桜咲く 私の心は なみだ色
7年前の私は、こんな風に書いていました。
読んでいて切ないほど気を張り詰めていたのねえと
今の自分は相変わらず夫との思い出に生きるような感じもまだ抜けていないけれど
いつかは出会わなければならないこんな時があって
乗り越えてきたその経験が心の支えとなっていたと思うのです。
そんなある日をふと思い出してみました。
ああ、私の桜病?は、世間のしがらみが少なくなった分だけ軽くなって
落ち込み度合いが格段に軽くなり、よかったのか悪かったのか...?
夫は今度の結婚記念日に お祝いにサプライズで何か計画立てていたようだ。
私は心の中でつぶやく。
今さら~ 何を言ってるのさ♪
こうなる前から、旅行しよう山陰や鳴門海峡や四国に行きたいと何回も
言っていたのに、いつも無言で乗ってこなかったくせに。
今となっては一週間もの旅は もう夢のまた夢となってしまった。
桜見て鬱になったなあと感じる自分が嫌になる。
今年もまた律儀にも 心に涙がたまるのだ。
この頃の私は 明日からどんなふうに暮らして行こうかと思う。
怖くて書けない彼のほんとの病いは、これからどんな風に鎌首をもたげるの
だろうか。
せっかくの日曜日、桜見物の人が心待ちにしているのに、
空はこのところ曇っていて小雨もちらほら。
まるで私の心みたいだ。
こういう日の桜は、薄墨のごとくにじんでいてむしろ妖しげに見える。
桜はまっさおの空がにあうのに。
青空のもとの桜は薄紅色の輝く程の愛らしさで、春を謳歌してくれるのに。
まだこちらの桜は満開とはいかないので、願わくばちらない前に
その雄姿をさらして見せて頂戴ね。
その時は私も、その優しいエネルギーを浴びてきっと元気が出ると思う。
まあ、散った後の寂寥感はたまらないけれど。
でも5月になれば八重桜が咲き誇り、私はきっと復活する。
年々歳々そんな風に暮らしてきた私は、その癖まで全部飲みこんで
生きていくのだろうとおもう。
ああそうだったなあ。
頑張っていたけれど、ぽきんと折れそうな心でいたんだっけ。
今の私ときたら。。。
娘から電話があり
『お母さん、二人だけの戦場 当たったわよ。行く?
永久輝さんも出るわよ。」
『わあ、行く行く!よくあたったわねえ。」
「私もびっくり。S席だもの」
そして私ったら、1789をいろんなプランでせっせとリクエストしましたとさ。
辛い時も我慢して出来るだけの事をしていれば
きっと浮かぶ瀬も大ありですから
今大変な方々は何とかしのいでくださいね。
長文ごめん。読み飛ばして下さいね。(笑)