既に珍しくもなんとも無く使われるようになって、
チャネリングやら、
スプーン曲げやら、
イメージングやら、
様々なツールの扱い方も
世には溢れるように増え続けている現代社会。
そんな中でも、
今も昔も変わらず人は人の中で生きて行くわけで、
なんの能力は無くとも何よりの幸せは、
自分自身に正直に生き、
身近な人たちと、
豊かな幸福に満ちた人間関係の中で、
信頼を持って生きれることなのかもしれないと感じたりします。
孤高のヒーラーと言われても、
カリスマと言われても、
温かい人間関係に満ちた生活がなければ
それは温かみを育む人間の持つ力が
片鱗削がれている状態のようにも感じます。
もちろん、高い視点で捉えれば、
そのようなプロセスがあることも最善なのでしょう。
幼少期、
子供達は母と濃密な日々を過ごし、
やがて学校生活へと「社会」を移行させて行きます。
その中で自我を育みながら人間関係を築いて行くわけですが、
正直に出せない自我の一側面は、
「社会」と「うまく」やって行く為の手段として
ペルソナ（仮面）を発達させていくことになります。
以前、セッションを受けられたお母さまに、
小学生の娘をリーディングして上げて欲しいと御願いされたことがあります。
目の前に座った可愛らしい小学６年生の女の子二人、
彼女たちに
「何かカードに聴いてみたいこと有る？」と問いかけたら、
「どうしたら友だちに嫌われないように出来ますか？」
「どうしたら友だちとうまくやっていけますか？」
でした、、、、、
この年齢で自分をどう表現出来るか、よりも
人間関係の不安、疑い、を抱え、自分を抑えていることに
なんとも言えない想いを抱きました。
学校生活で社会性を学ぶ、、、というのも
既存の教育体制からの教えだと
むしろ「仮面」を被ることは
「大人になる」ことと捉えかねないようにも感じます。
自身を守る為に被る仮面は
内の自己と拮抗し、
やがては自分を苦しめ始めます。
私たちは自分には嘘はつけません。
嘘はやがて自分自身を傷つけ始めるのです。
シュタイナーは特に、
自分自身の在り方に関して、
「嘘」に関して厳しい教えをしています。
「嘘」をつく度に心の中で爆発が起こると。
そんな、、、大げさな、、、
と、学んだ当時は感じたものですが、
強ち大げさとも言い切れないように感じるこの頃です。
自分自身への不信感は、
何よりも自己肯定感を阻害するものとなります。
そしてそれはそのまま、
外の人間関係の中に投影されていきます。
自分自身に誠実であること。
自分自身に正直であること。
それは確実に、
外側への信頼、
社会への信頼、
そして
自分自身の人生への信頼、
「生きる力」そのものを育むものとなって行きます。
「生きる力」は、
意見の食い違いや、
正しさの相違、
自我のぶつけ合いなど、
様々な争いの中で、
共通意識を見つけ、
第三の解決策を模索し、
信頼を築いて行く力を養っていくように感じます。
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