あやさきんぎょ は 不思議? 二匹目* -4ページ目

あやさきんぎょ は 不思議? 二匹目*

Illustrator 挿絵 装画
綺朔 ちいこ + ayasaki chiiko の
新しいブログです
お知らせ  創作  愛らしいさんなど*



男の子は どうかしらないけど、
女の子は 現実っていうゼラチン状の水ん中をただよっていて
皮膚と 水のあいまいなことが 時々心地良く思いながらも
時々は 不安になって 自分の輪郭を 
より本質に近い形に切り抜いてくれそうな男の子をみつける

男の子は その女の子のまわりについてるものの中に 
手や指や いろいろなものをいれて
空気にさらしてゆくんだけど
時々 おおざっぱだったり
輪郭より内側まで切り取って
自分好みの形に 変えちゃったりする

女の子も ちょっとくらいなら平気なんだけど
あんまり ちがう形にされちゃったり ほったらかしにされたりすると
乙女心はかなしんだりする


 
絵を描くとき、人形作っていたとき とくに強くおもうけど
私が作品を作り 生み出しているわけじゃない
生まれたがってるものは その成分により近い物作りのとこへいき
紙や石塑の中へ入り込む
作家さんはしょうがないから 丸ペンやインクなんかを使って
輪郭を切り落としてゆく
目にみえるものに ふれられるものに

そのかわり 作家さんはおもうのだ
この子の手 指1本づつの間 腕 背 耳 鎖骨 唇 

体中 何処も

私の指のふれていない所は ないのよ
 

 
言葉の呪縛 音の呪縛 視覚の呪縛の 
心の内郭すれすれまで腐食する行為。
心は縛られたいと こわされたいと 思うのだ 

それは恋愛という行為にかぎりなく近い 
強い痛みを伴うが いつまでも続くものではない
心を倒壊させること そのいたみでしか 
心の輪郭を手に取ることはできない 

呪縛されるのも 才能が必要 
受信者は其れなりの代償を支払った経験が必ず有る

そう だから恋心と 何かが結びついていると思っていた 
違う 恋心も抱けない様なものには 価値が無い 




19++年製 普通タイプ
型落ち アンティークとも なりつつあります

何しろ中古で旧式な私は パーツも取り寄せに時間が
...てわけでは ありませんけれど
壊れると メンテがとっても大変

要らない重い機能も搭載
予測装置が磨耗して 過敏に反応
あれこれ 考え過ぎるのも 旧式ならでは

聴く機能は 最新型より高い機能も積んではいますが
思ったことを 正しく伝える機能はバージョンアップ出来ない
...てわけでは ありませんけれど
時々 物に 八つ当たり

音楽 海 空 藤棚 桜 強く動く感情に反応する
眼球自動洗浄装置
時々 パッキン緩みっぱなし

それでも 19++年製 普通タイプの私
暖気に時間がかかっても 防水機能はばっちりだし
それなりに 使い勝手も 良くなりつつあるってもんです。



†本日の 愛らしいさん†
「ドリーマー」の為の挿絵3

2005/02/05 (Sat) 




ねむれない ねむれない 
まぶたの裏は 花柄模様
ねむらない ねむらない
頭の芯には  硝子の塊

ひとの声 何百人の咀嚼音
電球が割れる   軽い音
ピアノの いちばん高い音
耳元で 話しかける 誰か

答える私?

どこまでも どこまでも
登る階段  降りる足下
どこまでも どこまでも
目をつむっても 目を塞いでも

久しぶりね、夢でだけ 時々逢うね 
今日は 青い 青い空なのに 笑ってるなんて
ねぇ
貴方も大人になってる



†本日の 愛らしいさん†
徳間書店さんに 怖ーい悪夢のイメージを
って頂いた問題小説 掲載「ドリーマー」の為の挿絵。

2005/01/22 (Sat) 



「アンダルシアの犬」を観たのは高校生の頃。

海の近くの町に、不思議な絵の学校があります。
町外れのくせに 1階にアール・ヌーボーのお店。

かなりひび割れた鉄筋コンクリート。
何故か新興宗教の教会が下の階にあったり
今は違いますけれど、その頃は廊下のポストに鍵があって、
夜中でもいつでも入って作業出来ました。

トイレの洗面台では鳩が巣を作って育っていたり
お化けの噂がたえなかったりの不思議さですが、
学校が終わると制服のままそこに向かっていました。

みんなは絵の学校に行く為の受験デッサンを。
私はみんなの邪魔を。
朝までいて、先生のテンペラ用の卵を盗み、
木炭デッサンのパンの耳をいただいて学校に...。


東京帰りのOBさんや、色々な人の集まるところで
思えば「解剖学アトラス」を初めてみて
その日はごはんが食べられなかったのもそこでした。

「アンダルシアの犬」見た時、余りのショックに
気が遠くなりました。

こんな仕事をしていても、医療器具大好きでも、
眼に何かとがったものが向かうと極端に怖いのは...。
おそるべし。アンダルシアの犬。


†本日の愛らしいさん†
観ざる。

2004/09/23 (Thu) 





贈るつもりの言葉や写真を 直前根元で切って閉じて枯らして
携帯電話の中で澱にするのが癖になってる

世界の流れは早すぎてそれでもまだまだいつもいつも
何かをおもうおもう度にねえ 綺麗みて みてっていいたかった

何故なら世界は一人で観るには特別すぎる
色を音を匂いを景色を街を灯りをみつめることも
手に  頬に触れることも

畏怖することも。



†本日の愛らしいさん† 
云わざる。