なんてメロウな響きなんだ

なんてメロウな響きなんだ

大人の事情と情事

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だいたい朝から晩まで働いていると、仕事ばかりしているような毎日なわけで、営業なんかに出ると、「日曜日ゴルフにいってね~」とか「釣りにいってね~」とか大人は休日にはそれなりに趣味を満喫するらしい。

そういえば趣味ってないな。
いつ頃まで趣味があったかを思い出してみても、中学生からはパンクロックにはまって以来、レコードやCDを買い漁っていたし、なんとなく趣味というよりも、聴かなくてはいけない、自分にはこれしかない!というようなある種の使命感みたいなものもあったように思う。

そう考えると、趣味と言えるのは、小学生の頃に作っていたガンプラぐらい?。
この前、電気屋のおもちゃコーナーでガンプラをみたんだけど、なんか凄いことになってるんだね。
僕が小学生の頃のガンプラは基本一色(ガンダムは白、シャアザクは赤みたいな)だったんだけど、今は色塗りもされているし、接着剤もいらないみたいで。凄いな!進化ってやつか。

んま、その時は買わなかったんだけど、どうにも気になってyoutubeでみたり、検索するとガンプラって結構あるのね。それこそ「簡単ガンプラ作成」とかいうサイトが。
みていると、なんとなく小学生の頃に感じたわくわく感が蘇ってくるように、何時間もみてしまった。
そして普通に切って作る事を素組みというとか、より完成度を上げるには塗装やら合わせ目を消したり、ゲート処理がどうとか、なんとなくこのひと手間の作業感に職人みたいなものを感じてときめいてしまった。
そしてアマゾンで今放映中の「ガンダムAGE」の名前はよくわからない白と赤のやつ(アニメはなんだかかわいい感じなので好みではない)、そう僕の世代でいえば、ジムみたいな量産型ぽいやつね、あれを買ってみた。そして2時間くらいで素組み(*^.^*)してみたんだけど、凄いね、可動域が。

そうなるともっと作ってみたくなり、アマゾンで検索すると、ムム!仮面ライダーがプラモデルで!。
僕が保育園児だった頃にはビニール製だかなんだかの首と肩と腰と足の付け根が回るようなもので遊んでいたものだけど、それがプラモデルで!!!。しかもガンダムの例から考えるに、かなりの可動域なんだろうな。
これは欲しい。なんたって本郷猛だ。しかも僕の名前もタケシだ。
もう運命なんだろう。もちろんサイクロン号には乗れず、カブに乗っているし、変身できないけど変態ではあるかもしれないし、実に猛とタケシは30年の月日を経て再会を果たした気分だ。

確かにプラモデルが趣味とはなんとなく恥ずかしくて言えない。しかし恥ずかしい事こそなんとなく大人の趣味の様な気がする。趣味なんて自分だけの世界だ。ライダーを動かしながら、さすがに「トゥー」とか「ライダーキーーーーック」とかは口には出さないだろうけど、心の中では子供に戻って叫んでいるのだと思う。
人間なんて心の中でしか過去には戻れないしね。

なんてメロウな響きなんだ-仮面ライダー新1号
新しい一年が始まってまだ半月しか経っていないというのに、一年が2/3くらいすぎてしまったようなこの疲労感はなんなんだろう。

働いていると、文句言ったり、悪口を言ったり、まるでそれが仕事かのような人をなだめて、「まーまー、楽に行きましょうよ」なんか言っている自分が一番楽になんか考えてなかったりして、ほんと疲れる。

こういう疲れた夜には、ニック・ドレイクとか聴きながら深みにはまって「どよ~ん」とするのもいいのだけれど、人間の声を聴くだけで、また人間を感じてしまう。
これはよくない。

こういう日にはピコピコがぴったり。と思い、赤いwiiで昔のマリオをしたんだけど、前に進んだら後にもどれないのね。今のマリオなら当然前に戻ってコインを取れたりするのだけど、いったん進むともう戻れない。

過去にも戻れないってことか。前進あるのみなのか?。
生きるのは辛いね~なんて事までは思ったことないけど、仕事してる時ぐらいロボットになって働らきゃいいのにね。たかが仕事なんだから。

とマリオをクリアできなかったから音楽でピコピコしている。
あ~、ロボットになりたい。ロボットになったら悪口や文句を聞いても情報処理だけですむんだろうな。

「ソレハイケマセンネ」
「タイヘンデシタネ」
「ガンバリマショウヨ」
なるほど、楽かもしれないけどなんとなくムカついた勢いで酒を浴びるという馬鹿な事ができるのは人間だからだしな~。

人間がいいのかロボットがいいのか。メーテル、教えてよ~。

まだ高校生だった頃、僕はパンクロックが大好きだった。パンクロックが好きな人は概ね文系で、メタルが好きなのは理系だと勝手に思っている。

そんな理系なクラスメートに山根君がいた。成績も良くまるで僕とは接点もなかったのだけど、たまたま席が隣で仲良くなるという青春ドラマみたいな出来事が高校生の頃にはよく起きうるものだ。

ひょんな事から知り合いになったが、山根君は成績も良いから勉強ばかりしていると思っていたが、家に遊びに行くと、レコードが10数枚あった。
「音楽聴くんだ~」と僕。
「勉強の合間にね」と山根君。

でかい白い家やおやつがカールとかではなくケーキが出てくる所をみると、クラッシックだな!と思ったものだが、ジャケットをみると、キル!という文字が。
病んでいるのか・・・。
いやそうではない、むしろ嬉しげに「メタリカって言うんだよ」とプレーヤーにセット。
流れてきた音楽は優雅な暮らしをしていると想像した僕のイメージをキル!。

「山根君って結構激しい音楽が好きなんだね・・・」
おい!首振ってるし!!。

それ以来なんとなく理系っぽいメガネの人と会うと聞いてしまうんだよね。
「メタル好きなんすか?」って。

今日も雨がよく降った。
台風の影響とかで被害を受けている地域ももちろんあるのだろうけど、瀬戸内沿岸は穏やかなものだな。
雨降りなのに釣りをしていたりする風景をみるとのどかなものだなと思う。
僕は仕事中だというのに、波止場に社用車をとめて、海をみていた。
砂浜なんてないけれど、気分はニール・ヤングだ。

もちろんBGMはこの「渚にて」だ。少なくともココロの中では。
この「にて」っていう邦題がいいよね。
なかなか「にて」って使わないもんね。

「飲み会どこでやってんの~」

「つぼ八にて」

これだけで、チャラい飲み会ではなく、なんとなく幹部会議みたいな響きに聞こえやしないかい?。

もう居酒屋なんて超えちゃって、政府与党の会合が…ってレベルに。

それにしてもこのジャケ良すぎ。この黄色いジャケットに白のパンツなんてなかなか着こなせないんじゃない?。曲よりもこのジャケで買い。

近所のCD屋では二枚で3000円で売っていたから、「今宵その夜」と共に購入。

近所のCD屋「にて」購入。
おう!、300万ポポポポーンと使った気分だぜ。

とにかくこういう大人になりたかった。それはそれはかっこいい大人なのよ。

大人といえばスーツが似合う。しかし今の僕は仕事でジャージを着る毎日。

大人といえばヘアカラー。しかし今の僕は金髪を通り越して白髪だらけだ。

大人といえばかっこいい車。しかし今の僕の車は先日車上荒らしにあってしまい助手席の鍵穴が破壊されたおっさんカーだ。

大人といえばオフィスビル。しかし今の僕は民家を改修しただけの屋根からは水漏れがするし、鍵をかけてもむりやりノブを回せばガコっと開いてしまうようなセキュリティーうんぬんなんて関係ない程の時代を超越した社屋。

大人といえば美人の金髪。しかし今の僕は40も超えたので、女性には興味はない…というのはもちろんありえないのだが、20~40歳の女子には相手にされない事だけはありえる。

あっという間だった。
大人って何歳からが大人なのかはわからないけど、少なくとも年齢だけでいえば、40なんてのはもう大人なんだろう。
こんな大人になりたかったのかと言われるとよくわからないけれど、どっちにしろなってしまったのだから笑える。

笑えるから楽しいのかもね。
やっぱ、ジョニーの笑顔は嘘くさくてサイコー。やっぱ昔からこの人大人ですね(^-^)/。