変なスイッチ 飼育日記787日目 | なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま

過去から未来へと、連綿と続く時間の中で、その「中」である「今」を生きる。という言葉です。

なかいまを生きるとは、今この瞬間の自分自身を、全力で経験するということ。

ハムスターのちょびのすけに、常に全力で振り回されています(笑)

我が家のキンクマハムスター、ちょびのすけ。



昨日は、完全に変なスイッチが入ってました。



ちょびのすけが、プチプチ音をさせながら寝ています。

呼吸が苦しいのかな。

動くのもつらいのかな。


私の駄目な点を数えて、ずっと自分を罰し続けていました。



私のあれが悪かった。

至らなかった。

素人だった。

駄目だった、駄目だった。



駄目だった。





これは、子どもの頃に握ってしまった、苦しい思いグセ。

そして、そんな自分がつらすぎたから、自分は素晴らしいことにして誤魔化していた。



不自由だった私の癖が、全開になってしまった。



眠るちょびのすけを前にして、何もできずに呆然としている自分が情けなくて、母に対してもそうだったことを思い出して、とうとう夜泣き出してしまいました。



それを友だちに話して、

浮かび上がってきたのは、



私が余計なことをしたから。

私が生まれてきたせいで。




そんな思いでした。




小さな子どもの頃に、ぎゅっと握りしめていたつらい気持ちを、目の前のちょびのすけに投影して、おかしくなっていました。






かまくらの中で寝ているちょびのすけ。

大切なちょびのすけに何かあったら、私のせいだ。

怖くて悲しくてつらくて。
私の中で、なにかが膨れ上がってました。


友だちに、やばい感じになっているよと教えてもらって、

ちょびのすけに聞いてみたら?

と声を掛けてもらったことで、
普段はしないようにしてたこと。

かまくらをはぐって、可愛いしっぽやあんよを眺めて。

そして、
寝ているちょびのすけにそーっと触れてみました。



ちょびのすけは、

🐹ん?


て感じで普通に目を覚まして。


渡したりんごを、身体を起こしてあむあむと食べました。



私の心の中では、身勝手に壮大なドラマが展開されていたけれど、目の前の等身大のちょびのすけは、普通に起きてりんごを食べ、もう要らないと食べ残したりんごを、私の手の上に置いてくれました。


りんごを食べ終えて、
次にペレットを渡してみたら、

🐹要らない

と、手のひらに乗せてくれて。


そのペレットは、私の手から落ちてどこかへ行ってしまって。

そしたらちょびのすけが、拾ってまた私に渡してくれました。




もちろん、私のせいで体調を崩した可能性は高い。

だって、私が色々手を出してるから。



だけど、ちょびのすけのことは全て私のせいだとしたら、それはちょびのすけに対する随分と失礼な考えだと思った。


ちょびのすけは無力な存在で、私がすべてコントロールすべきなんだという、とてもとても傲慢な考えだ。



ちょびのすけには、ちょびのすけの生き様がある。

子どもの頃、よくケージから脱走された話なんかを、友だちに聞いてもらいながら。


りんごも渡された分だけ全部食べるわけでもなく、もう要らないと思えば返してくる。



ちょびのすけは、ちゃんと自身の事を解って生きてる。




そのことと、私のエゴで一緒に暮らしてもらっていることと、どう折り合いをつけるのか。



私が手を近づければ、ちょびのすけも顔を近づけてくれる。




そんな信頼関係が築けていることは、等身大のちょびのすけを見ていれば、しっかりわかることで。




そこに私は、自分が元々持っている不安や恐怖を乗せて見ていたんだなと。



そのことに思い至ったら、まるで洗脳が解けたときみたいに頭が痛くなって。






今朝見たら、トイレ砂は使われていませんでした。

いつも夜中に一度はおちっこをしたあとがあるのを、毎朝確認してたので、トイレに行けなかったかおちっこが出なかったか。



もしもお水を飲めていないなら、脱水になると思い、ちょびのすけが少し身じろぎしたタイミングで、声をかけて起こして、ブルーベリーとりんごの欠片を渡しました。



ちょびのすけは、ブルーベリーをすぐに受け取って、夢中で食べていました。

一粒の、種と皮以外の実の部分を3欠片。

すべて食べ終えて、人参を渡しても食べなかったので、りんごを小さく切って渡したら、半分食べました。



果物は、美味しいもんね(*´ω`*)



食べてまた、かまくらに潜り込んで寝ていましたが、


その後、ケージからカリカリとペレットをかじる音がしたので、少し安心して。



果物で水分補給しながら、ゆっくり睡眠をとって。

ちょびのすけが、心地良いと思えるように過ごしてくれたら、幸せだなあ。