こんにちは♪
先ほどトイレ掃除していたら
ふと思い出したハナシです
たまーーーに思い出しては、
クスッとします
大学は、教育学部の音楽科でした。
今はピアノの先生もしています
私はピアノ科なので、
3回生になった時に、
ピアノを教えてくれるS先生かF先生のどちらかの門下生になるか選びます。
高校生の頃からS先生に習いたかったので、
迷わずS先生を選びました。
このS先生がめちゃくちゃ怖い先生で
門下生になった初めの頃
週一のレッスンでは、
『才能ないから辞めれば？』
『なんでピアノやってんの？』
『ぜんぜんできてないね』
弾いてる途中に楽譜をバーンとしめる
そんな言葉を当たり前のように言われていました。
今なら、
自分の練習量が圧倒的に足りないのだと分かりますが、
当時は初めてのレッスンスタイルに萎縮してしまって
レッスンでS先生の前では弾けなくなって
またS先生に厳しい言葉を言われる…
レッスンが終わると
練習室にこもって泣いていました。
マジ泣きよ…
レッスンで全然ピアノを聞いてもらえなくて、
先生のおすすめのオーディオの聴き比べに付き合わされたり
若い頃の免許証の写真を見せられたりする時間と化して
ろくにレッスンにならない日々が続きました。
そんな日が2〜3ヶ月続いたある日のこと
レッスンが始まる前から憂鬱だった私。
やっぱりその日もS先生の言葉は厳しくて激しくて、
レッスン後、練習室にこもってシクシクと泣いていました。
ザ・悲劇のヒロインw
さめざめと…
でも、この日は違いました！
さめざめと泣きながらふと気付いたのです
え、私なんで泣いてんの？と
なに悲劇のヒロインやってんの？と
アホらし、さー練習しよ！
スッと涙が引いて
ピアノに向かいました。
あれから20年近く経とうとしていますが
（え、そんなに経ったんだ！）
今でもあの時の我にかえった感覚は覚えています。
我に返ったというか
しらけたというか
飽きたというか…笑
ちなみに、その後すぐではありませんが
私が自分でも
「あっ、弾けるようになったな！」
と思ったタイミングで
S先生は
『ようやくレッスンできるようになったか。これで教えられる。』
と、いろんなことを教えて下さるようになりました。
そして私もそれまでとは比べようもないスピードで上手くなっていきました。
やっぱり
私の練習量と練習の質が足りないだけでした。
高校までは、
ある程度のレベルに行くまでの練習の過程も
先生におんぶに抱っこでサポートしてもらっていたけど、
大学に入ったら
ひと通り仕上げるレベルのところまで
自分で行かなくてはなりません。
S先生は、
私が本っっっ当に学びを得たいのか
その姿勢ができるまで
ずっと待っていたのでした。
S先生のあの指導（？）がなかったら、
私はいつまでも
“してもらうのが当たり前の精神”
だったでしょう。
悲劇のヒロインって
被害者意識とも言えるし、
被害者意識って
他人任せで
自分では責任取らないってこと。
常に人のせい。
私は悪くない（＝あなたが悪い） の精神。
学べて良かった
大学ですごく大切なことを学びました。