立派な人になりなさい | なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま

過去から未来へと、連綿と続く時間の中で、その「中」である「今」を生きる。という言葉です。

なかいまを生きるとは、今この瞬間の自分自身を、全力で経験するということ。

ハムスターのちょびのすけに、常に全力で振り回されています(笑)

昭和生まれの人なら


きっとたくさん言われて育った。





立派な人になりなさい。




誰に?
誰に、立派な人だと、思われたら正解なの?





立派な人って、
どんな人の事なんだろう。




川に落ちた子供を助けて死んじゃった人が表彰される。
ニュースで褒め称えられる。
そういう事がたまにある。



でも、


死んじゃったよ?


その人、死んじゃったよ?







それが、正解なの?



もし、
川に落ちた子供が、
親から虐待されてて、
思い悩んで救われたくて、川に自分で落ちたんだとしても。



助けてまた、親から前より更に虐待される人生が繰り返されるのであっても




自分が死んでまで、
助けたことが正解になるのだろうか。







もし、
親から大切に育てられていた子供なら、
助けられた子供は、
自分のために、死んでしまった人のことを、
どんな風に思い出すんだろう。


その人の家族が嘆き悲しんでいる姿を見たら、
どう感じるのだろう。






助けた子どもを愛していた人たちは喜ぶだろう。

でも、死んでしまった人を愛していた人たちは、哀しむだろう。






何が正解?



どんな人が、立派な人なの?









与えられた、
正解のないお題を抱えて
私たちは生きている。






持たされた荷物は、
重たいものばかりだね。








そんな事を


考えました。