります。

そして想像出来る「最悪」の後、、、

それはもしかして、
行動する前の「今の状況」と
あまり違わないかもしれません。

実は最悪、と考えていることは、
それほど最悪では無いかもしれない

ということにオープンでいましょう。

恐れを「アタマ」の中に置いたまま避けて逃げている限り、
途方もなく大きな化け物のように感じます。

しかし、
意識の光をあてると
等身大のその正体に対峙出来ないものはありません。

私は、釈迦が残したと言われる言葉が好きです。

「最高を望み、最低に備え、その中庸を行け」

最低に捉えることも
そう悪くは無い、そのように感じます。

正体を知っているものには、反撃されません。

最悪の事態を想定してみることで、
肚を据えて、
「行動する」というチャレンジが出来ることもあるものです。

アウェアネス(.˘‿˘.)✨