綾子です
いつもブログ&インスタグラムをご覧いただきありがとうございます。
昨日のレッスン(研究会?詳細はインスタで)の帰り道、
私が憧れる先生の1人として上條信山かみじょうしんざん先生の話しになりました。
キレのあるカッコいい書風の話、
そしてあんな風に書きたい!と。
熱く語ってしまってちょっと興奮気味だったかもしれません
上條信山先生の作品(松本市美術館のHPより)
上條信山先生といえば
実は私の中で迷宮入りしているエピソードがあるんです。。。
それは今から30年近く前、
とある士(さむらい)業の事務所に勤めていた時の話です。
所長がある日、
「事務所のビルの管理会社の人が書道のすごい先生らしいよ。◯◯さん(私の名前)も書道してるなら知ってる先生かも?名前忘れちゃったけど。」
とのこと。
それから数日後、
所長が「この前話した書道の先生が来たよ。」
と紹介してくれました。
見た目はガッシリとした姿勢の良いきちんとした60代後半くらいの男性。
お名前を伺ったら
「かみじょうしんざんです」
…
…
…え?!
いまなんと?!
そんなバカな!
若い私でもそのお名前の方がどれほどの大御所かはわかります!
でもでも、
なぜこんなところに?!
こんなところというか、
管理会社の人ですよね??
私の見たことのある上條先生の写真はほっそりとしていて目の前の方と全然重なりません
到底信じられず、
失礼ながらも
『信じられません』と
面と向かって言ってしまいました
その方曰く、
日頃は暇なので知り合いのビル管理会社に入れてもらって時々こうしてテナントに顔出しておしゃべりしているとのこと。
うちの所長ともちょくちょく話しているようで顔見知りのようです。
「信じられないなら名前を書いてあげるよ。」
そう言ってその方は内ポケットから万年筆のような筆ペンを取り出して、
メモ用紙に落款『信山』と書きました。
「ね!一緒でしょ?!」
ん〜、
たしかに雰囲気は似てるけどヘタクソにも見えるし
「ははは!信じてないな」
と言ってその方はお帰りになりました。
所長にあの方はホンモノの上條先生かもう一度聞いてみたけど、
所長も
「本人がそう言うからそうなのかと思ってたけど、そんなにすごい人なの?!」
と。。
その後二度とお見掛けする機会もなく、
真実は闇の中
私の中では迷宮入りです
やっぱりニセモノですよね。。。
どう考えても(笑)