おしゃれを彩る香り学―個性を引き出す新しい香りづかい
徳田勝彦

香りって普段気に留めないけど

いつまでも記憶に残るもんなんじゃないかと思う。

ふっと何かの匂いを嗅いで

懐かしい記憶が甦ってきたっていうのは

誰にでも経験あるんじゃないかな。

そういうときってその当時の自分の感情すらも引き摺りだされたりする。


残酷なまでに。

香りってすごいね。


読んでたら新しい香水買いたくなったよ。

自分らしくて自分によく似合う香水っていうのが欲しい。


そういう香水を手に入れた人ってきっとステキだと思うんだよね。


読みやすくて勉強になる本でした。

歴史上の人物達の香りにまつわる小話もおもしろいよ。

A2Z
山田 詠美

「たった二十六文字で、関係の全てを描ける言語がある。」



という書き出しから始まる恋愛小説。

先に裏切ったのは夫。

でもそんな夫を憎む間もなく主人公にも恋に落ちた。


お互い他に恋人が出来てしまった夫婦。

でも、相手は失いたくないという矛盾と葛藤。


大人のずるさが見える面もあるし、

世間の枠で考えるといわゆる不倫の話なんだけど

どうしてもそうとは思えない。

割り切った関係かというと全然そうじゃないし、

全力投球で恋愛してるとしか言いようがない。


恋愛とは身勝手な自分をいかに正当化するかだ。

みたいな下りがあったんだけど

ほんとにその通りだなぁなんて思った。

話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
アラン ピーズ, バーバラ ピーズ,

 女に必要なのはセックスする理由、

 男に必要なのはセックスする場所。



女の思考回路、男の思考回路の差がよくわかる本。

男女で考え方が全く違うというのは知ってたけど

ここまで違うとは思わなくて面白かった。


そりゃいろいろとぶつかるわけだ。

思わず「あるあるw」なんてニヤリとしちゃう。


男女の違いを一番よく表してるんじゃないかと思った一文。


 男は女への愛の証として、

 世界一高い山に登り、世界一深い海に潜り、世界一広い砂漠を横断した。

 だが女は男を捨てた――男がちっとも家にいなかったから。


よくわかるわーコレ。


アルジャーノンに花束を



ダニエル キイス

――チャーリーには友達がいた。
   今の僕には友達がいない。

あんなに願い続けた知能を手に入れた代わりに
手に入れたのは孤独。

天才的な知能と引き換えにしたものは
人を思いやる心と人を信じる心。

どんなに頭がよくったって人の痛みがわからなきゃだめなんだ。

人のことを思いやったりそういうことが出来ないと。


傲慢で驕り高ぶった賢者と

無垢で純粋な愚者。


前者は人から賞賛を受け

後者は人から嘲笑をうける。


でも、ほんとに人間なのはどっちなんだろね。

みんな大好き塊魂
ナムコ

塊魂がパワーアップして帰ってきました。

今回はファンの夢を叶えてあげるのが目標です。


イトコ・ハトコでも転がせます。

対戦もできます。

二人でも転がせます。


前作以上のアホさ加減w

強くなりたいすもうとりを転がすとかマジたまらん。


隠しもたまりません。

アホ過ぎて。

博士の愛した数式
小川 洋子

「僕の記憶は80分しか続かない。」

それは博士の服に留められた沢山のメモのうちのひとつ。


映画になった「博士の愛した数式」の原作。

博士と家政婦の私と息子のルート。

3人で過ごしたなんでもない日々が語られてゆきます。


タイトルにもあるけど、博士は数学者。

「数学は美しい」と彼は何回も言います。


数学って苦手だったけど博士の説明を聞いてるうちに

「数学って美しいのかも」と思うようになった。

読み終えた後は数学がちょっと好きになってるハズ。


心があったかくなるお話。


こちらニッポン…
小松 左京

ある朝起きたら日本中の人がいなくなっていた…。

というところからはじまるお話。


消え残りは日本各地にわずか十数人。

なぜ彼らは消え残ったのか?


電気がなくなってしまう。

病気になっても医者はいない。

レストランに入ってもご飯は出てこない。

電化製品が壊れても直すことも出来ない。


「日本国民全員が何かしらのプロフェッショナルだったのだ」


その言葉にはっとさせられた。


さよならをするために
唯川 恵

恋愛の終わりを描いた5つの短編集。

主人公の女性達がすごくかっこよい。

みんな決して流されたりせずに

辛い思いの中で自分と向き合って

相手とケリをつけてる。


「終わりは始まり」だと昔誰かが言ってたけど

本当にその通りだと思う。

そんなお話。