当時住んでいた所からお互いの両親の実家が遠く、妻としてはずっと不安な気持ちを抱えていた。


当然、世の中の子育て世帯で同じような環境の人は山ほどいると思うし、辛さなど微塵も感じさせないほど元気な人、辛いけど毎日耐えて頑張っている人の方が多いかもしれない。


ただ、そんな人達でもパニック障害になる可能性は十分にあると思う。

どんなに強い人でもこれはある日突然なることもある病気であり、誰もが気をつけるべきである。


だから妻には、なったからといって自分を責めてほしくなかったし、病気なのだから少しずつ治療をして治していけばいいと思った。


僕は、パニック障害はちゃんと病院で診断を受けて、色々な治療に取り組むべきだと思う。

何となくそれっぽいかもしれないけど、ずっと我慢していたら、もしかしたら手に負えないぐらいに酷くなってしまう危険がある。


少し話が逸れてしまったが、ちゃんと向き合って治していこうとした時に、環境を改善すべきだと考えた。

どんな治療をするより、まずは親の近くに住み、安心して暮らすことが1番大事かなと思った。


そして、我が家は妻と子ども達を義理の実家近くに移住させることにした。

義理の実家は、田舎ではあるが、私も妻も学生時代を過ごし、自然豊かで生活するにも出かけるにも悪くない場所である。


とりあえず、将来のことはどうなるかわからないが、とにかく妻にとってベストな環境を選択した。


子ども達にとっては、友達と離れ離れになり辛い想いをさせてしまうかもしれないが、まだ小学校1年生と未就園児であったため、そこまで心配しなくても大丈夫かなと思った。


ここから我が家の新たな生活がスタートした。


〜次回へ続く〜

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