毎日通る幼稚園までの道に大きい眼の病院Moorfields Eye Hospitalがある。 その横に長いベンチがあって息子はそのベンチをビューンと一気に走るのが日課になっている。 月曜日の朝にそのベンチに読み捨てられてあった新聞を息子が私に手渡し、走り抜けた。 わたしも一緒に横を走り、新聞をベンチに置いた。 後ろから「ちょっとマダム!」と叫ぶ声が聞こえ、振り返ると怒り顔のおばさんが「ゴミはゴミ箱に捨てなさいよ!」とおカンムリ。 私が「私のじゃないの。はじめっからここにあったのよ」というと怒りのおばさんは「じゃー、あんた拾ったんだったらあんたがゴミ箱まで持ってきなさいよ!」と言い返してきた。 ちなみにこのロンドンは読み終わった新聞や雑誌をバスや電車の中に置いてくのが普通だ。 公園だろうがベンチだろうが読み捨てられた新聞雑誌があれば次に読みたい人が拾って読んでまた次の人に...って具合に。 読み終わってポンって隣の座席に置いた途端、それもらってもいいですかって聞かれるのも普通。 是非日本にも取り入れたい習慣だ。 道路に新聞が異常な量散らばっているのは見るに見かねるけど。 話は戻って、そのベンチの横にゴミ箱があれば話は別だけど、そんなに私はお人好しじゃない。 「他に読みたい人がいるかもしれないし、私急いでるから。」 と私がいうとおばはんはぷりぷりって猛スピードでブツブツ言いながら去って行った。

火曜日にピカデリーサーカスPiccadilly Circus近辺に用事があって行った。 ソーホーSohoで横断歩道を渡ろうとして歩行者用信号がないことに気がついた。 自動車用信号はあるのに。 これは交通量の多いロンドンの盛り場でよくあることだ。 いくら待ってたって車なんて途切れることなんてないから、自分の判断で渡るしかない。 右見て左見て横断歩道の上をユルユルと走る車たちの間をサササっと通り抜けようとしたら2秒前にはいなかった自転車が「ハロゥッ! どこ見てやがだー!!」と叫びながら私の真横を横切る。 唖然としていると私の真後ろを歩いていたおじさんが「このレディを攻めるのは間違いだ!」と叫びかえしてくれた。 おじさんは信号のことを言ってたんだろうけど、チャリ野郎はそんなこと知る術もなくサーッと去って行った。

そして水曜日。 テスコTescoに買い物に行った。 ラディッシュの値段が通常69pのところ今なら30pとなっていたので2袋買い物かごに入れた。 この国のスーパーでよく見るのが、店内の所々に設置されてるプライスチェッカー。 ピッとバーコードをスキャンするとそれがいくらか表示される。 ちょっと気になってラディッシュをスキャンしたら、ほらね、69p。 仕出しをしてるお兄さんにそのことを説明すると「じゃあ、レジに行っていくらかもう一回確認してみて」と言われた。 プライスチェッカーででてくる値段ととレジが違うのは一大事だろう、と思いながらもそのお兄さんは何もできないと言うのでレジへ。 やはりレジでも69p。 レジのお姉さんは「私は知らない」と無責任なことを言い張る。 じゃー責任者だせと言っても「うーん...」と手応えがない。 もうこうなったらラディッシュは問題じゃない、正義だ。 嫌がるお姉さんを無理やりラディッシュ売り場まで連れて行き「ほらね」と胸を張り鼻高々に値段を見せた。 その甲斐もなくお姉さんは「あらーこの値段取り替えなきゃねぇ...」と言いレジに戻って行った。 はぁ? 違うだろう! プリプリしながら店を出て、ハッ!と怒り狂っている自分に気がついた。 月曜火曜と「みんな怒り過ぎーchill chill」って思ってたばかりなのに。 大反省。 


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